« 荒れる原因がわかってきた! | トップページ | 「学級づくり」がうまくなされていなかった~ある初任者の話②~ »

基本原則に失敗している~ある初任者の話①~

 ある初任者の話である。
 初任者なのに、とても能力があり、担任をして順調にクラス経営をしていた。
 
 ところが、そのクラスがうまく行かなくなり、本人は鬱症状になった。10月頃のこと。
 それでも、何とか1年目の終えることができたのだが、本人にとっては大変なことであった。
 
 問題は、なぜ突然クラスがうまくいかなくなったのか、本人が分からないことであった。
 あれほど順調にクラス経営をしていたはずなのに、どうして突然うまくいかなくなったのか。
 周りの先生方も、不思議がったのである。

 そのクラスの1人の子供が、語ってくれたことがある。
 「どうしてクラスがうまくいかなくなったの?」
 「だって、あの先生さ、あの子がね、教室飛び出していくといつも我々を自習させて探しにいくんだよ。われわれは、ちゃんとやっているのに、あの子のことばかり面倒見ようとするんだよ。だから、みんな『ひいきだよ!』と反発したんだよ!」

 問題がある1人の子供に対して対応しすぎて、他の子供たちへの対応をおろそかにしてしまったのである。
 こういうこともあるのだ。

 こんな場合、追いかけて行ってはいけない。すぐに学年主任に話して、管理職に連絡して対応してもらわなくてはならない。
 
 問題があるやんちゃな子供、学習に遅れていく子供などにばかり目を向けすぎて、他の子供たちへの対応をおろそかにする事例である。
 これは、子供思いのやさしい先生に起こりがちなことでもある。
 ★
 この場合、基本原則をおろそかにしている。

「みんなが先、個々は後」

 つねに、「みんな」に視線を向けておかなくてはならない。
 みんなが優先されなくてはならない。
 

 ところが、「個々が先、みんなが後」になってしまう。
 そこで、みんなに数多くの「空白の時間」ができてしまうのである。
 「空白の時間」が多くなるのは、クラスにとっては最も危険なときであることを分かっていなくてはならない。

 このように集団指導をする場合の基本原則がいくつかある。

 たとえば、まず学級をつくること(「学級づくり」)、子供たちと関わること(「関係づくり」)、集団をつくるためのポイント(「集団づくり」)などである。

 オンライン講座では、この基礎・基本をみなさんに伝えていきたい。
 

 

|

« 荒れる原因がわかってきた! | トップページ | 「学級づくり」がうまくなされていなかった~ある初任者の話②~ »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 荒れる原因がわかってきた! | トップページ | 「学級づくり」がうまくなされていなかった~ある初任者の話②~ »