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「小刻み学習法」ということ~授業シナリオをさしあげます~

 「小刻み学習法」という授業方法を提案している。
 
 この方法は、授業の原点に戻り、否定しようがない原点から授業を考え直していくものである。
 と言っても、「授業の原点」というのは、考えればいくらでもある。

 たとえば、「学ぶ」という観点から考える方法もあろう。
 また、「教えー学ぶ」という観点から迫っていく方法もあるであろう。
 さまざまな観点があるはずである。

 私は、これを授業とは、「インプット」と「アウトプット」で成り立つという観点から考えようとした。
 脳科学の法則から考えたというのは、前回のブログで書いた通りである。

 どんな授業にも、必ずインプットとアウトプットがある。これは否定しようがない観点だというように考えている。

 たびたび問題にしている「おしゃべり授業」は、インプットを多用している授業である。
 教師の自己満足な授業。子供たちは聞いたふりをしているだけである。

 アウトプットだらけの授業もないわけではない。
 1時間中、プリント学習をさせたり、作業をさせたり、……という授業。
 活動だらけの授業になる。
 今なら1時間中一人一台の端末をずっと使わせていくという授業もあると聞いている(これはインプットだらけになるのだが)。
 これも問題を含んでいる。

 だから、このインプットとアウトプットをどのようにバランス良く授業の中に含み込んでいくのか、そこを考えたわけである。
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 「小刻み学習法」というのは、インプットとアウトプットの小刻みなくり返し学習法である。
 この「小刻み」というのがメインになる。

 ものごとには、必ず「決め手」になることがある。
 私は、「センターピン」という言葉を使う(これは、ビジネスコンサルタントの神田昌典さんから教えてもらったこと)。

 ①ボーリングで全部のピンを倒すためには、必ず「センターピン」を倒さなければ
  全部を倒せない。そのセンターピンをいかに見つけるかが最大のポイントになる。

 ②そのセンターピンを見つけたならば、それを倒すために継続して実践していく。

 「小刻み学習法」では、インプットとアウトプットの小刻みなくり返しが「センターピン」に当たる。

 これを実践すれば、どうなるか?

 子供たちは学習に集中する。
 集中せざるをえないということなのであるが……(笑)。
 子供たちは、この「小刻み学習法」で、快い感覚を受けるはずである。
 小刻みに、テンポ良くとんとんと授業が進んでいくからである。
 テレビゲーム、スマホゲームなどに慣れきった子供たちの感覚は、このテンポ良くというのが小気味よいはずなのだ。

 どんな授業なのか?

 谷川俊太郎さんの詩「なくぞ」の授業を紹介している。
 この授業は、さまざまな学校でくり返し授業し、どのクラスでも、子供たちから歓迎された授業なのである。3年生以上の学年ならば可能である(2年生でも挑戦できる)。

 この「小刻み学習法」は、ある一定の時間が必要な生活科や総合などでは不向きなものだが、他の教科では十分応用可能である。 

この授業シナリオをほしい先生は、コメント(非公開)を出してほしい。
 添付で送付する。
 もし可能ならば、自分のクラスで追試をやってほしい。

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