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つれづれなるままに~発想を転換する~

●連休前に次のようなことを書いていた。
 ★
 変異株のコロナ感染が広がっている。
 今回の第4波は、第3波を越えて大変になると識者は警告をしている。
 変異株の感染力と広がりは、従来株よりも強大である。

 変異株は、今までの従来株で通じた「3密」(密閉、密集、密接)では防ぎきれないと言われている。

 ところが、連休中自由に遊びまくった人たちの、防ぎ方はほとんど3密のの捉え方のままである。
 マスクと、除菌をすれば防げるという捉え方。

 F県では、ある1人の先生からクラスの子供たちに感染し、そしてその子供の家庭に感染し、どんどん広がっていったと聞いている。
 
 また、S県の感染の広がりは、アクティブ・シニアのカラオケからだという。

 今回の変異株は、1密でも、2密でも、感染してしまう。
 今までの捉え方をまったく変えねばならない。
そこがまだ多くの人たちに伝わっていない。

 だから、連休後は大変なことになりそうである。
 ★
 連休を過ぎて、やはり変異株の感染が広がっている。地方の広がりがすごい。予測通り。
 このあと、16日の週にどの程度の感染者が出てくるのかが大きなポイントになろう。
 私たちは、もはや飲食の場だけでなく、普通の接触の場で感染させられることを覚悟しなければならない。
 

●これも連休前に書いたものである。ワクチン接種は、もう少し進んでいるはずである。
 ★
 ワクチン100人当たりの接種者数で日本は1.7人。世界116位。ベ ラルーシよりボツワナよりラオスよりミャンマーより下である。もちろん 先進国最下位。

 早めに終わっているはずの医療関係者だって、まだほとんど終わっていな い。
  7月いっぱいには高齢者のワクチン接種を終えたいと首相は言っている  が、現実には今年いっぱいかかるのではないか。

 どうして日本は、こんなことになっているのか、分からないまま。

●私も高齢者なので、接種券がきた。横浜市である。
 翌日ネットで予約しようとすると、もはや予約枠がいっぱいでログインできない。
 この次は、5月17日だという。この次も無理だろうなあと思ってしまう。
 高齢者は必死なのである。
 

●昨年の7月、ブログで相談された、ある中学校の先生。中2の担任をされていた。
 学級がうまくいかないのである。
 「うまくいかないのは私のせい」「力のない自分が悪い」「教師に向いていない」「私が担任なんて生徒は不幸だ」と思っておられた。
 
 3学期の1月。中3に持ち上がれるかどうか悩んでおられた。
 校長面接の前に、心療内科に行かれる。

 医者から深刻なうつ状態だと言われて、すぐに休職を勧められて診断書を書いてもらう。

 こうなれば、誰でもが当然休職になる。100人中100人がそうなる。
 そうしなければ、命に関わってくるからである。

 しかし、この先生の判断は違っていた。
「今の私の思考は病気のせい」と思ったら、ものすごく楽になったということ。
 性格なら変わらないけど、病気なら、治ればあの時の自分に戻れると光が見えた、と。

 結局、校長面接では、「力不足かもしれませんが、頑張ります!」と、診断書は提出しなかった、と。
 
 2月には、学級がまとまりだした。できるようになったこと、子供たちのいいところに目が向けられるようになる。おとなしい子供も発言できるようになる。クラスに温かい言葉、雰囲気が生まれる。
「なんて良い子たちなんだろう」と笑顔で教室で過ごす。
 授業の準備もでき、生徒も授業が楽しそう。良い授業にしたくて、朝活ができるようになる。

 3月、「良いクラスだったね」「楽しかったね」とプラスの言葉で修了式を終える。
 最後まで続けられたのである。
 ★
 そんな報告を受けて、ブログをやっていて良かったとしみじみ思ったものである。
 心理学のアドラーは、すべての悩みは対人関係の悩みだと言っている。
 この先生も、生徒たちとの「関係づくり」で悩んでいたはずである。

 うつ病で休職の診断書が出たのに、それでも続けた先生の試みは、決して勧められることではない。繰り返しになるが、命に関わるからである。
 
 それでも、この先生には、何があったのだろうか。

 アドラーはまた次のようなことを言っている。
「自分に価値があると思う時にだけ、勇気が持てる」と。

 この勇気とは、課題に取り組む勇気である。
 この先生は、病気だからうまく行かないのだ、病気が治ればまた再びうまくいくはずだと肯定的に考えている。
 発想を変えている。

 そして、子供たちとの「関係づくり」に取り組んでいく勇気を持ったはずである。

 今、この先生は中3の担任を続けている。
 がんばってほしいと精一杯のエールを送りたい。

 この先生にあったのは、自分への肯定感と、何よりも試みていく勇気があったのである。

 勇気、勇気 なのである。

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