日記・コラム・つぶやき

つれづれなるままに~緘黙の子供が話す~

●12月1日は、名古屋で「教育と笑いの会」に出演する。
 5分は、とびこみ授業での自己紹介の様子、そしてあとの15分は、「3・7・30の法則」の出会いの「3」日間を紹介。
 この3日間は、出会いであり、「野中先生っておもしろいなあ!」という印象を与える時間になる。
 得意の「怖い話、汚い話、おもしろい話」をする。
 ここでは、一番最初にする「へびとう〇〇」をし、そして「怖い話」の概略を紹介する。
  東京の会でも話したことであり、また名古屋にも呼ばれて話すということになる。
 もうこれで終わりである。

●12月5日、東京北区の梅木小学校へ行く。
 北区学級経営部会の授業研究会に講師として呼ばれたのである。
 6年のS先生の授業を見る。
 ベテランの先生。
 すばらしい授業。
 
 何がすばらしいかと言えば、先生も子供たちも、実に自然に振る舞っていること。
 
 さまざまな積み重ねがあることを実感される。
 今まで1000人以上の先生たちの授業を見てきたが、こんな授業は、一握りにしかいないほどである。

  私が注文をつけたのは、写真を見て、子供たちが話し合いをする時間が15分あること。
 これについて、「このクラスの子供たちはできるが、他のクラスではできない」と注文をつける。
 
 課題を細分化して、時間を短く設定すること。
  私ならば、1つの課題で3分。
 もう1つの課題で3分。
 6分で終わる。
 15分は長すぎるのではないかという注文であった。

●12月6日、鳥取へ行く。
 7日に、鳥取市立の中ノ郷小学校で、中学校区の合同研究会があり、そこへ講師として呼ばれていたのである。

 6,7日と鳥取駅前のワシントンホテルに泊まる。
 鳥取へ来たときには、いつもここに泊まる。
 鳥取は大好きな町で、ここへ来ると落ち着く。

 7日は、4時間目に4年1組でいつもの国語の授業をさせてもらう。
 事前に担任の先生と打ち合わせをしたときには、緘黙の児童がいるということでちょっと身構えて授業に入る。

 列指名でどうなるかと心配したが、ちゃんと発言する。
 そして、もう一度自分から手を挙げて発言する。
「大丈夫ではないか!」と。
 これはうれしくなる。
 
 クラスの子供たちも、反応が良くて、とても授業に乗ってくれて、改めて「授業は楽しいなあ」と実感する。

 講座は、90分。
「学級を軌道に乗せる『学級づくり』『授業づくり』を考える」。
 講師の席に私が着くと、近くの先生たちが「今日はありがとうございました」と挨拶される。
 このような先生たちなのである。
 だから、話の聞き方もみごと。
 笑ってもらいたいところではちゃんと笑いがあり、真剣に聞いてもらいたいところでは、真剣である。
 うれしくなる。
  ★
 8日、午前11:30の飛行機。
 とにかく寒い。
 夜から雪が降るという天気で、雪にあわず何とか羽田へ戻ってくる。


 

| | コメント (0) | トラックバック (0)
|

現場の教育力がここまで落ちた!

 「学び合い」の西川純先生が、フェイスブックに以下のようなことを書かれている。

 ★ ★ ★
 最近、他ゼミの学部卒業生が1年もたたずに教師を辞めたという話を聞きました。本当にビックリしました。能力的にも、性格的にも教師向きの人です。驚いて、その人の指導教員に聞いたら酷いのです。新任の彼にその学年の手のかかる子供を集めたクラスを担任させたそうです。現場の教育力はここまで地に落ちたかと情けなくなり、その学校の校長を思い浮かべ「恥を知れ!」と毒づきました。
 上越教育大学教職大学院には教員採用試験に合格したのにもかかわらず、名簿登載期間延長の制度を使って大学院に入学する人がかなりいます。私の研究室に3人います。そして、大学院1年の時に受験して合格して、名簿登載期間延長を利用して2年目を学ぶ人がいます。これって凄いですよね。働いていたら年収400万円はもらえます。2年間だったら800万円です。2年間の大学院の学費、生活費も加えたら1000万円の遺失利益があります。
…………

 ★ ★ ★
 新任の先生のクラスに、手のかかる子供を集めて担任をさせるという学校がある。その事例を西川先生は紹介している。
 その先生は、辞めている。
 ほんとに酷いことである。
 
 初任の先生は、どんなに元気で、能力がありそうに見えても、所詮初任者である。複数の問題のある子供たちへの対応がうまくできるはずはない。
 そんなことが分かっているのに、担任をさせる。
 そして、無残にも潰していく。
 
 このような事例は、珍しいことではない。
 学校は、ブラック企業と言われているが、まさにその通りのことをやっている。
 
 学校現場が、初任の先生を育てられなくなっていると聞いているが、現実には、このような事例は進んでいく。
 ★
 西川先生は、以下のようにも書かれている。 

  ★ ★ ★
 さて、私には心配なことがあります。
 新潟県小学校の倍率は1.2倍です。複数の都道府県の受験者を考慮すれば1倍を切っています。そして、新潟県には名簿登載期間の延長制度はないのです。1年後にどれだけ生き残れるか?新潟県の学校現場の教育力が問われます。
追伸 私が受験した頃の東京にはA採用、B採用、C採用がありました。A採用は確実に採用される人です。B採用はおそらく採用される人です。C採用はもしかしたら採用される人です。ちなみに私はB採用でした。その私が学力的には最底辺の学校の物理教師として採用されたのです。私が生き残れたのは、一にも、二にも、三にも、職場であり、先輩教師のおかげでした。それを思うと、学生さんが可哀想で仕方が無いです。
 ★ ★ ★
 新潟が、採用の倍率は1.2倍(私は、1.3倍と聞いていた)である。
 これは、日本で最低の倍率。
 多くの都道府県が、3倍を切り始めている。
 要するに、教師になろうとする人たちが、少なくなっているのである。

  もう1つ新潟で心配なのは、新潟の小学校で何が起こっているかである。
 前回にブログに書いたことだが、また書いておく。

文科省から「平成29年度 児童生徒の問題行動・不登校など生徒指導上の諸問題に関する調査結果について」が出された。
 都道府県別の発生件数を見る。
  小学校の場合である。
 ベスト5は、以下のようになる(1000人当たりの発生件数)。
   平成29年度
 1位 島根県  18.2
 2位 神奈川県 12.5
 3位 沖縄県  12.4
 4位 青森県  10.9
 5位 新潟県  10.0
 
 平成28年度
 1位 島根県  12.8
 2位 神奈川県  9.9
 3位 新潟県   9.2
 4位 岐阜県   8.3
  5位 沖縄県   7.1
 
 平成27年度
 1位 神奈川県  7.2
 2位 高知県   6.6
 3位 岐阜県   6.1
 4位 大阪府   6.0
 5位 島根県   4.9            

 政令指定都市では、ベスト3が次の通り。
 1位  横浜市  18.4
 2位  新潟市  18.0
 3位  相模原市 13.3
 横浜市、相模原市が神奈川県である。

 新潟で何かが起こっている、と思っていい。
 もちろん、新潟だけの問題ではないが、小学校で大きな地盤沈下が起こっている。
 それは何だろうか?


 

| | コメント (0) | トラックバック (0)
|

全員が80点以上でした!~算数の共同研究から~

  算数の共同研究を、13人の先生たちとやっている。
 初任者の先生がいて、支援級の先生もいる。

 今、その実践をされている。
 結果が、それぞれに報告されてくる。
 研究だから、うまくいく結果も、うまくいかない結果もある。
 ★
 うまくいった結果を報告したい。
 
 M先生の結果である。
 このM先生は、今年異動して、大変な学校へ行く。
 担任したのが、4年生。4クラスあり、その1クラスを担任する。昨年3年生の時、3クラスで学級崩壊あり。大変な学年。
 
  30人いる中で、特別支援の子供が13人。
 なんとも大変な状況である。

 このM先生は、「味噌汁・ご飯」授業研究会のメンバーの一員だったので、早速「味噌汁・ご飯」授業をする。
 これで何とかしようと身構えたというのである。
 ★
 このM先生からメールで、その後の結果が送られてくる。
 私と1学期に1単元だけ共同研究をして、その後自分で資料を作成されて研究を続けておられるのである。

  ★ ★ ★
 野中先生。ご無沙汰しています。Mです。
今日、小数のしくみと足し算、引き算の学習のテストを行いました。12時間、約3週間にわたるロング単元で骨が折れました。時数は、前の取り組みと違いちょうど12時間で終えました。プラスαの時間は、使っていません。
難易度もそこそこでした。
 ★ ★ ★
 
 教科書は教育出版。
 単元は、「11 小数のしくみとたし算、ひき算」。
 時数は、12時間。
 「味噌汁・ご飯」授業は、時数を増やしたりしない。きちんと決まっている時数で授業を行う。
 結果は、次のようになったという。
 
 ★ ★ ★
 なんと、全員が80点以上でした。教員人生で初めてのことです。算数本で書いた2年生のかけ算の取り組みでも、最低点は75点だったのでそれ以上の成果です。
観点別平均は、知・理94%、技能97%、考96%でした。
 ★ ★ ★
  クラスの平均は、90点をはるかに超えている。
 これはこれで目標の1つであるが、学級の実態によって低学力児が数多くいれば、なかなか90点を超えることはできない。
 
 問題は、低学力児がどうなったか、なのである。

 この共同研究の目標は、まず第1に、低学力児の10,20,30点を、60,70,80点に引き上げていくことなのである。それがどうなったのか?
 ★ ★ ★
  低学力児童の表面の成績は、
Eさん100点、S1さん100点、S2さん80点(クラス最低点)、Hさん85点、Mさん95点でした。
  ★ ★ ★
  この5人の低学力児は、1学期の頃は、以下の表面の点数を取っていたのである。それが2学期は、矢印のように変わっていく。
 Eさん→50点(式と計算)⇒100点
 S1さん→45点(大きな数)⇒100点
 S2さん→15点(式と計算)⇒80点
 Hさん→30点(概数を使った計算)⇒85点
 Mさん→40点(概数を使った計算)⇒95点
 
  どうであろうか。
  ★
 一体、何が行われたのか、ということになる。
  M先生は書かれている。
  ★ ★ ★
 私自身の復習テストと宿題プリントの作成スキル、精度が向上したこと、低学力児童の目標や願いを汲み取れたことが大きかったからだと思います。また、それぞれの低学力児童の家庭学習量が増えたことも大きいです。特に、S1さんは、お母さんが家で一緒になって特訓してくださるようになり(このご家庭は一昨年虐待の疑いで児相からマークされていました)、考え方も大分変わってきました。子供の学力の向上は、家庭の考えを変えるきっかけにもなってくれます。
「クラスに全員が80点以上だったよ。みんな頑張ったね」と伝えたら大盛り上がりでした。
  ★ ★ ★
 何をしたのか。
 書かれていることに従えば、次のようにまとめられる。
 ①復習テスト、宿題プリントの精度の向上
 ②低学力児の目標や願いをくみ取れたこと。
 ③低学力児の家庭学習量の増大
 ④保護者の考え方の変化

 この中の「復習テスト」と「宿題プリント」は、1単元の共同研究で私が作成し、その作成の仕方を伝授した結果で、M先生が自作しているものである。

 しかし、M先生は、これまで順風満帆できたわけではない。
 4年生の難教材である、「式と計算」「がい数を使った計算」では、大きくつまずいている。
 これを乗り越えての今回である。

 保護者の考え方が変化したのは、低学力児が、家庭で変わった姿を見せた結果であろう。
 保護者は、我が子が意欲を見せたら、当然変わってくるのである。
 それが、このテストの点数にあるというのは注目していい。
  ★
 このM先生のクラスのこの結果は、当然学年の先生たちに刺激を与える。
  ★ ★ ★
 今日、学年の先生たちが、なかなか算数の力が高まらないと嘆いていて、今私が取り組んでいること、成果がこのように上がったことを示したところ、この取り組みを試したいという意見になりました。
第2回目の共同研究は、少し学年に広げられそうです。
第2回目の共同研究なのですが、小数と整数のかけ算、わり算で行えたらと思っています。時期は1月中旬ぐらいからになると思います。
いかがでしょうか?よろしくお願いいたします。
 ★ ★ ★
 
 学校は、遠大な研究主題を設けて重点研究をしている。
 どんな研究成果をあげているのだろう?
 きっと研究紀要に、研究主任の作文で、その研究成果が書かれているはずである。
 先生たちに何が残るのか。
 子供たちはどのように向上したのか。
 
 私が13人の先生とやっている共同研究と比べていただきたい。
 ちゃんと子供たちを変えているではないか。
 この子供たちが、今までの自信の無さ、勉強嫌いから、「ぼくだって、わたしだって、やればできるんだな!」という自信をもち、これからの人生を意欲的に生きていくようになったら、どれほど教師冥利を感じることができるか。
 ★
 第2次の共同研究を呼びかけたい。
 ブログのコメント欄に申し込んでいただきたい。
 3学期の単元で、1単元だけの申し込みをしてほしい(コメント欄は非公開である)。
 1単元では、なかなか変化が表れにくいが、資料の作成の仕方を伝授したい。
 教科書は、東京書籍、教育出版、啓林館、学校図書でお願いしたい。

 ただ、条件がある。
 ①  明治図書の『「味噌汁・ご飯」授業 算数編』を読む  こと(これから読むということでもよい)。
 ② 実践結果を点数で報告してほしいこと(くわしくはメ  ールで連絡します)。
  ③ 問題解決学習の方法で教えないこと。これで教えると  低学力児を引き上げることはできないから。
  ④ すぐに、単元テストの問題と解答を送ってほしいこと (メールで住所などを教えます)。

  これだけである。
 先着5名様で締め切ります。12月いっぱいで資料は送れると思います。
 

| | コメント (0) | トラックバック (0)
|

つれづれなるままに~また、明日から北海道へ~

●11月16日、石川県の金沢に行った。
 コラボセミナーへの参加。
 セミナーの講師は、他には岐阜の株式会社タニサケ代表取締役の松岡浩さん、石川県株式会社ホクビ常務取締役佐藤優子さん、東京都洗足学園大学講師 高橋辰也さんなど多彩である。
 
 直接の学校関係者は、私だけ。
 そのために、学校が今陥っている問題をお知らせするというテーマで、「今、学校現場で問題になっていることは何か」を話す。
 
 東京から新幹線で2時間半。
 早朝4:30に起きて、東京へ向かう。
 
 セミナーが終わってから、また新幹線で帰ってくる。
 翌日、私が所属している横浜教職員走友会の30周年記念の会があるために、一日で金沢の往復。
 
 夜遅く自宅へ帰ってくる、というハードスケジュール。
 へとへとになって、何とか帰り着く。

●翌17日、大和市の北京飯店で、横浜教職員走友会30周年記念総会が行われる。
 私は、30年前にこの走友会を設立した1人でもある。
 あれからもう30年も経ったのである。
 
 40歳の時から50歳までの10年間、フルマラソンなどのレースに出場した。
 フルマラソンは10回走ったことになる。
 一番良い記録が、3時間17分。46歳の時に出したもの。
 
 50歳の時に、レースなどに出ることをぴたりと止めた。
 教師の仕事に専念しようと思ったわけである。
 周りは、学級崩壊が深刻になっていて、安閑としているときではないと判断したからである。
 ★
 楽しい会だった。
 総会での、一人ずつの話がおもしろくて、聞き入った。
 中には、250キロを46時間かけて(睡眠なしで)走りきった猛者もいた。
  走友会では、こういう人も出てくるのである。
 ★
 次の40周年では、もう私は80歳を過ぎている。
 生きているのかどうか!

●フェイスブックに載っていた記事。
 ★ ★ ★
  ドイツに来て一番驚いたのは、初めて風邪を引いた時。医者に「薬を下さい」と言うと「薬は出ません。風邪で必要なのは薬でなく休養。診断書を1週間出しますので仕事を休んで寝てなさい」とハッキリ言われた。「診断書はいくらですか」と聞くと今度は医者がめっちゃ驚いてた(ドイツで診断書は無料)
  ★ ★ ★

●朝日新聞 折々のことば(鷲田清一さん)<2018.11.8>より
 ★ ★ ★
 思慮の浅い者たちは、あかりは持っていたが、油を用意していなかった。
  マタイによる福音書(新約聖書)
 先の見えない、塞いだ時代だと人は言う。けれども視界が遮られているのは、未来が不確定だからではなく、目を凝らせばある未来が確実に来ることがわかるのに、すべて先送りにし、その対策に本気で着手できないでいるからではないのか。例えば人口減少、国家財政の破綻、経済成長の限界、放射性廃棄物処理の膠着。聖書のこの一節は私たちのそんな無様も思い起こさせる。
 ★ ★ ★

●明日19日から北海道へ行く。
 苫小牧の拓勇小学校を訪問する。
 また、この学校の5年生で、授業をさせてもらう。
  楽しみである。
  もう北海道は、雪が降っているらしい。
 寒さ対策をしていかねばならない。
 


 

| | コメント (0) | トラックバック (0)
|

国語の授業をしました!

   神奈川県厚木市の毛利台小学校から「国語の授業をお願いします」と呼ばれたので、喜んで行った。
 もちろん、「味噌汁・ご飯」授業なのだが、授業したのは、いつもの国語の詩の授業。
 その日は、授業だけで終わりだったので、「なぜ、こんな授業をするのか?」ということで、次のような提案を文書でした。
 それを載せておきたい。いつも書いていること。
 長文なので、勘弁してください。
  ★

 国語の「味噌汁・ご飯」授業を提案する

                                                                                野中 信行

 今日は、国語の「味噌汁・ご飯」授業を見ていただき、ありがとうございました。
 今回も、算数の授業に引き続いて呼んでいただき、感謝しております。

 ほんとうなら、くわしくお話をした方がいいのですが、時間がありませんので、文書で提案しておきます。

1 先生たちがおかれている現実
 
 先生たちは、毎日5,6時間の授業をされています。
 ちゃんと1時間ずつ教材研究をして授業をされているかと言えば、ほとんどそれはないのではないでしょうか。
 
 実際には、そんな時間がほとんどない、ということが、日本のほとんどの先生たちの現実です。
 1教科10分でも教材研究をする時間があっても、全教科1時間はかかります。
 
 それだけの時間的余裕は、勤務時間内ではありません。
 保育園に子供を預けているママさん先生は、それこそ分刻みの生活になります。
 
 多くの先生たちは、遅くまで学校に残り、あるいは寝る時間を削って、教師生活を続けておられるはずです。

 だから、どうしても十分な授業の準備ができないままに教室へ行き、授業をされているはずです。
 そのようにしかできないからです。

 しかし、そのようにして授業は成立しても、満足な状態にはなりません。
 それは、赤刷りの指導書の斜め読みでしか対応できないからです。
当然、スカスカの状態の授業になってしまいます。

2 「日常授業」の授業法を変える

(1)「日常授業」の授業法を変える!
 問題点をいくら指摘しても始まりません。
 現実がそうだから、すぐにはこの現実は、変わりません。
 だから、この現実を踏まえて、こちら側の発想を変えます。
 どうするか、なのです。
┌──────────────────┐                  
│ 日常授業の授業展開法を変えること        │                  
└──────────────────┘                  
 私は、こういう結論にたどり着きました。

 さて、どのように「授業展開」を変えていくのでしょうか。
 このためには、いかに子供たちにエネルギーを使わせて、授業に集中させていくかを考えます。

 子供たちは、教師に、毎日楽しい、おもしろい授業をしてくれと願っているわけではありません。
 子供をみくびってはいけません。
 そんなことが期待できないことは分かっているのです(笑)。
 
 ただ、願っていることはあります(無意識的なことはありますが…)。

 彼らは、ただ聞いているだけでなく、体を動かして作業などの活動をさせてほしいと、願っています。

 もっと活動をさせてほしい。
 もっと集中する時間にしてほしい。
 ただ、聞くだけの長時間はやめてほしい。
 
  このような願いがあるはずです。

(2)日常授業を乗り切る4条件
 それでは、その集中する時間をどのようにつくっていけばいいのか、ということになります。
 そのための授業を、今日提案しました。

 「日常授業を乗り切る4条件」になります。

┌────────────┐                             
│ ①全員参加                      │                            
│ ②スピード・テンポ             │                            
│ ③小刻みに                      │                            
│ ④フォロー                        │                            
└────────────┘                             
 ①の全員参加のためには、挙手発言型の授業を止めなくてはなりません。よく手を挙げる4,5人を中心に展開する授業を止めなくてはなりません。
 また、数多くの子供に挙手させようとする授業も止めなくてはなりません(挙手発言を止めるということではありません)。

 そんなことに力を使わないで、どんどん指名をして全員を参加させる授業に切り替えていくことです。

 ②のスピード・テンポは、必須の条件。
 子供たちは、すでに毎日のゲームで、もう無意識的にスピード感が体に染みついています。だから、「ゆっくり丁寧に」というような授業は、もう感覚に合わなくなっています。
 「とんとんとん」と進んでいく授業が、彼らの感覚に刻まれて、快いスピード感に浸るはずです。
 もちろん、テンポですから、速くするだけではなく、ゆっくりするところも、出てくるはずです。

 ③の小刻みに というのは、「小刻み活動法」として提起していることに関わります。
 指導言(発問、指示、説明)のあとに、すぐに「活動」を小刻みに組み入れていく授業法。
 
 そのためには、指導の内容を細分化します。
 子供たちが聞く時間を、できるだけ少なくし、ちょこちょこと活動を入れます。
 活動とは、書く、発表する、ペアで相談する、グループで話し合うなどです。
 今日の授業では、書く、発表する、ペアで相談する を小刻みに入れました。

 ④のフォローは、ほめたり、励ましたり、認めたりすることが中心のことです。

 私は、「SWIM話法」と言って、これぐらいはすぐにでも授業でフォローができるようになろうと提案しています。
┌──────────────────────────┐ 
│ S…すごい、すばらしい、さすが、その調子、そうだね            │
│ W…分かる、うまい                                                          │
│ I…いいね                                                                       │
│ M…見事だね                                                                 │
└──────────────────────────┘ 
  このフォローは、多くの先生たちが、なかなか授業では使われていません。
 しかし、子供たちは、このフォローで認められ、とても安心感をもつことができるのです。
 ぜひ、使えるようにがんばってほしいことです。

 この4条件を使って、授業をしたつもりですが、うまく行ったかどうか、分かりません。

 しかし、この4条件を身に付けていけば、わずかな授業準備(もう教材研究とは言えません)で、子供たちにきちんとした学力を保障していくことはできると、私は考えています。

 この4条件は、私が考えたものですから、先生方がいろいろと工夫されて編みだしていければ良いですね。
 
 とにかく、ただ子供たちが「聞く」だけの時間をできるだけ減らして、授業に集中していく方法を考え出していきたいものです。

 ★

 5年生の子供たちだった。一度算数の授業をしている。子供たちは、待っていてくれた。

 このクラスの子供たちの反応はすごい。授業をしながら、実に楽しかった。

| | コメント (0) | トラックバック (0)
|

第3回「野口国語」継承セミナーの開催

   第3回「野口国語」継承セミナーiN東京
          ~国語科授業の指導技術を磨く~

  【目的】
 確かな学力形成を図るため、野口芳宏先生のもつ指導技術と教育理論を学び、他者に伝達できる力を培い次代に継承する。
(1)学力形成を保障するための指導技術と根底にある教育理論を学ぶ。
(2)学んだことを活かして国語科授業の活性化を図ると共に、職場等に還元   する。

◆期 日  平成30年11月17日(土) 10:00 ~ 16:40

◆会 場  東京未来大学  B121教室   東京都足立区千住曙町34-12  
            ・東武スカイツリーライン(東武伊勢崎線)「堀切」駅より徒歩2分
            ・京成本線「京成関屋」駅より徒歩8分
            ・JR常磐線・東京メトロ千代田線・東京メトロ日比谷線ほか「北千住」駅より徒歩15分
       
◆日 程
    9:30 ~ 10:00  受付
   10:00 ~ 10:05   開講挨拶と日程説明
    10:05 ~ 10:20  「野口国語」の可視化・文字化  事務局:松澤正仁      15分
    10:25 ~ 11:10   模擬授業1 内田 聡先生(東京)
            6年 説明文教材「笑うから楽しい」(光村)      25分
            ・授業の協議及び野口先生の指導助言              20分
    11:15 ~ 12:00   模擬授業2 熊谷久美子先生(埼玉県)
           4年 説明文教材「アップとルーズで伝える」(光村)   25分
            ・授業の協議及び野口先生の指導助言             20分
    12:00 ~ 13:00   昼食・休憩
    13:00 ~ 13:45   模擬授業3 早川広幸先生(愛知県) 
                      3年 詩歌教材「ののはな 谷川俊太郎」(東書)    25分
                      ・授業の協議及び野口先生の指導助言            20分
    13:50 ~ 14:35   模擬授業4 須永吉信先生(栃木県)
                      5年 物語文「わらぐつの中の神様」(光村)           25分
                      ・授業の協議及び野口先生の指導助言            20分
    14:45 ~ 15:30   野口先生:講師授業 「くじらぐも」光村一年下      45分 
    15:35 ~ 16:20   野口先生:講話「低学年の国語指導の重要性」       45分
    16:20 ~ 16:30  「模擬授業受講書」伝達、アンケート記入
    16:30 ~ 16:40   閉講挨拶と次回予告
                ※会場後始末・移動
    17:30 ~ 19:30   懇親会(希望者:野口先生との教育談義)※時間帯の変更有
       
◆参加費  模擬授業者・一般参加者 3,000円   学生 1,000円 (当日受付で)
 
◆申 込 「こくちーず」の「第3回野口継承セミナー」のページから
              https://kokucheese.com/event/index/531876/
      あるいは 個人メールへ 松澤 saffron@mxi.netwave.or.jp
        【件名】第3回「野口国語」継承セミナーin 東京 参加申込

| | コメント (0) | トラックバック (0)
|

つれづれなるままに~いじめの低年齢化~

  ●最後に受け持った生徒のI さんから大学院への合格通知が来た。
 東京大学の大学院だ。「おっ~~~」。
 
 しかも、びっくりしたのは、漫画で4枚にも渡る合格報告である。
 その漫画は、まさにプロ。
 もうすぐにでも、漫画家デビューできるというものである。大変な才能。
 
 研究者になるということだが、この漫画を活かす道を選んだ方がいいと、感動しながらこの漫画を読む。

●『新任教師1年目の教科書』(学陽書房)の校正原稿が来る。
 やっと仕上がった原稿である。
 来年の2月に出版予定。
 初任者指導の集大成とも言える本になる。

 現役の頃から長く初任者コーディネーターをしてきた。
 退職して、3年間初任者指導をする。
 そして、今でも多くの教育委員会と連携して、初任者指導の仕事をやっている。

 これらの経験から学んだことをすべてこの本に注ぎ込んだことになる。ふぅ~~。

●文科省が、平成29年度の問題行動発生についての結果を報告している。前のブログで書いたとおりである。
 いじめについてのことをここで書いておきたい。
 
 認知されたいじめが、41万4378件。
 過去最多ということ。
 
 文科省は、「初期段階でいじめを見つけられている」と前向きに評価している。
 報告件数が多いというのは、取り組みの成果だというわけである。
 このことで、報告の様変わりが起こっている。
 
 以前は、「いじめが多い」ことは恥ずべきことだという認識が一般的であった。
 だから、報告はできるだけ少なくするというのが、教育委員会や学校現場の実状であった。

 ところが、文科省の評価が変わったことで、どんどん報告するように様変わりした。
 「どんどん」というのは、誤解が生じるが、実際はそうだと指導主事に聞いたことがある。
 
 いじめだとは思われないことも、子供が「いじめられた」と言えば、1つのいじめだとカウントするのだ、と。
 ★
 いじめのとらえ方も大きく変わっている。
 被害者が、「いじめられた」と言えば、いじめだと認めることになっている。
 これらの状況で、いじめが多くなっている。

 では、いじめは減っているのかと言えば、それはありえない。自殺に結びつくいじめが多発していることを考えれば、深刻な課題である。

 これほど「いじめ」はダメだとキャンペーンが張られてきたのに、減らない。
 子供たちは、いじめはダメだと分かりながら、それでも自分のストレス解消やささやかな満足感を充たすために、いじめを行う。
 
 人をいじめて、自分がささやかに満足する。 
 人間として最低な感覚に陥っていることを感じない。

 これは何の敗北であろうか。
 親の子育ての敗北であろうか。
 教育の敗北であろうか。
 それとも、大きく日本社会全体の敗北であろうか。
 ★
 今回の文科省の結果報告を見ながら、はっきりしてきたのは、いじめの低年齢化である。

 2010年のグラフによれば、学年別認知件数は、次のようになっている。

 1位 中学1年 16370件
 2位 中学2年 11834件
 3位 小5年   7585件
 4位 小6年   7549件
 5位 小4年   7102件

 それが、2017年になれば、次のようになる。

 1位 小2年  62546件
 2位 小3年  59681件
 3位 小1年  56834件
 4位 小4年  54944件
 5位 小5年  47095件

 この7年間で、これもまた様変わりしている。
 数の増加にもびっくりするが、その学年の順位にもびっくりする。
 
 前回のブログで、「小学校で何かが起こっている」と書いたが、その事実を裏付けている資料である。

| | コメント (0) | トラックバック (0)
|

小学校で何かが起こっている!

   文科省から「平成29年度 児童生徒の問題行動・不登校など生徒指導上の諸問題に関する調査結果について」が出された。
 
 各新聞とも、その結果が発表されている。
 我が家の新聞(朝日新聞)にも、その結果が載っている。
 いじめの増加、不登校児童の増加などが大々的に報道されている。

 しかし、これらはその新聞の記者による注目した内容が記されているだけで、実際には、大切な問題が抜けていることがある。
 私は、面倒だが、実際に文科省から出されている結果を印刷して読み進む。ものすごい分厚さ。
 ★
 今まで注目していたことがある。
 「学校管理下における暴力行為発生数の推移」になる。
 
 小学校は、平成9年~平成17年までは横ばい。
 平成18年から少しずつ上がり始めている。
 
 ところが、平成27年から急激に上がり始める。
 昨年(平成29年度)は、どうなっているのか、ということになる。
 
 中学校は、平成26年から下がり始めている。
 高校も、ずっと横ばいを続けている。
 ★
 小学校は、暴力行為発生件数は、平成26年度10609件、平成27年度15870件、平成28年度21605件、平成29年度26864件とずんずんと上がっている。

 統計を取り始めたのが、平成9年である。
 その時には、1304件。それから20年でおよそ20倍に膨れあがっている。

 何かが小学校で起こっている。
 そのように見た方がいい。
 
 特に、この3年間は異常な上がり方をしている。
 ここには、何かがある。

 この現象は、中学、高校では起こっていない。小学校だけの現象になる。

 何が起こっているのか。
 ★
 都道府県別の発生件数を見る。
  小学校の場合である。
 ベスト5は、以下のようになる(1000人当たりの発生件数)。
   平成29年度
 1位 島根県  18.2
 2位 神奈川県 12.5
 3位 沖縄県  12.4
 4位 青森県  10.9
 5位 新潟県  10.0
 
 平成28年度
 1位 島根県  12.8
 2位 神奈川県  9.9
 3位 新潟県   9.2
 4位 岐阜県   8.3
  5位 沖縄県   7.1
 
 平成27年度
 1位 神奈川県  7.2
 2位 高知県   6.6
 3位 岐阜県   6.1
 4位 大阪府   6.0
 5位 島根県   4.9            

 急激に増え出した27年度からのベスト5。
 分かることがある。
 
 神奈川県は、ずっと上位。
 政令指定都市では、ベスト3が次の通り。
 1位  横浜市  18.4
 2位  新潟市  18.0
 3位  相模原市 13.3
 横浜市、相模原市が神奈川県である。

 27年度以前は、大阪府が上位だったが、27年度以降は上位にない。
 
 反対に、島根県が、平成27年度は、5位だったのが、28,29年度はトップになっている。
 この県には、何かが起こっている。
 
 地方では、沖縄、青森、新潟が気になるところである。

 このことから分かるのは、もう関東圏、関西圏の都市圏で暴力行為が起こっているわけではなく、地方へ問題が波及していると、とらえるべきであろう。

 ただ、この数字が必ずしも確かなものかというのも考えておかなくてはならない。
 
 きちんと正確な報告を求めているところは、確実に数字はあがる。それだけ問題は起こっているわけである。
 しかし、いい加減な対応をしているところは数字も上がらないということになる。
 ★
 一体何が小学校では起こっているのか。
 すぐに予想がつくのは、学級崩壊が増えていることについてである。

 今では、ほとんど都道府県単位で、これらの実状の発表はないが、確実に増えているということは明確であろう。
 
  いじめも、小学校の場合、平成27年度より急激に増え出している。
 ほとんど暴力行為の件数と同じようなグラフの推移である。
 学級崩壊が起こると必ずそれに付随して、そのクラスでは、深刻ないじめが起こるが、それを証明しているとも言える。

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)
|

まだ相対評価をやっている学校がある!

   2学期制では、10月の体育の日をはさんで、1学期が終わり、2学期が始まっている。

 通知表のことを、さまざまな先生方に聞く。

 驚くことに、いまだに相対評価で行っている学校がある。
 しかも、それが多数派である。

 学年で、上がり下がりがあまりないように調整するというのである。
  つまり、Aは何人ぐらい、Bは何人ぐらい、Cは何人ぐらいと設定する、と。
 ★
 教育政策として、相対評価から絶対評価(到達度評価)に変わったのは、もう15年ほど前のことである。

 現役の頃、その渦中にいて、評価委員会の委員長として通知表を変えていくことを担った。
 
 まず、評価規準(ノリジュンと言っている)を整えた。これは、すべての学校で行っている。
 
 つぎに、評価基準(モトジュンと言っている)を設定した。
 これをやっていない学校があまりにも多すぎる。
 これがないために、いまだに相対評価をやっているのである。

 そして、最後に通知表を全面的に改定した。
 ★
 絶対評価に移行していないで、相対評価をいまだにやっている学校に対して、罰則はないのか。
 ある大学の先生に対して聞いたことがある。
 通知表を出すことが、強制されるものではないので、それはむずかしいということであった。
 
 ただ、いまだに相対評価をやっているということが明らかになれば、教育委員会からの指導が入ることは明らかであろう。
 公教育としてはありえないことだからである。
 ★
 必ず、クラスの中で、Cを何人かつけなくてはならないというのが、相対評価である。

 クラスのみんなが、設定している基準に到達しているならば、Cはいなくなるというのが、当たり前のこと。

 私は、算数の共同研究で、クラスにいる低学力児の底上げを目標として取り組んでいる。

 ところが、Cを必ずつけなくてはならないとするならば、Cの子供がいてくれることで、担任はほっとするという。

 それでは、教師は、低学力児を底上げしていく取り組みなんかするはずはないではないか。

 教師としては倒錯した感覚。

  きっと「おかしい!」と思いつつ、そういうことを言えなくて泣く泣くCをつけている先生もいるはずである。

ブラック企業というのは、こうして内から作られていくのである。

| | コメント (0) | トラックバック (0)
|

「うるせ~~」「めんどくせ~」と言われて

  東京のO区での初任者指導研修会。
 昨年に引き続きである。

 生活指導がテーマ。
 
  講座の中で、こんな課題を出す。
 「こんな子供がいます。あなたはどう対応しますか?」
 
「始終落ち着きがなく、隣の子供にちょっかいを出す。注意をすると、『うるせ~~』『消えろ~』と暴言を吐き、時には暴力を振るったりする」

 そして、4人グループで、1人がやんちゃな子供になり、あとの先生たちが、その対応を演じる、というロールプレイ。

 初任の先生たちは、こういう発達障害などの子供たちに、困り果てている。
 どう対応していいのか、迷っているわけである。
  ★
 これに対して、今さまざまな対応が出されてきている。
 
 たとえば、脳科学者の平山諭さんは、『満足脳をつくるスキルブック』(ほおずき書籍)のなかで、ADHD、アスペルガー症候群、反応性愛着障害は、脳の働きの問題として捉えられるようになっていると、提起されている。

 脳の働きを良くすれば(満足脳にしてあげれば)、改善していくという提起である。

 脳には、2つのネットワークがある。
 1つは、報酬系神経ネットワーク。もう1つは、不安系神経ネットワーク。
 
 報酬系神経ネットワークは、給料のようなもので、もらうとうれしくなる。
 一方の不安系神経ネットワークは、給料をもらわないようなもので、不快や嫌悪が広がる。

 だから、報酬系神経ネットワークを強くすれば、満足脳にすることができる、ということ。
 反対に、不安系神経ネットワークを強くしてしまうと、人への警戒心が現れ、対人関係がうまくいかなくなる。
 
  大変分かりやすい。
 報酬系神経ネットワークを強くする働きには、その1つとして「セロトニン5」を実践することだと、いう提起がある。

 セロトニン5とは、次の5つ。
 ①見つめる
 ②ほほ笑む
 ③話しかける
 ④ほめる
 ⑤触る
 ★
 超やんちゃな子供が、「めんどくせぇ~~」「うるせぇ~~」と言ったら、どう反応するか?

 平山先生は、「《そ》が付く言葉は有効である」と言われている(『満足脳にしてあげればだれもが育つ!』(ほおずき書籍)
 ★ ★ ★
 《そ》が付く言葉は有効である。 
「そーなの」「そうなんだ」「そうか」「そうだよね」などは、相手の心を傷つけない。事実を認める言葉だからだ。《ど》が付く言葉もいい。導入段階で使える。
「どうですか」「どうしたの」「どれどれ(話してごらん)」「どうぞ」「どういたしまして」などだ。
 ★ ★ ★
 だから、「めんどくせぇ~~」「うるせぇ~~」と言ったら、「そーなの」「そうか」と対応すればいい。

 また、平山先生は、「ほめること」について、次のような5種類の方法も提示されている(上記の本)。

 ★ ★ ★
1 短いフレーズで元気よくほめる。
 「すてき」「ばっちり」「すごい」など。

2 名前を付けて特定化してあげる。
 「すてきですね、菜々子さん」「ばっちりだよ、一郎君」 など。

3 成長や達成を実感できるようにほめる。
 「できるようになってきたね」「やったじゃない」など。

4 にっこりほほ笑んで事実を話題にする。
 「(ノートに)書いてる、書いてる」「(ノートに)消して る、消してる」「いい顔、いい顔」など。かまってもらっ ている感じが出て満足度は高まる。2回繰り返すとリズミ カル(音楽)になるので脳は喜び効果的だ。

5「(集団から離脱している場合)中に入ってくれたらう  れしいな」「(教科書を出していない場合)出してくれた ら、先生、チョーうれしい」など。
 ★ ★ ★
 反対に、言ってはいけない言葉がある。

 〇そんなことは言ってはいけません。
 〇「まだできないの」「なにやっているの!」などの
  否定の言葉
  〇何度言ったらいいの、など。

 ★
 1つのグループに実演をしてもらった。
 やんちゃな子供になった、1人の男の先生の演技がうまくて、皆さんからどっと笑いが起こる。

 このような対応をこれから研修ではどんどん入れていかねばならないのだと、そう強く感じた。

 
 

| | コメント (0) | トラックバック (0)
|

より以前の記事一覧