励まして、支えて~あと5ヶ月凌いでほしい~
以下のようなコメントが載りました。
いつもブログありがとうございます。
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いつも野中先生のブログを拝見して、心の支えにしている小学校教師です。(57歳)
3年の担任をしています。学年2クラスです。
隣のクラスは、他県から東京都に異動してきた通算5年目の女の先生です。
学級がうまくいっていません。
野中先生が、いつも言われているような不安定さです。7月に学校が完全に再開して、夏休み前には、現在のような状況になりました。
夏休みに、私は野中先生の「明日の教室」のDVDを一緒に試聴して、「大切なのは、教材準備より先に、学級経営だよ」と伝えました。でも、ダメでした。現在、彼女は、身体的にも肉体的にも、ダウン状態です。
野中先生の本も紹介したのですが。
3月まで乗り切れるのか心配です。そして、私も倍速で学年の事をしないといけない状況です。愚痴になってしまい、すみません。
野中先生のブログを心の支えとして、進みたいと思っています。
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隣の先生のクラスが、学級崩壊に近い状態を迎えているのですね。
もはや、11月なのです。
さまざまな手立ては打ってあるのに、うまくいかないわけです。
これから隣のクラスの立て直しを図ることはむずかしいと考えなければなりません。
その先生に、さまざまなアドバイスをされるでしょうが、もはやそのアドバイスを聞いて、実践に移していける心の状態が追いついていかないのだと思われます。
この場合は、最悪の事態を想定することから始めなければなりません。
最悪の事態とは何か。
それは、その先生が身体的にダウン状態だということで、精神的にも参っていると考えた方がいいですね。
そうすると、あと5ヶ月あるのです。
その間に、鬱状態になって休職に入ることが想定されます。
もっと最悪の事態は、辞職です。
そうなった場合は、どうするかを想定してください。
もちろん、本来校長が行うことですが、学年主任としても、その覚悟をしなければなりません。
そして、その覚悟で、今何をしたらいいか冷静に判断することです。
最悪の事態が起こらないように手立てを講じることです。
何ができるでしょうか。
①校長と相談して、フリーの先生にT・Tで入ってもらうということは
可能でしょうか。これが一番効果的な方法です。
授業で邪魔をするやんちゃな子供に付き添ってもらい、暴れるようだっ たら校長室や別室に連れて行って話すなどのことをやってもらう先生です。
②臨時の教科担任制を行う。
先生のクラスとそれぞれの教科を交換する。他に教務主任などのフリー の先生がいたら、何かの教科を持ってもらう。
要するに、担任の先生と子供たちの関係が壊れているのですから、他の 先生だったら関係は築けると思われます。
これが可能でしょうか。
③教科ごとにクラスを半分ずつに分けて、あるいはフリーの先生が
加わってもらえば、3分割に分けて授業を行う。少人数ですね。
これをできる限りの教科で行う。
私が困難校での教務主任のときは、①の方法で学級崩壊クラスを乗り切りました。
その先生は、理科専科だったのですが、急きょT・Tに入ってもらいました。できる限りの授業をしてもらうようにしました。
どうでしょうか。
その先生のこれからの教師人生がかかっています。
励まして、励まして、支えて、支えて、あと5ヶ月間凌いでいけるように助力してあげてください。
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コメント
ブログ拝見しました。
ありがとうございます。
野中先生からのアドバイスを実行していきたいと思います。
校長とは、今日これからの事を話しました。
やはり、T.Tを付けるのが一番のようだと思います。
隣のクラスの担任は、改善すべき事はいろいろとあるのですが、まずは3月まで何とか乗り切る事、それに尽きると思います。
バックアップに徹したいと思います。
投稿: ブログありがとうございます | 2020年11月 2日 (月) 20時30分