第2回目の「オンライン教師1年目の教室」の参加を呼びかけています!
20年前に、私は1冊目の本『困難な現場を生き抜く教師の仕事術』(学事出版)を出した。
今まで、授業、授業ということで進めてきた学級経営に、「学級づくり」を新たに提案した本であった。
これまでは、学級づくりについて提案した本はなかったはずである。
すべてが「授業づくり」で覆われていた。
これまででも学級崩壊はあちこちで聞かれる事態であったが、私の周りで起こってきた学級崩壊は、新しい形の学級崩壊であった。
今まで学校を背負ってきた、力のあるベテラン教師たちの学級が、学級崩壊になっていく事態がばたばたと新たに起こってきたのである。
私は、もはや「授業づくり」だけでは、この事態は対応できないと判断できた。
「学級づくり」という学級経営の方法を取り入れなければならないという形で、「3・7・30の法則」を提案したのであった。
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20年経って、「学級づくり」という方法は、すっかりメジャーなことになっている。
ところが、初任者指導の現実は、相変わらず「授業さえうまくなればクラスは軌道に乗る」という指導が中心になっている。
うまく行っていない。それは現状がはっきり示している。
「初任者のクラスの8割が荒れていく」と言われているが、やはり現実はそのようになっている。
もう授業だけの指導では限界がある。
それを認識しなければならないはずである。
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20年経って、まず最初に「学級をつくる」ことはますます必要になっている。
ただ、現状は、学級づくりだけでは対応できなくなっている。
私は、「関係づくり」や「集団づくり」が必要になっていると強く感じる。
また、毎日の「授業づくり」をどうしていくかというのも大きな課題である。
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第1回の「オンライン教師1年目の教室」では、「関係づくり」について提案した。
第2回目は、いよいよ「学級づくり」の提案である(「集団づくり」を含めて)。
勝負は、1週間なのである。
この1週間をどのように乗り切るかが問われる。
そのために、「1週間のシナリオ」(リニューアルしました)を提案したい。
私ならば、このように1週間を送っていくという参考案である。
次には、「定着の1ヶ月」がやってくる。
1週間でつくりあげた仕組みを、1ヶ月でクラスに定着させていくのである。
これで学級づくりは、ほぼ8割できあがる。
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3月18日(土)に2回目のオンライン初任講座を開く。
参加は、初任者だけでなく、現役の先生や初任者指導の先生にも門戸を開いている。
ぜひ後参加下さい。
申し込みは、次のところからお願いします。
https://peatix.com/event/3507109
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