まず「学級をつくる」こと~ここから始める~
初任者の先生の算数授業をビデオをとってもらい、メールに貼り付けても らい見ることができた。
一人一人の子供の席にシールで覆いがしてあって驚く。
こんな状態で先生たちは授業をしているのかとびっくりしたのである。
3年の算数の授業。教科書をそのままに教えていく普通の算数の授業。
しかし、子供たちは落ち着いている。
先生も、もはや10年選手のような落ち着きである。
とにかく先生がしゃべりすぎていないことが目に付く。
余計なことは言っていない。
子供たちも、今まで身に付けてきたやり方でどんどん学習を進めていく。
こんな授業の積み重ねをやってきたのだという思いでビデオを見る。
その初任の先生は、このような算数の授業を積み重ねて低学力児を引き上げている。
そのクラスの最低点が70点というような実績を上げられている。
きちんとやるべきことをやっていけば、初めてのクラス担任の初任の先生でも、このようなクラスをつくることができることを証明している。
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最初に、学級づくりから始められている。
ここが重要。
最初から授業の指導にかかってはだめである。
学級が曖昧なままで、そこに授業を乗せようとしてもぐじゃぐじゃとなってしまう。授業が軌道に乗らない。
「学級をつくる」というのは、とりあえずでいい。
指導すべきは、次のこと。
○一日の流れをつくる。
朝自習から終わりの会までの流れをつくる。
まずは、1週間でこの流れをつくっていくのである。
学級の仕組みをつくるわけである。
なぜ、このことが必要かというと、子供が朝教室へきて、その一日をどのように過ごしていけばいいかが分かっている状態をつくることの重要性になる。
これで子供たちは「安心感」が持てる。
ブログで「2021年度の1週間のシナリオ」を差し上げている。
これをぜひとも参考にしてもらいたい。
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