日記・コラム・つぶやき

つれづれなるままに~鳥取大山へ行きました~

●鳥取県の大山町大山西小学校を訪問した。

 大山町を訪問するのは、昨年からである。
 今年も呼んでいただいた。

 今年も、大山西小で全部の先生たちの授業を参観し、私も授業をし、そして講演をする。
 楽しみにしていた。

 そして、念願の大山(だいせん)を見られること。
 昨年は、曇っていてまったく大山が姿を見せなかった。
 今年は、ずっと天気が良い。
 今年こそ大山を見られるのだと思って、意気込む。
  ★
 19日は、米子空港にセンター所長の井上先生に迎えにきてもらい、夜は、4つの小学校の校長先生たちと懇親会であった。
 大山町の小学校は、4つ小学校がある。

 楽しい会だった。
 校長先生たちの熱い思いを聞いて、うれしくなった。
 ★
 20日 大山西小を訪問する。
 
 早速全部の先生たちの授業を見せていただく。
 5分程度。
  驚く。
 先生たちの授業技量が高い。
 「おい、おい、これは、これは…」と。

 何が良いのか。
 第1に、子供たちがよく授業に集中している。
 第2に、ノート指導が徹底している。
 第3に、板書が良い。
 第4に、先生たちの子供たちに向ける視線が鋭い。
 ★
 5時間目に6年生のクラスで授業をさせてもらう。
 いつもの詩の授業。

 授業は小刻み活動法で組み立てている。
 指導言のあとには、すぐに活動を入れ、小刻みに組み立てていく。

 「ごちそう授業」ではない。
 内容は、きわめてシンプル。
 詩を黒板に書いて、子供たちはそれを写し、そして音読する。それを小刻みに繰り返す。
 そして、ところどころを(  )にしてその言葉を考えさせる。

 「味噌汁・ご飯」授業として考え出された詩の授業の方法である。

 子供たちは授業に集中する。
 集中せざるをえないと言った方が正確。
 
 次から次へと活動が指示されるから。
 しかも10秒、15秒、30秒程度の時間しかない。
 小刻みなのである。

 楽しかった。
 きっと私が一番楽しんだのである。
 
 今回の授業も、ICレコーダーで録音する。
 10回ほど聞いて、次回の授業に備える。
 次のAfter(1つ、2つの改善をする)の準備である。
 
 ★
 終わってからの講演では、「学級づくり」で行うたった1つの手立て(これが学級を軌道に乗せていく岐路になる)、克服していく「問題の授業」、「日常授業」は、小刻み活動法でいいのだという提案など。
 
 そして、最後に新しい学習指導要領の話。

 他校の先生たちもおられて、熱心に聞いてもらう。
 ★
 夜の懇親会には、センターの所長、校長、教頭、教務主任の先生とともに、3人の若手の先生たちも参加されていた。

 この先生たち(2人の先生は実際に授業を見ている)は、これからの教師人生で期待が膨らむ人たちなのである。

 鳥取県で有数の授業人に3年間でなれる方法などを伝える(笑)。
 それができるかどうかは、志がどれほどのものかで決まる。
 ★
 19日も20日も期待に反して、天気は曇り。
 大山は一度も姿を現さなかった。

 21日12時30分の飛行機なのだ。
 朝起きたらすっかり晴れている。

 午前中、大山の麓まで車で連れて行ってもらえるという。
 わくわくする。

 しかし、今日も大山は雲をかぶって見られなかった。
 よほど大山に嫌われている(笑)。

 もう一度来いというお告げであろうか。
 
 

 

 

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相談を受けて~1年生の世界を楽しむこと~

  高学年ばかり担任してきて、初めて1年生を担任している先生からの戸惑いの相談が入りました。

 以下の通りです。

 ★ ★ ★
低学年の指導についての相談です。
これまで高学年ばかりで初めての一年生担任です。

高学年担任ばかりをしていたからなのか低学年の騒然としたあの感じが我慢ならないのと同時に、学級としてまずい状態だから何かしなければいけないのか、低学年は普通こうだから大丈夫だよという状態なのかが全くわかりません。

具体的には
●高学年だと多少騒がしくても「〇〇くん、よく話聞いてくれてるね。」たどと言えば大体すぐに落ち着くものですが、一年生はその褒め言葉すら聞こえないで騒いでいます。10回ほどそんな褒め言葉を繰り返して、やっと落ち着くこともあれば、時には少し口調を強くして強制的に落ち着かせることもあります。

●さらに話を聞いていない子も必ず5人くらいいて、その子にものすごく目がいきます。下を向いている、隣としゃべる、地面をいじるなどです。5人くらいならやはり目をつぶるべきなのでしょうか。私はどうしても気になって、〇〇聞いてる?大丈夫?などと言ってしまいますが。。
それでも、中には同じ質問をしてきたり、自分のやる事や並ぶ場所などがわかっていない子もいます。

●リーダーシップを取る子があまりおらず、おふざけやお遊びにすぐ同調してしまいます。「今はやめとけよ」などという子がほぼいません。それでまた怒る。


こんな感じで、荒れてるとかでもないですし、他の先生から褒められることもあるのですが、自分自身がこれまでの高学年のイメージが基準にあるので、到達ラインが高すぎる?のかイライラしてしまいます。

高学年イメージが邪魔していて、一年生としては優秀ではないにしても、普通のクラスにはなっているのでしょうか。

それとも、やはり私の感覚通り、クラスは荒れていて、今後改善為に多大なる努力をしていかなければいけないのでしょうか〈もちろん優秀なクラスでもさらなる向上をさせなければいけないわけですが、、〉。

これまで高学年担任として、教師主導で、統率した雰囲気でやってきていたので(鬼監督とかそういうイメージではなく、楽しませながらもやるところやらせたり、自分が中心にいる感じです。例えが変ですが明石家さんまのよう感じです。)、そのギャップをものすごく感じます。
投稿: カナリヤ
 ★ ★ ★

 この戸惑いは、私が初めて6年生から1年生の担任になったときのものと同じです。
  よく分かります。

 今までは「右!」と言えばさっと動いていた子供たちが、そうはいかないのです。
 1つ1つの学習規律の定着も、今までと2倍も3倍も時間がかかります。
 一々にぐったり疲れてしまうわけです。
 
 今までは2,3つまとめて指示を出せば子供たちは動いてくれたのが、まったく通じません。「先生、次何やるの?」と今言ったばかりのことを何人も聞きます。

 低学年は、指示についての「一時に一事の原則」が分かっていなければ、指導できません。
 ★
 こんな戸惑いですね。
 私は、カナリア先生が、こんな世界もあるのだと戸惑いを覚えられたことは実に良いことですよ。

 決してクラスが荒れているわけではなく、高学年的な指導が低学年では通用しないということなのです。

 子供たちは、1,2年生はこんな具合なのです。
 
 3,4年になると、ちょっと変わってきます。
 とくに、4年生の夏休み以降は判断力がついてくるわけですから、とても大切な時期になります。
 
 そして、高学年。今は女子が思春期を迎える子が多く、大変です。それに比べ、男の子たちの幼さが目立ちます。

 低中高のいずれの学年でも、それぞれに指導が違ってきます。
 
 だから本来は、高学年ばかりとか、低学年ばかりとかを固定して持つべきではないのです。
 
 でも、学校事情でそうならざるをえないのですね。
  私も最後の10年以上は、高学年でした。

 若い頃に4回1年生を担任することがありました。
 その時の経験はものすごく貴重なものでした。
 
 高学年ばかりを持つと、こちらの心がかさかさに渇いてしまう経験がありました。
 しかし、その後低学年を持つと、心洗われる思いになりました。
 ★
 低学年は、複雑ではありません。
 簡単な基本原理で動いています。
 活動的なことが大好きですし、おもしろいことが大好きです。
 しかし、ねばり強い継続は苦手。
 
 幼児期や低学年の頃は、「動」の時間と「静」の時間を意識した子育てをしなければなりません。
 そのバランスが大切です。

 「動」の時間を数多くもった子供は、落ち着きがなく、少しでも静かにすることがむずかしいのです。
 こんな子供にカナリヤ先生もきっと手を焼いていますね。
  それは、「静」の時間をあまり持たないで子育てをしてきた結果が出ています。
 
  1年生の担任の時は、読み聞かせを数多く取りました。
 「静」の時間ですね。
 
 わざわざござを教室に準備していて、このござにご招待という形で特別の空間を作るわけです。
 そこで静かに絵本の読み聞かせをしました。

 1年間が過ぎるとずいぶん落ち着いてきますよ。
 ★
 低学年はどんな子供たちなのか。
 私は、「その場、おもしろ、理想主義者」と名付けていました。

 その場主義者、おもしろ主義者、理想主義者を総称したものです。
 その場主義者とは、その場で決着をつけなければ効果がないことです。
 
 ノートに丸を付けることも、ドリルなどに丸を付けることも、…ほとんどをその時間の中で決着をつけるようにしました。
 その場で、ほめ、認めていくのです。
 
 授業の中に、その時間を組み込むようにしました。
 それがどれほど子供たちのやる気を生み出すのか。

 おもしろ主義者とは、おもしろいことには男女とも掛け値なく惹きつけられること。
 笑うことが大好き。
 だから、笑わせておけば、もうそれだけで先生が好きになるのです。

 理想主義者とは、先生が「こうしよう!」ということには、掛け値なく従っていく存在なのです。
 ただし、認め、ほめ、励ましてあげることが必要。

 この3つのことをやっていけば、クラスはうまく軌道に乗ります。
 
 でも、このことは中学年でも、高学年でも、同じ事ですね。
 ただ、低学年は、顕著に反応するのですから。
 ★
 カナリヤ先生、1つ1つの指導は時間がかかりますが、そのうちに効果が現れてきます。
 
 時間がかかるのです。
 教えることはそんなに多くはないのですから、じっくりと構えて1年生の世界を楽しんでください。

 
 

 

 

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年若き友へ(3)

  教師人生をすべてに優先して考える人がいる。

 自分の時間も、家族の時間も、すべて犠牲にして、教師の時間につぎこんでいる人がいる。

 私は、そんな人生を送ってこなかった。
 普通の人は、そんな人生をおくるべきではないとも、考えている。

 人は、「個人としての存在」「家族としての存在」「社会的な存在」を生きる。
 もちろん重なるところはあるが、バランスを取って、3つを生きていかなくてはならない。
 
 教師人生にすべてを注いでいる人は、「社会的な存在」としての自分に過大な時間をかけている。
 個人としての存在も家族としての存在も、極めて極小化されている。
 バランスを著しく欠く。

 欠いたらどうなるか。
 どこかでしたたかにしっぺ返しを食らう。

 「個人としての存在」の時間を欠いたらどうなるか。
 定年を迎えて、何も仕事をすることがなくなったら、ぽっかりと何もない自分に気づく。
 肩書きだけで生活してきたしっぺ返しである。

 「家族としての存在」の時間を欠いたらどうなるか。
 離婚の危機が迫る。
 子供たちから総スカンを食らう。
 そんな人を私は何人も見てきた。
 
  「社会的な存在」の時間を欠いたらどうなるか。
 仕事ができない。
 ベテランになっても、初任者と同じような授業しかできない。クラスも持てない。学校の仕事も思うようにできない。
 そんな人たちを、何人も見てきた。

 人の一生は、とても平等にできているから、どこかでうまくいっても、どこかでしっぺ返しを食らうことになっている。

 そのしっぺ返しを少なくするには、3つの時間を丁寧に生きる以外にない。

 この3つの時間を教えてくれた思想家吉本隆明さんは、以下のように書いている。
  ★ ★ ★
 「個人としての個人」
 「社会的な個人」
 「家族の一員としての個人」
 この3つは次元が違いますから、何か問題が起こったときの解決の仕方も違います。ごちゃまぜにしないで、それぞれ別個に考えることが必要です。
 そうしないと、個人だけで解決するべきことを、国家の問題に直接適用して考えてしまったり、他人の精神的な問題を、自分と同じように考えて首を突っ込んでしまったりという間違いをしてしまうことがあるのです。
     『13歳は二度あるか』(吉本隆明著 大和書房)
 ★ ★ ★
 吉本さんは、「個人としての個人」を個人幻想、「社会的な個人」を共同幻想、「家族の一員としての個人」を対幻想と展開された。
 むずかしい。
 
 しかし、この考え方を知っていると1つに突っ込んでいく存在の仕方を避けることができる。

 私も、どうしても教師の仕事に突っ込んでいく傾向を持っていたので、この考え方がそれを避けさせてくれた。どれほどありがたかったかしれない。
 
 ぜひとも若い人たちは、この考え方を身に付けてほしいと願っている。(終わり)
 
 
 

 

 

 

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年若き友へ(2)

  ひとかどの教師人生をおくりたいと願うなら、そこに「時間」をかける必要がある。

 
 才能や能力が左右すると考える人は多い。ちがう。
 かける「時間」の量である。
 
 たとえば、イチローのこと。
 あの細身の体で、世界のトップレベルの記録を重ねている。
 
 なぜ、そんなことができるのか。
 それは、かける「時間」の量がはんぱでないから。
 
 階段を上るときも、食事をしているときも、そのことを考えている。
 すべての時間を野球人生にかけている。
 だから、それができる。
 
 もう1つ、徹底したルーティンをしている。
 朝起きたら…、昼はカレーライスを食べる、球場に行ったら、…。
 
 きちんときまったルーティンをかたくなにこなしている。
 
 この世のあらゆるものは、「繰り返し」によって成り立っている。この世の本質は、「繰り返し」である。
 
 だから、イチローは、この「繰り返し」(ルーティン)を存分に、徹底して使い切っている。
 ★
 野球界の大スターイチローという極端な例を出したのは、そこから学ぶものが同じだと思うから。
 
 かける「時間」と「繰り返し」(ルーティン)。
 
 ひとかどのことをしようと思うなら、この2つを意識することなのである。
 
 この2つは、その気になれば誰にも平等に与えられている。
 
 

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「味噌汁・ご飯」授業 算数本 出版記念セミナー のお知らせ

   「味噌汁・ご飯」授業(算数本)

          出版記念セミナー
                                                                                     司会 清水
 
  もっとくわしく「ときかたハカセ」を提起!
    インプットの授業はどうしたらいいか!
    さらにレベルアップする授業をするには!
1 日時 10月21日(土)
     受付12:30~
     13:00~17:00
 
2 場所 大和市富士見文化会館(1階の会場)
3 会費  2000円(学生1000円)
  懇親会 4000円
4 人数      40名
5 プログラム
 ①算数の「味噌汁・ご飯」授業を提案する     秦
    13:00~13:40  (40分)
 
 ②「ときかたハカセ」を提起する      野中
     ○A,B,C型の提起         
    13:45~14:35(50分)
  <休憩 14:35~14:45>
 ③ 例題指導(インプット部分)をどう授業化するか 14:45~15:25(40分)                                武井
                                     井上
  ○授業と解説
 ④ 確実にクラスのレベルを上げていく  野中   佐藤(10分) 櫻井(10分)

  「復習テスト」の作り方と実践報告 ~共同研究の報告~  
 
  15:30~16:10(40分)
 
   <休憩 16:10~16:20>
 
 ⑤ Q&A                野中 
                        小島
  16:20~16:50(30分)
※学年ごとの「ときかたハカセ」(11月からの単元)
 を冊子にして販売します(低中高別300円)。
   ○東京書籍(1年~6年)
  ○教育出版(5年)啓林館(6年)
  申し込みは、以下のところでお願いします。
 
  https://ssl.kokucheese.com/event/entry/484674/

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年若き友へ(1)

   私の甥と姪が、教員採用試験に合格した。

 うれしい知らせに、我がことのような喜びを味わった。
 だが、2人とって、このことは出発点に過ぎないのである。
 これからなんだということ。
 
 目標を達成してつかの間、1年目に辞めていく初任者は数多くいる。
 この中には、教師への大きな期待と夢を膨らませていた人たちもいるはずである。
 それを無残に打ち砕いていく。
 
 何とかしたいという思いで、これまで初任者指導の研修に関わってきた経緯がある。
 
 最近何をすればいいか、それがはっきり見えてきている。
 今までも本にして明らかにしてきたが、なお一層きちんと形にしたいと願っている。
 緊急の課題である。
  ★
 私は、「教師人生」を以下のように考えてきた。
 
 まず最初の10年間は、「モノマネ」の時代。
 さまざまな本を読む。さまざまな研修を受ける。授業を数多く見る。
 そこでマネしたいことを実践してみる。
 
 数多くマネをして、数多く失敗する。
 そして、自分の中に落ちてくるものを自分の実践に取り込む。
 そんな時代が10年間ぐらい続く。
 
 最近は、本を読まないでネットで済ます先生が数多い。
 もったいないこと。
 もう自分の教師人生を狭めてしまっている。
 
 本はその人の教師人生をかけて書かれたものである。
 そこから学ばない手はない。
 引き出しを数多く蓄えることは、大切なこと。
 
 これからの教師人生を歩んでいくには、この10年間でどれほど蓄えられるか、勝負になる。
 ★
 次の10年間は、自分の教師像を作り上げる時代。
 もうモノマネの時代は終わりである。
 (決して蓄えをするなという意味ではない)
 
 自分なりの教師像を作り上げていく。
 自分は何が得意で、何が苦手なのか。
 何を伸ばしていくか。
  自分にしかできない教師像を作り上げていく。
 ★
 もう1回自分を変えなければならない時代が来る。
 40代の中盤から50代へかけての時代。
 
 ほとんどが管理職に進んでいく。
 今までは自分に向けていたベクトルが、ほとんど学校や他の先生方へ向けられていかなくてはならない。
(管理職にならなくても、これは変わらない)
 ★
 ざっと簡単になぞればこんなことになる。
 モノマネの時代で終わる先生がいる。数多い。
 それで良いのだと思い込んでいる。
 
 また、そのモノマネさえしない教師もいる。
 こんな先生も数多い。
 自分の教師人生を極端に狭めてしまう。
 
 いつ学級崩壊などの憂き目に会うか、細々とした危うい一本道の人生である。
 
 
 

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野口国語継承セミナーのお知らせ

  野口国語の継承セミナーが開かれる。

 横浜で第1回のセミナーである。
 
 第1回「野口国語」継承セミナーin横浜

~国語科授業の指導技術を磨く~

【目的】

 確かな学力形成を図るため、野口芳宏先生のもつ指導技術と教育理論を学び、他者に伝達できる力を培い次代に継承する。

 (1)学力を保障するための指導技術と根底にある教育理論を学ぶ。

 (2)学んだことを活かして国語科授業の活性化を図ると共に、職場等に還元する。   

※ブログ http://ngkeisyo.blog.fc2.com/

 

◆期日 平成291028()10:20 16:35

テキスト ボックス:  横浜駅(東口)から徒歩10分
 横浜市営地下鉄「高島町」駅から徒歩1分
 横浜高速鉄道みなとみらい線「新高島」駅から徒歩5分
 京浜急行「戸部」駅から徒歩5分
◆会場 大学(横浜市西区桜木町7-42)

 

 ◆日程(若干の変更は有るかも知れません)

  9:3010:20  受付

 10:20      開講挨拶と日程説明

 10:3012:00  説明文教材の模擬授業

         ①瀧澤 真  4年教材「便利ということ」教育出版 20

         ②佐藤秀樹  5年教材「生き物は円柱形」光村図書 20

         ③井関和代  5年教材「動物の体と気候」東京書籍 20

 野口先生の指導助言  30

 12:0013:00  昼食・休憩

 13:0014:30  物語文教材の模擬授業

         ④小路健太郎 1年教材「おてがみ」教育出版            20

         ⑤早川広幸  4年教材「ごんぎつね」東京書籍          20

         ⑥丸岡慎弥  5年教材「大造じいさんとガン」東京書籍 20

 野口先生の助言指導 30

 14:4515:30  野口先生の授業 「詩歌」 45分 

 15:3516:20  野口先生の講話「国語教師の自覚と使命」  45

 16:2016:30  「模擬授業受講書」伝達(6名へ)とアンケート記入

 16:3016:35   閉講挨拶と次回予告

 17:3019:30  懇親会(野口先生を交えて、会場近くにて希望者で)

◆参加費 3,000円 (当日受付で)

◆申し込み方法

 ①お名前 ②所属(県名から) ③連絡用アドレス ④懇親会希望の有無を記入の上、

 松澤正仁(saffron@mxi.netwave.or.jp)まで申し込んでください。

 【件名】第1回「野口国語」継承セミナーin横浜 参加申込

「こくちーず」からの申込みもできます。http://kokucheese.com/event/index/475681/

※参加者へ「第1回記念特典」有り

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文ヶ岡小の訪問(3)~「授業の振り返り方」について~

      文ヶ岡小訪問記(3)

      ~「授業の振り返り方」について考える~
 研究授業などをする。
 一生懸命教材研究をし、さまざまな授業の準備をし、精一杯の授業を披露する。
 ほとんどの先生が行う。
 
 終わればそれっきり。
  「終わったあ~~~」となる。
  私もそうであったので、えらそうには言えない。
 
 ただ、これからが本番である。
 Afterの仕事が残っている。
 私たちは、このAfterの仕事をいい加減にしてきた。
  この振り返りをきちんとするようになったら、授業は格段にうまくなるはずである。
 ★
 文ヶ岡小の先生たちに、「振り返りの方法」を提起する。
 「もしこれから提起することを3年間継続してやれたら、大和市の教員の中で3本指に入る授業者になることができます!」と。
 
 ほらを吹いているわけではない。
 ほんとに私はそう思っているからである。
 
 これから提起することは、北海道の中学国語の教師である堀裕嗣先生が若い頃通勤の車の中で毎日繰り返したと聞いたことである。
 
 網走小でみごとな授業を展開した渋谷渉先生(今石狩市で指導主事をされている)も、若い頃毎日実践したと聞いた。
 他にも多くの実践家たちは、昔から繰り返してきたことなのである。
  ★
 昔、斎藤喜博先生や向山洋一先生は、100回の研究授業をせよと言われた。
  これをやると、確かに格段に授業がうまくなる。
 
 それは、当たり前。①②を繰り返しているから。
 
 ①数多くの教材研究を行う。
 ②多くの人に見てもらえる。意見ももらえる。
 
 うまくなるのは当然である。
 しかし、普通の教師に、100回の研究授業ができるはずはない。
 寝食を潰して、授業にかかりっきりにならなければできないこと。
 
 普通の教師ができることは何か。
 そのように考えた。
 
 そこで、次の③のことを発想した。
 
 ③自分の授業を客観視することはできないか。
 授業は、自分がイメージしている授業と、実際に実現している授業とは、まったくの別物である。
 
 そんなことは自分の授業を録音してみれば、すぐに分かる。
「こんなことは言ってないよ!」
「どうしてこんなにしゃべってばかりいるのか!」
「意味が分からないことをしゃべくってる!」
 …………
 こんなことに気づく。
「そうなんだ!この録音を続けていけばいいのだ!堀先生や渋谷先生がやったことを意識してやればいいのだ!」
 
 そこで私はネーミングして「一人研究授業」と名付けた。
 次のようなシステムにした。
 
 A 月に1回、録音した授業を聞く(もちろん、1週間に1回、2週間に1回ができればなおいい)。
 
 B 我慢して最後まで聞く(最初の場合、15分ぐらいしか聞けない。あまりにもひどい声、脈絡のない授業に辟易するからである。でも、それを子供たちは毎日5,6時間も聞いているのだと思い直して最後まで聞く)。
 
 C 続けていくうちに、ねらいが達成できているか、無駄な言葉、癖などをチェックする。
 
 誰にも迷惑をかけない。
 「日常授業」を月に1回録音して聞く。
 それだけである。
 
 しかし、これができない。
 自分の授業を聞くというのは、一番辛いことであり、嫌なことなのである。
 だから、ほとんどやりたがらない。
 
 自分の欠点やマイナスのことには目をつぶりたい、向き合いたくないと思う。人は、そんなものである。
 
 だが、これに向き合ったら、間違いなく自分の授業の殻がむける。
 挑戦してみないか!ということである。
 
  「私の授業は今までここが問題でした(Before)。
  だから、こう変えてみました(After)。」
 
 これがきちんと言えるように、Before、Afterを洗練するのである。
 ★
 「味噌汁・ご飯」授業を3年間にわたって実践した北海道の大曲小学校は、この「一人研究授業」も実践した学校でもある。
 
 この3年間の中で、K先生、I 先生、I 先生などのすぐれた実践家を生みだしている。
 この先生たちは、40歳前後の先生たちだったのである。
 
 中でも、K先生が提起した国語、算数の授業は格段のレベルだと思っている。
 
 「ごちそう授業」的に優れているのではなく、毎日このような授業をやっているのだという意味である。
 
 うまい授業をする先生たちはいっぱいいる。
 でも、その授業に「日常授業」の匂いがあるかどうかなのだ。
 
 その匂いとは、明日も明後日も、この授業はなされているという匂いである。
 私は、大曲小での「一人研究授業」の成果は大きかったと考えている(この学校の実践は『学力向上プロジェクト』(明治図書)にくわしい)。
 
 挑戦してみないか?
 そう私は、呼びかけたいのである。
 ★
 私ごとになるが、私も文ヶ岡小での道徳の授業は、ICレコダーで録音した。
 最近、授業をさせてもらう機会には必ず録音する。
 1回1回の授業で、Before、Afterを作り出すためである。
 
  現役の頃に、これをもっとやっておけば、きっとひとかどの授業者になれたものなのにという感慨がある。
 
 今回の道徳の授業を聞きながら、良いじゃないかということになった(笑)。
 
 私の口癖は、「ハイ」という言葉をかなり入れることであるが、これを直すことはかなり困難。
 言葉は明快。聞き取りやすい。
 これは毎日朝、発声練習をやっている成果であろう。
 
 10回ぐらい聞く。
 そして、次の9月20日の鳥取大山町の大山西小で授業をさせてもらうことになっている。
  ここでさらにAfterの授業をしたい。
  1回1回進化した授業をしたい。
 
 70歳になったが、私も「一人研究授業」にこうして挑戦しているのである。
 
 
 

 

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文ヶ岡小訪問(2)~授業の見方ということ~

  文ヶ岡小の研究主任の先生から、2つの課題を与えられていた。

 「授業の見方」はどうしたらいいか。
 「授業の振り返り方」はどうしたらいいか。
 これはとても大切な課題で、ちょっと真剣に考えて講座で先生方に提起した。
 ★
 まず、授業の見方。
 「授業がうまくなる授業の見方の極意」という提案になる。
 先生方は、研究授業を見に行く。
 何を見るのか。どこを見るのか。
 それぞれ人それぞれである。
 ただ、漫然と見ているだけでは、自分の授業がうまくなることはない。
 人の授業を見るのは、自分の授業をうまくするためである。
 こういう視点がないと、ほとんど時間の無駄遣いになる。
 ★
 たとえば、保護者の参観授業。
 親たちは何を見るのか。どこを見るのか。
 親たちは、我が子を見る。ただひたすら。
 
 他は漫然と見る。
 担任の評価をするためである。
 どこを見るのか。
 
 ほとんど子供たちの挙手の多さを見る。
  挙手する子供が多いと、この先生は授業がうまいと思う。
 挙手する子供が少ないと、授業が下手だと思う。
 家に帰ったら、ラインでその評価具合を他の保護者に連絡する。
 「先生の授業は下手くそだったわよ。今年ははずれね」と。
  よくあることなのである。
 このレベルに教師も陥っているとすると、時間の無駄遣いになる。
 だけど、あるのではないか。
 そのクラスへ行き、挙手する子供が多くいると、まず「活発な子供たちが多く、とても積極的に授業に参加していました」という感想になる。
 
 私たちはこのレベルに陥らないようにしなくてはならない。
 
  ★
  じゃあどうすればいいのか。
 
 1つの授業を見るごとに、Before、Afterの違いを自分の授業に作っていけるか、それが問われる。
 どうするのか。
 授業はさまざまである。うまい授業があり、つまんない授業もある。
 うまい授業からしか学べないというのは勘違い。
 どんな授業からでも学べる。
 この授業から学ぶこと。
 ①まねできることはないか、自分の授業に取り入れていけることはないか。
 ②ここは私ならこうする。
 この2つの視点から授業を見るわけである。
 そして、今までのBeforeから、Afterへ変えていく。
 ちょっとでもいい。
 すぐにAfterはむずかしいかもしれない。でも変えていく。
 「○○先生の授業を見せてもらって、私の授業はここが
  変わりました」
 このように言えるBefore、Afterを作り上げるのである。
  ★
 このような「授業の見方」をきちんとすることができれば、
自分の授業は格段にレベルアップしていくことになる。
 
 繰り返しになるが、人の授業を見るのは、自分の授業をレベルアップしていくためである。
 このことを忘れてはいけない。
 
 
 

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学校は早く留守電にすること

  教員の長時間労働が問題になっている。

 やっと教育界も、この問題に取り組み始めている。
 やっと、やっとなのである。
  小室さんの言われていることが、フェイスブックに載っていた。
 小室淑恵さんというのは、株式会社ワーク・バランス代表取締役社長をされている方で、二児の母親でもある。
 
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小室 淑恵フォローする

日経電子版
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今年の6月5日に文科省のヒアリングに呼ばれて、提言してきた内容の大半が採用されました!今、私達がコンサルティングに入っている、小学校や中学校で、18時を過ぎたら学校の電話を留守電に切り替えることで、先生が明日の授業準備に集中できる環境を作っています。すると、残業が減り、保護者満足度があがり、持ち帰り仕事まで減少した!という成果が出たのです。こうした具体的事例を示したことで、今までにないほど、文科省の役人の皆さんのヒアリングの本気度が高く(今までは、どちらかというと、文科省のヒアリングは、呼ばれてもアリバイ作りみたいな会が多かった、、というのは秘密だけど、、) 今回は、当日の本気度からも予測されましたが、中央教育審議会の提言の中心に入りました。その時に紹介した事例スライドの一部を、コメント欄のところに写真としてアップしておきます。今、まさに岡山や埼玉の学校では、どんどん成果が出てきているので、教育現場でも残業を減らせる方法がかなり見えてきました。学校の長時間労働に問題意識を持っている皆さん、こうした成果を広げていきましょう!! 
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  18時を過ぎたら学校の電話を留守電に切り替えること。

 これは私がとっくにこのブログでも取り上げていることである。
 17時にはさすがに留守電にはできない。
 だから、18時には、留守電に切り替える。
 緊急のことが起こったら、どこに電話を入れるかを明確にしておけばいい。

 これだけのことでどれほど学校の教員は、残業から解放されるか。
 はっきりしている。

 中央教育審議会の提言の中心に入ったということ。
 
 教育委員会、あるいは学校現場は、早速動き始めるべきである。
 ★
 日本経済新聞には以下の記事が載っている。
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学校にタイムカード導入を 教員働き方改革で中教審提言
2017/8/29 19:20
 
 教員の働き方改革について話し合う中央教育審議会の特別部会(部会長、小川正人放送大教授)は29日、国や教育委員会、学校に対する緊急提言をまとめた。教員の勤務時間を把握するためのタイムカード導入や、電話対応の負担を軽くするために留守番電話などの整備を求めた。教育関係者らに長時間勤務の是正に向けた意識改革を促す。

 提言は「今できることは直ちに行う認識が必要」として、(1)学校で勤務時間を意識した働き方を進める(2)全関係者が業務改善に取り組む(3)国が環境整備へ支援を充実させる――の3項目に分けて改善策を指摘した。

 勤務時間を正確に把握する手段として校長や教委らに、タイムカードやICT(情報通信技術)システムの導入を提言。文部科学省の調査によると、退勤時間をタイムカードやICTで管理する公立小中学校は2割強にとどまる一方、点呼や自己申告で対応するなど、勤務時間を正確に把握しづらい学校が多数を占めている。

 また放課後に保護者らからの電話の問い合わせに対応する負担を減らすため、学校ごとに留守番電話やメールによる連絡体制を整えるよう求めた。教員が休む時間を確保するため、部活動を行わない休養日や、長期休暇中には閉校日を設定すべきだとした。

 教委に対しても、地域内の学校の業務改善計画を作るよう求めたほか、学校に依頼する調査・報告が負担になっているとして、適正な規模に見直す必要があるとした。

 文科省の勤務実態調査では、教諭の平均勤務時間は10年前から30分以上増え、小中とも1日平均で11時間を超えるなど、教員の過重労働が深刻になっている。

 29日の部会では教員が授業に関わる時間を確保するため、業務適正化に向けた論点も提示した。登下校の対応、放課後の見回り、課題がある家庭への対応、清掃、部活動、給食時の対応など11の業務を挙げ、それぞれ地域や専門家ら教員以外の人と役割分担して行うための方策や課題について議論した。 
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