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もはや非常事態宣言を出すべきである(2)~文科省の統計資料を見て~

暴力行為と同じように「いじめ」のグラフを見る。

Photo_20201026092701


 同じように平成25年から右肩上がりに上がっている。
 平成25年頃にいじめの定義が厳格になっている。
 それにも増して、こうして多くなっている現象がある。

 暴力行為とほとんど相似形を表すような状況である。 
これはどうしてだろうか。
 私の仮説だが、学級崩壊が起これば、必ずそこには深刻ないじめが発生するのであるが、それがこのグラフで証明されているということではないか。
 小中のどの学年がいじめが多いのか。
これもグラフ化されている。

Photo_20201026092702

 数年前までは、中学校がいじめが一番多かったのだが、今では小学校の低学年が数多くなっている。

 第1位 小2
 第2位 小3
 第3位 小1
 第4位 小4
 第5位 小5

 この現象をどう見たらいいのだろうか。

 都道府県別に順位は、次の通り(1000人当たりの認知件数)。

 第1位 宮崎県 122.4
 第2位 山形県 115.7
 第3位 大分県 93.8
 第4位 新潟県 90.2
 第5位 山梨県   88.3

 指定都市も挙げておこう(1000人当たりの認知件数)。

 第1位 新潟市  259.3
 第2位 仙台市  170.9
 第3位 大阪市  125.2
 第4位 札幌市   65.2
 第5位 熊本市   63.6

 新潟市や仙台市の数は、これまた半端な数ではないことが分かる。
 この2つの都市は、暴力行為もいじめも、大変な数である。
 学校現場の荒れの状況が進んでいることは間違いない。

 ★
 何が起こっているかである。
 繰り返しになるが、冒頭に書いたように小学校は、非常事態を宣言する事態になっている。2,3年の増加現象ではない。7年間も右肩上がりに上がり続けているのである。
 これは、小学校に今まで考えられないような何かが起こっていると思わないわけにはいかないだろう。
 マスコミは、ここに注目したところは少なくとも目にする限りどこもなかった。
 
 私は、この統計を見ながら、数年前から小学校で起こっていることを次のように言い続けてきた。

 ①学級崩壊が多くなっている。
  それは、今まで都市化現象であったが、それが地方に波及している。

②学級崩壊予備軍が多くなっている。
  学級崩壊は、授業もまともにできない状況になるが、今静かに進行している現象は、授業は何とかできるが、1年中クラスが落ち着かなく
なり、しょっちゅうもめごととその仲裁に担任が追われる事態である。
  クラスが集団にならず、群れのままに推移する。
  学級崩壊予備軍と言っているが、それがどんどん進んでいることが予想される。これは統計には表れていない。


  

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コメント

いつも野中先生のブログを拝見して、心の支えにしている小学校教師です。(57歳)
3年の担任をしています。学年2クラスです。
隣のクラスは、他県から東京都に異動してきた通算5年目の女の先生です。
学級がうまくいっていません。
野中先生が、いつも言われているような不安定さです。7月に学校が完全に再開して、夏休み前には、現在のような状況になりました。
夏休みに、私は野中先生の「明日の教室」のDVDを一緒に試聴して、「大切なのは、教材準備より先に、学級経営だよ」と伝えました。でも、ダメでした。現在、彼女は、身体的にも肉体的にも、ダウン状態です。
野中先生の本も紹介したのですが。
3月まで乗り切れるのか心配です。そして、私も倍速で学年の事をしないといけない状況です。愚痴になってしまい、すみません。
野中先生のブログを心の支えとして、進みたいと思っています。

投稿: 学級経営が大切! | 2020年10月31日 (土) 10時55分

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