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初任の先生のクラスでも、クラスは軌道に乗る!

 第1回のオンライン教師1年目の教室が終わった。
 3連休の中日ということで、なかなか参加がむずかしい条件はあったのだが、それでも23名の参加者があってありがたいことであった。

 私たちは、今回のオンラインで大きな提案をしようとしている。
 それは何か?
 
 1 初任者の8割のクラスが荒れる!

 今まで、「初任者の8割のクラスが荒れていく」ということが言われてきた。
 学級崩壊にまでならないまでも、クラスが賑やかになり、担任の話を聞かなくなり、ざわざわすることがしょっちゅうという状態である。

 なぜか?

 初任者は教師に慣れていないから、どうしても子供たちにうまく対応できない。
 そのために、どうしてもまずい対応からクラスの荒れを招いていくという結論である。
 ほとんどの人は、そのように考えるのであろう。
 実は、私もそのように考えていた。

 「慣れていない」からという原因である。
 ほんとうにそうなのか?

 一方、教師に慣れているはずの中堅やベテランの教師たちでも、今ではばたばたと学級崩壊になっている事例が頻発している。
 
 慣れていても、クラスは荒れていくのである。
 そこに何があるか、ということになる。

 2 クラスが軌道に乗るには、基礎・基本の原則がある!
 
 「初任者のクラスが荒れるのはなぜか?」
 私は、ただ1つの理由からだと考えている。

 「やり方に失敗するから」

 クラスをきちんと軌道に乗せるために、ちゃんとした段取りがある。
 その段取りをちゃんと取らないから、クラスは荒れるのである。

 私は、その「やり方」というのを学級経営の問題だと考えている。
 もっとくわしく説明したい。
 クラスを軌道に乗せるためには「基礎・基本」の原則がある。

①学級は最初「学級づくり」をしなくてはならない。
 ②学級という集団をつくるには、そのための「集団づくり」の方法がある。
 ③子供たちとの関わりには、「関係づくり」の基礎・基本がある。
 ④そして、授業をするにも、きちんとした「授業づくり」の基礎・基本がある。
 

 この4つの基礎・基本をきちんと実践できれば、クラスは軌道に乗る。

3 センターピンを見つける!
 
 私は、現役の頃を含めて、30年近く初任者指導の仕事をしてきている。
 その経験を踏まえて、はっきりと分かってきたことがある。

 「ものごと」には、いつも「センターピン」がある。
 ボーリングで全部のピンを倒すには、必ず先頭の「センターピン」を倒さなければ全部を倒すことはできない。

 その「センターピン」をいかに見つけるかが大きな課題になる。
 見つけたら、それに集中すればいいのである。

 初任者指導の「センターピン」とは何か?
私は、その課題に今まで格闘してきたと思っている。

 初任者指導の「センターピン」とは、「学級づくり」なのである(「学級づくり」にも「センターピン」があるがここでは触れない)。
 
 今まで(今もそうだが)、初任者指導の「センターピン」は、「授業づくり」だと考えられてきた。
 授業さえうまくこなせれば、クラスは軌道に乗ると思われてきた。
 初任者指導教官もそう思っているし、初任者も、そう思っている(昔のことだが……)。
 そこから少しも前に出ていないのである。

 だって、学校は、1時間目から6時間目まで授業で成立しているからである。
 当然、そうおもって当然なのだ。

 でも、うまく行っていない。
 うまく行っているなら、8割のクラスが荒れるなど起こりうるはずはない。

初任者指導の転換を図らなければならないが、まったくそうなっていない。
 転換を図ろうにも、初任者指導の先生たち自身が、「学級づくり」の方法論を持っていないことが致命傷である。

ここでも課題は大きい。
 大学のカリキュラムの変更が突きつけられるし、文科省の初任者指導の課題も突きつけられる。

4 ここが正念場である!
 
 第1回のオンラインが終わった。
 今度は、第2回で「学級づくり」を提案したい。
 ここが大きなメインになる。ここが正念場になる。
 このオンラインには、現役の先生方も多く参加されている。第1回目からずっと参加されている先生方も何人もおられる。
 初任の先生向けに提案していることは、現役の先生方にももちろん通用する。追試していただければ、明らかなはずである。
 現役の先生方にも、参加を呼びかけたい。

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