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値踏みの時間(1)

「値踏みの時間」というのがある。
 始業式から1週間。
何を値踏みするのか。
 子供たちが担任を値踏みするのである。

 この1週間は、子供たちは比較的おとなしめにしている。
 2,3人のやんちゃだけが賑やかだが……。

 初任者は、情報で、今子供たちが大変だと脅かされているので、すっかり安心する。
「良い子供たちで良かった!おとなしい子供たちばかりを配置してもらっているのだな。」と。

 値踏みをされていることを分かっていない。
 1週間は、「この担任は、どんなタイプだろうか?」「我々にどのように対応するのだろうか?」「給食はどうするのか?」「宿題はどうだろうか?」……さまざまな値踏みをしている。

 この時間はおとなしめと言ったが、ただ質問だけは頻繁になされる。
 「先生、今日ちょっと具合が悪いので給食は残していいですか?」
 「野菜が苦手なので、残していいですか?」
 「宿題を忘れたんですが、どうすればいいですか?」
 …………
 ★
 学校は、2週間目を迎えている。
 さて、子供たちは、そろそろ値踏みが終わって、動き始めているのではないだろうか。
 賑やかになってきている。
 「おとなしめだったはずなんだが……」と。
 ★
 値踏みされている時間に、反対に担任がやっておかなくてはならないことがあったのである。
 もちろん、1週間で学級の仕組みをつくることは必須の課題である。

 きわめて基本的なこと2つ。

  ①担任の話を聞かせる約束(ルール)を身に付けさせること。
  ②指示の基本を徹底すること。

 クラスとして動き出すためには、まず①が必要、そして②が必須。

 ①は、担任の話をきちんと聞くルールが身についていなければちゃんと動けないわけである。
 また、ほとんどの動き始めは、担任の②の指示から始まる。

 初任者は、これがいい加減になるから、クラスが落ち着かなくなるのである。
 ★
 5月になって、初任者から次のような質問を受けることが数多くなる。

 「子供たちがいつもざわざわしていて、落ち着きません。注意をすれば、その場はなんとかなるのですが、また同じようになってしまいます。だから、しょっちゅう叱っている状態になります。どうしたらいいんでしょうか?」

 これは、先ほどの①、②を最初にきちんとやっておかなかったことから起こっている。
 
 子供たちは、集まればすぐにおしゃべりをしたり、手いたずらをしたりして、落ち着かないもの。
 これが子供たち本来の自然のエネルギーなのである。

 しかし、この状態をそのままにして、ルール化できない場合が先の状態。

 まだまだクラスは始まったばかり。
 ①、②の手立てをやり直すことから始めなくてはならない。
 それは、次回に書きたい。
                  (つづく)
 

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