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2020年10月

コメントに答えて

 次のようなコメントがブログに寄せられました。
 いつもブログありがとうございます。

★ ★ ★
 コメント失礼します。もう5,6年ブログを拝読しています。いつも勉強させていただいております。ありがとうございます。たしかに、「学級がしんどい」ことが大きな負担になっていると思うのですが、一番は「職員室がしんどい」ことが一番大きいのでは無いかと私は思います。これは私の経験ですが、どんなに学校、学級、子どもが大変でも、職員室が良い雰囲気であれば、充実した仕事が送れます。しかし、どんなに学級が良くても、職員室がしんどければ、負担が大きくなると思います。若手育成、初任者育成と言われますが、一番しないといけないことは、中堅、ベテラン、管理職育成ではないかと私は考えています。(もちろんどちらも大切だと思います・・・)仕事を送る日々の中で常日頃考えていることだったので、コメントさせていただきました。よろしければ野中先生の考えも伺いたいです。 お忙しいところ申し訳ございませんが、お願いいたします。
★ ★ ★

 まさに言われるとおり、私も同感です。
 きっとコメントの先生も、学校現場にいるベテランたちの有り様にうんざりしたり、怒りを感じたりしているのだろうと想像できます。

 中堅、ベテラン、管理職育成が、ほんとうは最も大事です。
 これらの先生たちが、もっと職場でがんばってくれれば、学校は豊かになります。
 でも、これが最もむずかしい課題です。
 
 私が今まで関わった教育委員会も、その育成について必要感を痛感しておりました。
 でも、効果を考えれば二の足を踏むわけです。
 もはや、これらの先生たちの多くは、変われないのですから。
 育成の研修会など行っても、効果はありません。

 まず、それらの先生たちが、学校で若手を引っ張っていく模範を示せなくなっているのです。
 今ベテランの先生たち(しかも今まで力量があると言われてきた先生たち)のクラスが、軒並みに学級崩壊を引き起こしています。
 だから、自分のクラスだけでも精一杯。

 神戸市での若手いじめ事件がありました。
 これは、学校の職員室が抱えている問題の氷山の一角を示したもので、学校はあのように崩れていっているわけです。

 今、学校の職場で起こっていることは、次のようなことだと思われます。

 ①守旧派(今までの学校の体制を支えてきた先生たち)の先生たちが
  中心になり、今までの体制を守ろうとして、良く変えようとする若
  手の意見を潰している。
 ②ともすれば、若手がいじめの対象になる。
 ③学年がまとまるための学年会が機能しなくなっている。
 
 見聞きしたことです。
 もちろん、こんな学校ばかりではありません(必死になってがんばっている中堅やベテランの先生もいる)が、どんどん学校の職員室が、暗く、過ごしにくい場所に変わっていっているのです。

 このコメントの先生と、同じ視点で上越教育大学の西川純先生が、フェイスブックに次のように書かれています(ブログに書きましたが)。

 ★ ★ ★

 (中略)
 どんな新人教師も、失敗します。そして、失敗します。そして、失敗します。そして・・・・・・。私もそうでした。皆さんもそうでしょう。では、我々は何故、それを乗り越えて辞めなかったか?それは先輩教師に守ってもらえたからです。先輩から「私も同じような失敗をしたよ」と言われ、フォローしてもらったからです。
 では、今、若い教師が辞めるのは何故でしょうか?それは職員室の教育力が低下しているのです。中堅、ベテランが忙しすぎて若手をフォローする余裕を失っているのです。
 辞めないためには何が必要か?それは、年長者に可愛がられる能力なのです。
★ ★ ★

 職員室での同僚性がなくなり、また教育力もなくなっています。
 だから、初任者がどんどん辞めていくわけです。
 
 暗い話ばかりになりました。
 コメントの先生の相談にならなかったかもしれません。

 せめて、これからの若手の先生たちに期待するしかないわけです。
 今、若手の先生たちに何ができるのか。

 もうすでに現場を去って何年も経っている私に、今の学校現場の空気を感じることができません。
 しかし、はっきりしていることは、自分の足元をしっかりとすることでしょう。自分の教室を豊かにしていくことです。
ここをいい加減にして、これからは成り立ちません。

 これから学級崩壊が数多く起こります。
 教育行政も、教育委員会も、これへの手立ては持っておりません。
 学校現場が、立ち向かうしかすべはありません。
 ぜひ、がんばっていただきたいと願っています。

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つれづれなるままに~親しい友人が亡くなる~

●私の健康を支えているのは、両手振り体操である。
 
 https://www.givegive.co.jp/hpgen/HPB/entries/48.html

 毎日、3回(朝昼夕)10分ずつ行う。
 玄関先で行う。
 ただ、手を振るだけでは暇なので、目の健康のために遠くを見ながら行う。
 ついでに舌をぺろぺろ出しながら行っている(笑)。
 人がこの様子を見たら、ちょっと異様な感じだろうなと思いつつ、やっている。
 舌を出すのは、舌を鍛えて誤嚥性肺炎を防ぐためである(ほんとにそうなるのか分からないが……)。
 
 最近、両手を振っている間に、空を通過する飛行機が気になりだした。
 横浜の上空は、飛行機の往来が激しい。
 青空だらけの中で、1機の飛行機を見つけて、それを追尾する。
 これが快感である。なんとも楽しくなる。
 10分間の腕振りは、まったく飽きることなく終わるわけである。

 趣味は何ですかと言われたら、けん玉、数独、そして最近では飛行機の追尾ということになる。
「ほんとに変わった人ね!」と女房には言われる(笑)。
 
●上越教育大学の西川純先生がフェイスブックに次のように書かれている。
初任者が辞めていくことについてである。

 ★ ★ ★ 
教員養成系学部、大学では懸命に教育しています。しかし、それは入り口の入り口しかできません。考えてみてください。掲示物の掲示の方法を大学で教えてもらった方はいますか?少ないと思います。でも、大事ですよね。でも、そのレベルのことを教えていたとしたら、教員養成は数十年でも無理です。
 どんな新人教師も、失敗します。そして、失敗します。そして、失敗します。そして・・・・・・。私もそうでした。皆さんもそうでしょう。では、我々は何故、それを乗り越えて辞めなかったか?それは先輩教師に守ってもらえたからです。先輩から「私も同じような失敗をしたよ」と言われ、フォローしてもらったからです。
 では、今、若い教師が辞めるのは何故でしょうか?それは職員室の教育力が低下しているのです。中堅、ベテランが忙しすぎて若手をフォローする余裕を失っているのです。
 辞めないためには何が必要か?それは、年長者に可愛がられる能力なのです。
 ★ ★ ★

 ほんとにそうだと同感する。

 
●親しい知り合いの旅行仲間の一人が亡くなるという一報を受ける。
 びっくりする。言葉を失う。事故なのである。

 今回のコロナ禍で久しく連絡をしていなかったが、久しぶりの連絡が、こんなことになってしまった。

 私と同世代。72歳だったのである。事務職の先生。
 数年間、九州を中心に最果ての地を旅行して回った。
 ともに素晴らしい思い出である。

 昨年、電話をしたら、声がかすれていて「どうしたの?」「いやいや人と話さないものだからかすれているんだよ」と返ってきて、思い立って旅行仲間で忘年会をやった。12月21日のこと。
 これが今生の別れになった。

 今日は、ベートーベンの「告別」の曲を聴きながら、彼を送っている。 

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先生方がしんどくなっている!

 
 先生方が、しんどくなっている。
確かに、確かに、その通りなのだ。
 多賀 一郎先生が、フェイスブックで次のように書かれている。
まさに、私も同感である。

 ★ ★ ★.
先生方、しんどくなっている。
苦しくなっている。
「若手のための小部屋」で
吐き出そうと誘ったら
たくさん反応があった。
✳️子どもとの状態が苦しくなってきた
✳️管理職からディスられる
✳️どうも疲れが溜まってきてとれない
等々。
今年度は、ロケットスタートができなかった。
子どもたちとの関係づくり、
子ども同士の関係づくり、
そういうものが根本的に作れていない。
マスクをつけたままの指導には
限界がある。
そして、ただでさえブラックだと揶揄される
学校で、仕事が増えている。
大勢での飲み会も憚られる。
リモートでそんなものが
全て解消できるわけもない。
先生方、今年は何ができてなくても
仕方ないと思おうよ。
どんな状況になってもなんとかすることは
できる人はいるかも知れないが
スーパーティーチャーでもない限り、
なかなか難しいものだ。
できないことに思いを致すことより
今できることだけに絞って
やっていこう。
 ★ ★ ★

 まことにその通り。
 先日も、ある区の初任者指導の録画をとったのだが、指導主事の先生の話では、9月の時点でかなりの初任者が辞めているということであった。

 休校、分散登校などきわめて異例な事態にあった初任者が、耐えられなかったのである。

 多賀先生が言われているように、「今できることだけに絞ってやっていこう」ということである。
 
 できることは何か。
 先生たちによって、さまざまであろう。
 私は、授業やさまざまな活動に「スピード・テンポ」をつけることだと思っている。
 
学級が落ち着かなくなり、荒れてくると、必ず出てくる現象は、学級に「スピード感」がなくなることである。100%そうなる。
 全体がだらだらする。

 これは、担任も、生み出している。
 授業時間を守らない。
 空白の時間が多い。
 時間にルーズである。
 …………

 これを改めて、時間をきちんと守り、すべての活動にスピード・テンポをつけることである。
 子供たちは、ゲームなどでスピード感に浸されている。
 そのため、だらだらとした活動は、体が不快感に陥る。
 だから、担任のだらだらした授業や活動は、体が不快感を感じ、逆にだらだらとした表現をしてしまう。

 できることは、スピード・テンポをつけることなのである。

 朝の会を10分以内で終わる。
 終わりの会は、7,8分で終わる。絶対に長くしない。
 そのために、プログラムを削る。
 授業はきちんと時間を守る。
 給食時間、掃除時間も時間内に終わるように工夫する。

 これだけでも、学級にスピード・テンポが出てくる。  

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