つれづれなるままに~成るように成る~
●『教師1年目の授業づくり』(学陽書房)が2版になった。
うれしいことである。
この本は8月に発刊ということで、なかなか売れないのではないかと案じていたのだが、2版になってほっとしている。
2版になれば、出版社もなんとか元がとれると聞いたことがあるので、良かったのである。
買ってもらえた方ありがとうございます。
●ある商家の主が、亡くなる前の遺言で次のようなことが残された。
「いよいよ困ったことが起きたら、金庫に置いている箱を開けなさい」と。
その後、家族はいよいよ困り果てる事態が起こり、主のその箱に期待して(何かお金になるものが入っているのではないか、と)、その箱を開けたという。
その箱には、小さな紙切れが入っていて、それには次のように書かれていた。
「案じるな!成るように成る!」
今でも、この新聞記事を思い出すことがある。
「成るように成る」とは、「物事というものは自然のなりゆきに従うもので、人為でどうこうなるものではない」という意味になる。
★
何か困ったときが起きたとき、人はじたばたする。
時として、やればやるほど事態は悪くなる。
こんなときの処方箋は決まっている。
①まず、冷静に事態を分析して、最悪の事態を予測する。
②起こりえる、最悪の事態が予測したら、やむをえない場合は全面的に引き受ける
覚悟をする。
③そして、その最悪の事態を少しでも好転させるように冷静に自分の時間とエネルギー をそこに注ぎ込む。
じたばたしない。
できないことはできない。やれないことはやれない。
「成るようにしか成らない」のである。
でも、成るようには成る。
人為でできることは限られている。
「人事を尽くして天命に従う」ということなのであろう。
●ティッシュペーパーに注目している。
最初は、すべて紙箱になっていた。
ところが、プラで包まれているティッシュが出てきた。
かさばらないで、持ち運びに便利である。私の家では、早速それに替えている。
発想の転換である。
ところが、ところが、最近横の寸法を1㎝だけ短くしたティッシュがでてきた。
「残り枚数が少なくなってもきれいに取り出せます」とうたっている。
これも発想の転換。
そう思っていると、今までの半分だというティッシュまで出てきた。
これを使っていると、とても便利。
何かを拭き取るのにこれで十分なのである。
これも発想の転換。
「ティッシュは紙箱だ!」という固定観念がずっとあった。
ところが、それが崩れるとトントンと変わっていく。
発想の転換は、こうすべきなんだという実際を直に見せられている。
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