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また増え始めている

 文科省から令和3年度の暴力行為、いじめ、不登校などの発生件数の調査結果が発表されている。

 この結果に今までずっと注目してきた。
 それは、学校現場で、実際に何が起こっているのかが端的に分かるからである。

 マスコミでは、「暴力行為も、いじめも、不登校も過去最多!」と記事が出ていた。
 それでも、あまり注目されることがなかった。
 
 実際に、文科省の調査結果に当たってみる(クリックしてください)。
Photo_20221101103201
 暴力行為の発生件数については、中学校や高校は、ほとんど変化がなく、むしろ減少している結果である。
 
 問題の小学校は、平成26年から右肩上がりに上昇している。
 一旦令和2年度は下がっているが、これは学校がコロナ禍で休校になったりした結果である。
 令和3年度はまた上昇カーブに戻っている。

 都道府県ごとに調べて見ると、ベスト5は次のようになっている。

第1位 新潟県  13.5(1000人当たりの発生件数)
第2位 鳥取県  13.2
第3位 青森県  11.6
第4位 岐阜県  10.7
  高知県  10.7

 はっきりと地方化の傾向が読み取れる。
かつては暴力行為は、都市圏での傾向であったが、今は地方に広がっている。 
  このことは何を意味しているか。
  私は、学級崩壊の広がりととらえている。
  学校が荒れて行っているのである。

  次にいじめはどうなっているのか(クリックしてください)。
 Photo_20221101103901
 これも暴力行為と同じように小学校は、平成26年度から右肩上がりに上昇している。暴力行為と相似系だ。一旦令和2年が減少しているのも、暴力行為と同じである。
 
 学級崩壊が広がると、いじめも増えるという結果であろう。
 いじめの発生件数の学年は、統計によると次の学年の順番である。

 小2→小1→小3→小4→小5→小6→中1→中2→中3→高1→高2→高3
 小2がトップで、あとは学年順に少なくなっている。
 数年前までは、中学校がトップを占めていたのだが、今は小学校の低学年化している。
 最近は、小2のクラスが学級崩壊するという事例を数多く見聞きするのだが、いじめが関係しているのかどうか、なのである。

 コロナ禍が大きく影響しているというマスコミの発表である。
 そんなことはない。
 コロナが始まる前の平成26年度からの上昇である。
 
 だから、コロナの影響ではなく、学校現場に広がっている本質的な問題なのである。
私は、これから学校現場は学級崩壊に対する方策を持たなければ、もうやっていけない時代がやってくると警告をしている。
 それがはっきり統計に表れているのである。

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