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2022年1月

つれづれなるままに~「最後の活動期」ということ~

●オミクロン株の状況は大変なものである。
 年末、年始が終わったら、一気に広がっている。
 無症状の感染者が、旅行や帰省で日本全国にばらまいたのであろう。
 そして、沖縄や山口、広島は、米軍がらみの感染である。

 全国の感染者が、1000人を越えてから、1万人を越えだすには、
 デルタ株→37日 オミクロン株→8日 ということ。
 いかにオミクロンの感染が急激だということがよく分かる。
 3,4日で発症するらしい。

 1月から2月にかけて、数万規模の感染が広がると識者は伝えている。
 ちょっと想像ができない状況である(1/12)

 そう思っていたら、1/13には、全国の感染者が18000人超になる。
 翌日の14日は、22000人超。
 数千人単位で増えている。
 第5派のピーク感染者は、25851人(8/20)であるので、もう数日で越えそうである。
 これからどこまで行くのか心配になる。

●新潟の庭野三省先生から年賀通信をいただいた。
 その通信には、精神科医和田秀樹さんの『70歳が老化の分かれ道』(詩想社)から次の引用がなされていた。

 これまで70代ともなると、大病を患ったり、病院での生活を強いられたり、介護が必要になったりする人もそれなりにいましたが、今後は、自立して多くの人たちが70代を過ごすことになっていきます。70代の10年間は、ある意味、中高年の延長で生活できる期間となったのです。/それは、人生における「最後の活動期」と言っていいと思います。70代が活動期になったからこそ、その過ごし方が、80代以降の老いを大きく左右するようになったのです。

 70歳の古希を迎えられる庭野先生は、「最後の活動期」だと宣言されている。
 私も、急ぎこの和田さんの本を買い求め、読んでみる。大いに参考になる。

 私も、今年75歳を迎える。
 後期高齢者の仲間入りである。
 「最後の活動期」があと5年残っている。
 
 今年の2月から始めるのは、オンラインでの初任者講座である。
 今準備中なのだが、「味噌汁・ご飯」授業研究会会長の秦安彦先生と一緒に講座をもつ。
 秦先生は、校長退職後初任者指導をされている。ばりばりの現役である。

 2月から7月まで月1回のペースでオンラインで講座をもつ。
 詳しいことについては、後日報告したい。
 ★
私は、7月に出した本を最後に引き下がろうと思っていた。
 そんなときに、京都の明日の教室の糸井先生からオンライン講座の誘いを受けた。
 ズームでのオンライン講座を初めて自宅から発信した。
 この経験は、貴重なもので、「こういうことがオンラインでできるのだ!」と眼を開かれた思いになった。
 糸井先生からは、これで引き下がらないでぜひ活動を続けてほしいという助言をもらった。
 
 「そうなのだ!私には25年以上続けてきた初任者指導の経験があり、それをもう少し初任の先生に伝えることはオンラインでできそうだ!」という思いになった。
糸井先生に背中を押してもらわなければ、こういうことにならなかったと
しみじみ思う。感謝したい。
 ★
 「最後の活動期」なのである。
 年寄りはしゃしゃり出るなという意見もある。

 サッカーのカズが54歳になっても現役にこだわっている。
 「カズ、何をこれからしたいんだよ!」とついつい口にしてしまうが、それは自分に向けられることなのである。
 
 自分に問いかけてみる。
 まだ、まだ、できそうである。
 私の最後の仕事を、この初任の先生へ向けての講座にしてみたい。
 強く必要な仕事だと認識しているからである。

 オンラインの講座を進めていくためには、伝えるべき自分の声をしっかりしておかなくてはならない。
滑舌である。老人は、声から衰えていく。
 
 これについては、長年朝の儀式として「発声練習」を繰り返してきている。
 最近では、「外郎売り」を全部覚えて、それを繰り返している。
 
 つま先立ちをして部屋をうろうろしながら、この外郎売で声出しをする。
 8分間。
 
「最後の活動期」をこうして過ごしていきたい、と。

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つれづれなるままに~暗いうちはまだ滅亡せぬ~

●フランスでは、学校でのいじめを厳罰化する動きが進んでいるということ。
 次のようなことである。

 「フランスで、学校でのいじめを厳罰化する動きが進んでいる。
 国民議会(下院)は11月、いじめ被害者が自殺または自殺未遂した場合に最大で禁錮10年と15万ユーロ(約2000万円)の罰金を科すことなどを定めた法案を可決。来年1月には上院の審議が始まる。」

 今までもフランスの現行法は次のようになっている。

 「現行法では、いじめ加害者が13~17歳の場合は最大で禁錮2年6月と7500ユーロ(約100万円)の罰金、18歳以上の成年なら最大で禁錮5年と7万5000ユーロ(約1000万円)の罰金が定められている。被害者が自殺または自殺未遂した場合に刑が最も重くなる。刑事責任を問われない13歳未満の加害者は罰則の対象外」

また、次のようなことも考えられている。
 
 「ここ数年はインターネットを通じたいじめが増加している。政府は来年2月、いじめ被害者のスマートフォンに届いた嫌がらせメッセージの画面内容を保存した「スクリーンショット」などを送信できる通報アプリの運用を開始予定。子供のパソコンやスマホなどを親が管理できるようにする措置も検討している」ということ。

 日本でも、こういう法律ができたら、瞬く間にいじめは収束していくに違いない。ほとんどのいじめは、確信犯だからである。
 いじめで自殺していく青少年はなくなっていくに違いない。
 法制化に動いてくれないだろうか!
 
●次のような情報を得たことがある。
 ドイツでのこと。

 ドイツでは、学級で授業の邪魔をする行為をする子供に対しては、担任教師が3回の注意を行う。
 
 それでも行為が改まらない場合は、保護者へ向けて3回手紙を出す。
それでも行為が改まらない場合は、その子供は退学になる。

 このようなことである。
 おそらく、ほとんどのEU諸国は、こういうことになっているのであろう。

 アメリカは、もっと厳しい。
 カリフォルニアの日本人学校(補習校)へ呼ばれていったときに校長先生や教頭先生に聞いたことがある。

 「日本では、校長に対して『死ね』なんか平気で言う子供がいるのですよ!」という私の情報に、2人はびっくりされた。
 「日本では今そういうことになっているのですか!」と。
 
 「アメリカではそういうことはないのですか?」
「アメリカは、校長に対してそんな物言いをしたら、その場で退学です!」

 アメリカは、全米で「ゼロトレランス」という法律がある。
さまざまな問題を含んだ法律だと言われているが、授業の邪魔をする子供は、注意をしても聞かない場合、退学になるということである。
 
 これは厳しい。
日本では退学になったら、なかなか受け入れてくれるところがない。
 ところが、アメリカはさまざまに受け入れ先があるということ。

 それにしても、欧米諸国は、きちんとした対応で学校や教師たちを守っている。
 おそらく、日本でもこれからこういう対応を考えなければやっていけなくなる時代になってくるはずである。

●新年から暗い話ばかりになる。
 私はよく言われる。
「野中先生の話されることや書かれることは暗い、重いことが多いですね」と。
 ほんとにそうだから、頷かざるをえない。
 
 でも、『右大臣実朝』で太宰治は「人も家も、暗いうちはまだ滅亡せぬ」と書いている。
 「暗い」うちは、まだ大丈夫なのだと自分で自分を納得させている(笑)。


 
 

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あけましておめでとうございます。

 あけましておめでとうございます

1月1日は、横浜では、寒いながら、からりと晴れた日でした。
 2020年もこうして明けていきます。

 昨年のコロナ禍の中で、私たちに希望の光を与えてくれたのは、大谷翔平選手の活躍でした。このスーパースターは、「言葉の力」というのを私たちに存分に伝えてくれたのでした。
「良かったこと、悪かったことが出てくることはとても幸せなことだと考えています」
「やることがたくさんあることはとても幸せなことです」
「自分の評価は自分ではしないと決めています」

 私たちは、「良いこと」が起こったら舞い上がり、「悪いこと」が起こったら落ち込みます。
 ところが、大谷はそうしません。悪かったことも、当然の出来事として受け入れ、これから取り組んで行く課題として考えています。
 私は若い人に今まで「悩むな、反省なんかするな、次が大切だ」と伝えてきましたが、まさにそれを実践している存在が、ここにいました。
 この27歳の若者は、特別なスーパースターというだけではなく、人生を生き抜いていく大切な何かを私たちに教えてくれています。

 今年こそは、コロナ禍が収まってくれることを願っております。 

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