先生方がしんどくなっている!
先生方が、しんどくなっている。
確かに、確かに、その通りなのだ。
多賀 一郎先生が、フェイスブックで次のように書かれている。
まさに、私も同感である。
★ ★ ★.
先生方、しんどくなっている。
苦しくなっている。
「若手のための小部屋」で
吐き出そうと誘ったら
たくさん反応があった。
✳️子どもとの状態が苦しくなってきた
✳️管理職からディスられる
✳️どうも疲れが溜まってきてとれない
等々。
今年度は、ロケットスタートができなかった。
子どもたちとの関係づくり、
子ども同士の関係づくり、
そういうものが根本的に作れていない。
マスクをつけたままの指導には
限界がある。
そして、ただでさえブラックだと揶揄される
学校で、仕事が増えている。
大勢での飲み会も憚られる。
リモートでそんなものが
全て解消できるわけもない。
先生方、今年は何ができてなくても
仕方ないと思おうよ。
どんな状況になってもなんとかすることは
できる人はいるかも知れないが
スーパーティーチャーでもない限り、
なかなか難しいものだ。
できないことに思いを致すことより
今できることだけに絞って
やっていこう。
★ ★ ★
まことにその通り。
先日も、ある区の初任者指導の録画をとったのだが、指導主事の先生の話では、9月の時点でかなりの初任者が辞めているということであった。
休校、分散登校などきわめて異例な事態にあった初任者が、耐えられなかったのである。
多賀先生が言われているように、「今できることだけに絞ってやっていこう」ということである。
できることは何か。
先生たちによって、さまざまであろう。
私は、授業やさまざまな活動に「スピード・テンポ」をつけることだと思っている。
学級が落ち着かなくなり、荒れてくると、必ず出てくる現象は、学級に「スピード感」がなくなることである。100%そうなる。
全体がだらだらする。
これは、担任も、生み出している。
授業時間を守らない。
空白の時間が多い。
時間にルーズである。
…………
これを改めて、時間をきちんと守り、すべての活動にスピード・テンポをつけることである。
子供たちは、ゲームなどでスピード感に浸されている。
そのため、だらだらとした活動は、体が不快感に陥る。
だから、担任のだらだらした授業や活動は、体が不快感を感じ、逆にだらだらとした表現をしてしまう。
できることは、スピード・テンポをつけることなのである。
朝の会を10分以内で終わる。
終わりの会は、7,8分で終わる。絶対に長くしない。
そのために、プログラムを削る。
授業はきちんと時間を守る。
給食時間、掃除時間も時間内に終わるように工夫する。
これだけでも、学級にスピード・テンポが出てくる。
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コメント
コメント失礼します。
もう5,6年ブログを拝読しています。いつも勉強させていただいております。ありがとうございます。
たしかに、「学級がしんどい」ことが大きな負担になっていると思うのですが、一番は「職員室がしんどい」ことが一番大きいのでは無いかと私は思います。
これは私の経験ですが、どんなに学校、学級、子どもが大変でも、職員室が良い雰囲気であれば、充実した仕事が送れます。
しかし、どんなに学級が良くても、職員室がしんどければ、負担が大きくなると思います。
若手育成、初任者育成と言われますが、一番しないといけないことは、中堅、ベテラン、管理職育成ではないかと私は考えています。(もちろんどちらも大切だと思います・・・)
仕事を送る日々の中で常日頃考えていることだったので、コメントさせていただきました。
よろしければ野中先生の考えも伺いたいです。
お忙しいところ申し訳ございませんが、お願いいたします。
投稿: yamasan | 2020年10月11日 (日) 10時26分