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いくつもの小さな課題に取り組ませる授業(1)~中学校の社会科の授業~

「えっ、これは『味噌汁・ご飯』授業が目指してきた授業じゃないか!」
 というのが最初の感想。

 長崎の山中太先生のFB(フェイスブック)である。
 中学校の社会科の先生である。
 知り合いである。
 一度、福岡で講座をもったときに長崎から駆けつけてこられて、お会いしたことがある。

 こんな授業を示されている。

 ★ ★ ★
全員参加の授業づくりを行っています。勉強が苦手な生徒も楽しく参加できるような工夫を取り入れています。例えばこんなことです。
①授業を10分の5セットとして考えて,いろいろな課題を与えて,その都度一人一人を評価しています。
②誰でもできる課題を与えます。(地名探し,色塗り作業,気づきを書く)
③苦手な生徒でも高い評価がもらえるような課題を出します。(知識よりも発想力,想像力を評価します。いわゆる逆転現象を起こす課題です)
④授業のテンポが鈍ったらクイズを出題します。
⑤課題が早く終わった生徒はステップアップ課題に取りくむようにしています。
社会科の授業が終わる頃,「えっ,もう終わり?」という声が聞こえてきます。ゲームに慣れきっている生徒を授業に乗せるために,いろいろな工夫が必要だと思います。とにかく50分間だまってイスに座らせ,じっと教師の説明を聞かせ,ひたすらドリルを解かせるなんて授業をしている教師は,まだいるのでしょうか。
★ ★ ★
 どんな授業になるのか。
 別のところで、初任者に見せた授業の内容を公開されている。
★ ★ ★
単元は「乾燥帯の特色」でした。
モンゴルのステッでの暮らしを学ぶというものです。
①地図帳でモンゴルの位置を確認させる。
②ステップの写真を見せて気づきを発表させる。
③ゲルという移動式の住居の特徴を教える。
④ゲルを組み立てるたにはどれぐらいの時間がかかるかクイズを解かせる。
⑤どうして移動式の住居なのかを考えさせる。
⑥夏は山の上→秋は草原→冬は丘に囲まれた低地という遊牧の流れを知る。
⑦どうして冬は,丘に囲まれた低地に住むのを考させる。
⑧現在のゲルの写真を見る(ソーラーパネル,パラボラアンテナ,オートバイがあること)
⑨どうして遊牧にオートバイが必要なのかを考えさせる。
⑩遊牧の生活の変化を理解させる。
⑩確認テスト
という流れでした。

いくつもの小さな課題に取り組ませ,その都度,個々の生徒をフォローしていくのが,私の授業の流れです。
意識していることは,テンポです。テンポ授業を進めて生徒をのせてしまうのです。

初任者の感想です。
「疾走感があるのに,すべての生徒が授業についてきているのに驚きました。」

さあ,この後,この初任者がどう動くか楽しみです。
 ★ ★ ★

 私は、「小刻み活動法」と名付けていることである。
 これが、具体的に、こうして、しかも中学校の授業で実現されている。
何とも感激する提案である。(つづき)


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