緊急の、学校現場に課せられる重要なテーマ(1)
神奈川県藤沢市の講座が無事終わった。
座骨神経痛の痛みで、行けるのかなと心配したのだが、講座中もきちんと立って提案ができたのでほっとしたところである。
この講座で重要な提案をしたことになる。
私は、8月の26日で76歳の誕生日を迎える。
もうとっくに後期高齢者なのである(笑)。
この歳で講演なんかやっている人は、ほとんどいない。
だから、こうして講演に呼んでいただけるところへは、充分な準備をして、臨むことにしている。ありがたいことである。
何か遺言を伝えている気持ちになるのである(笑)。
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さて、その重要な提案とは、荒れている学年や、学級の立て直しのテーマについてである。
最近とくに感じるのは、異動していく先生たちのこと。
異動先の学校で、大変な学年や学級を持たされることである。
とくに、こちらの学校で重要な役割についていた先生や、高学年を担任していた先生は、必ずといっていいほど、大変な学年や学級をもたされる。
異動先の学校の先生たちは、その大変な学年や学級の担任希望を出さないから、困った校長が異動してくる先生をその役割に当てていくことになる。
私の知り合いの中には、そのいう学級を担任して、うまくいかず鬱病になり、休職するという事態になった先生が何人もいる。
こちらの学校では、学級崩壊立て直し人みたいな役割を担っていたのに、異動先の学級ではうまくいかないのである。
その先生たちは、自信があったのである。
だが、うまくいかず、その自信がもろくも崩れ去っていく。
その自信とは何だったのか、今までの自分の力量とは何だったのか、と問うことになる。
昔は、こんなことはなかった。
異動してくる先生たちに高学年担任をさせることは、普通はなかった。
3,4年を担任させて、学校に慣れてもらうというのが普通の学校の、普通の倫理的約束みたいなものだったと思う。
それがまったくなくなったのが現在である。
この課題は、緊急の、学校現場に課せられる重要なテーマになっている。
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前置きが長くなってしまった。
その提案については、次回から何回かに分けて書いていきたい。
とにかく、異動先の学校で荒れているクラスを受け持ったら、どういう手立てがあるのかというのを提案したい。
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