« 2020年5月 | トップページ | 2020年7月 »

2020年6月

いくつもの小さな課題に取り組ませる授業(1)~中学校の社会科の授業~

「えっ、これは『味噌汁・ご飯』授業が目指してきた授業じゃないか!」
 というのが最初の感想。

 長崎の山中太先生のFB(フェイスブック)である。
 中学校の社会科の先生である。
 知り合いである。
 一度、福岡で講座をもったときに長崎から駆けつけてこられて、お会いしたことがある。

 こんな授業を示されている。

 ★ ★ ★
全員参加の授業づくりを行っています。勉強が苦手な生徒も楽しく参加できるような工夫を取り入れています。例えばこんなことです。
①授業を10分の5セットとして考えて,いろいろな課題を与えて,その都度一人一人を評価しています。
②誰でもできる課題を与えます。(地名探し,色塗り作業,気づきを書く)
③苦手な生徒でも高い評価がもらえるような課題を出します。(知識よりも発想力,想像力を評価します。いわゆる逆転現象を起こす課題です)
④授業のテンポが鈍ったらクイズを出題します。
⑤課題が早く終わった生徒はステップアップ課題に取りくむようにしています。
社会科の授業が終わる頃,「えっ,もう終わり?」という声が聞こえてきます。ゲームに慣れきっている生徒を授業に乗せるために,いろいろな工夫が必要だと思います。とにかく50分間だまってイスに座らせ,じっと教師の説明を聞かせ,ひたすらドリルを解かせるなんて授業をしている教師は,まだいるのでしょうか。
★ ★ ★
 どんな授業になるのか。
 別のところで、初任者に見せた授業の内容を公開されている。
★ ★ ★
単元は「乾燥帯の特色」でした。
モンゴルのステッでの暮らしを学ぶというものです。
①地図帳でモンゴルの位置を確認させる。
②ステップの写真を見せて気づきを発表させる。
③ゲルという移動式の住居の特徴を教える。
④ゲルを組み立てるたにはどれぐらいの時間がかかるかクイズを解かせる。
⑤どうして移動式の住居なのかを考えさせる。
⑥夏は山の上→秋は草原→冬は丘に囲まれた低地という遊牧の流れを知る。
⑦どうして冬は,丘に囲まれた低地に住むのを考させる。
⑧現在のゲルの写真を見る(ソーラーパネル,パラボラアンテナ,オートバイがあること)
⑨どうして遊牧にオートバイが必要なのかを考えさせる。
⑩遊牧の生活の変化を理解させる。
⑩確認テスト
という流れでした。

いくつもの小さな課題に取り組ませ,その都度,個々の生徒をフォローしていくのが,私の授業の流れです。
意識していることは,テンポです。テンポ授業を進めて生徒をのせてしまうのです。

初任者の感想です。
「疾走感があるのに,すべての生徒が授業についてきているのに驚きました。」

さあ,この後,この初任者がどう動くか楽しみです。
 ★ ★ ★

 私は、「小刻み活動法」と名付けていることである。
 これが、具体的に、こうして、しかも中学校の授業で実現されている。
何とも感激する提案である。(つづき)


| | コメント (0)

漢字テストの結果が悲惨です!

「漢字テストの結果が悲惨です」
「味噌汁・ご飯」授業研究会の秦安彦先生からのFB(フェイスブック)である。
★ ★ ★
 課題はもっと手前にある。
⭕緊急提言
分散登校→全員登校→通常授業 のステップで日常授業に戻そうとしている学校が多いと思います。
研究会のメンバーに聞き取りをしたところ。複数の学校で、つぎのようにカリキュラム・マネジメントをすることがわかりました。
●(系統性の強い)算数は極力指導時数を削らない。できれば4月分からやり直す。
●漢字指導を含む重要言語事項指導は、4月分からやり直す、あるいは、未履修部分を徹底復習する。
非常に先進的な取り組みをしている学校の先生からも次のような報告がありました。ワークシート学習&オンライン学習を行っている学校です。
分散登校中 学年代表が「これは売り物になるレベル」と絶賛したワークシートが完成したのでそれを家庭学習の課題として使用したそう。課題の提出も徹底させ、もれなく確認したとのこと。
なのに、テストをしたところ、「やはり、学校の、授業は大切だった」と再確認しているとのことです。
どうやら、●部分に書いたことには注意する必要がありそうだというのが「緊急提言」です。家庭で学ばせているから、そこは削っても大丈夫・・・とはならないことに十分留意する必要があるということです。そこだけ新幹線授業は危険だということです。
初任者からは、特に「漢字テストの結果が悲惨です」との報告が複数寄せられました。
 ★ ★ ★
「やはりなあ、そうなるのだ!」と思う。

 ワークシート学習やオンライン学習が、実際のテストではふるわなかったという結果である。
 また、「漢字テストの結果が悲惨です」という結果。

 これは何であろうか。

 脳科学では、つぎのような指摘がある。
 「ドイツの心理学者、エビングハウスが行った記憶実験によると、記憶した20分後には42%を忘れ、1時間後には56%を忘れ、1日後には74%を忘れることが明らかにされました。記憶というのは、時間とともに猛烈なスピードで忘却されていくのです。これを防ぐ方法が『復習』です。」(『覚えない記憶術』樺沢紫苑著サンマーク出版)
 
 有名な記憶実験である。
 これによれば、今日勉強したことは、次の日には74%も忘れるということである。

 それを防いでいくのは、「復習」しかないというのである。

 「だいたいの目安としては、情報の入力から2週間で3回のアウトプットをすると、長期記憶として残りやすくなるといいます。」(『アウトプット大全』樺島紫苑著 サンクチュアリ出版)

 ワークシート学習&オンライン授業がどんな様子だったか、分からないのでくわしく分析できない。

 ただ、「漢字テストが悲惨」というのは理由が、はっきりしている。
 
 子供たちは、ワークで「インプット学習」をしたのである。
 これだけでは漢字は覚えない。
 
「アウトプット学習」をちょこちょこと加えないとダメだ。
 漢字の場合、アウトプット学習とは、テストのことである。
 インプットしたことを覚えたかどうかの確認(テスト)をしなければ覚えたことにならない。
 ★
 ワークシート学習などの場合も、長期記憶(これが学力になる)として残るための確認(テスト)をどのように工夫されているかどうかである。

 今、算数の共同研究をやっているが、「算数学力向上メソッド」を使って授業ー宿題ー復習テストというシステムを駆使しての研究である。

 その場合、必ず授業の最初に5分間だけ復習テストを行う。
 この復習テストは、昨日の授業の練習問題そのまま。
 3分で行うようになっている。
 昨日学習したことを思い出させて、そこから今日の授業に入って行くのである。
 
 算数は系統性が重視されるので、絶対にこれが必要になる。
 昨日学習したのは、今日は、もう74%忘れられていると考えねばならないからである。

私もクラス担任の時に、手ひどい結果を経験している。
 昨日の算数の授業で、全体にノートをもってこさせて、ひとり一人マルをつけた。
 ちょっとむずかしい課題だったので、丁寧にやったのである。

 ところが、たまたま昨日の練習問題を解かせてみたことがあった。
 結果は、半分しかできなかった。
 愕然とした。
 「あれほど丁寧に、ひとり一人確認したのに、どうしたことか!」と。

 この経験からむずかしい課題のときは、何度か昨日の練習問題を出してみた。
 やはり5,6割しかできなかった。 


 エビングハウスの記憶実験によれば当然のことだが、この時には、このことを知らなかったのである。

 それ以来、授業の最初には、必ず5分の復習テストをすることにしたのである。

ワークシート学習やオンライン学習の場合でも、この学習を途中途中でチェック・確認するところがなければ、その学習は生きてこないはずである。
 インプットだけの学習になってしまう。

 ここが抜け落ちている場合が多いのだ。

| | コメント (0)

つれづれなるままに~なりすまし詐欺にあう~

●長崎の山中先生のFBに次のようなことが載っていた。

 

 ★ ★ ★
初任者研修が正常に実施されていません。校内指導は拠点校指導員の努力で何とかカウントは増やせていますが,初任者が一堂に会しての研修会が1回も実施されていません。教育センターからDVDとレジュメが送られてきて,視聴しながらまとめていくという何とも悲しい研修になっています。
「3密」を回避するための方策であることはわかりますが,これではあまりにも初任者がかわいそうです。同じ悩みをもつ教師どうしが顔を見ながら話をすることで,悩みが軽減する可能性もあるのです。そこからつながりが生まれることもあるのです。学びのスイッチが入る場合もあるのです。まずは,人数を減らしてでも初任者が顔を合わせる場をつくってほしいと思います。
★ ★ ★

 

 その通りである。
 私が今年度行うことになっていた初任者研修は、1つを除いてみんな中止になった。

 

 7月に行う初任者研修は、担当する指導主事の先生から「何とかしたい!」という連絡があった。
 それもどうなるか分からない。

 ある初任者は、小学2年担任なのに、毎日6時間授業をこなしている、と。
 授業、授業と詰め込んでいる。
 もちろん、学校の方針である。

 

校長の指示により、単元の遅れを何とか解消しようと詰め込んでいるわけである。
 子供たちの思いはそっちのけ。

 

  

 

●いきなり、スマホのSMSにメールがきた。
「荷物を届けにきましたが、お留守だったので持ち帰りました。
 確認してください。」と書かれていた。
 荷物が届くことになっていたので、すぐに返信した。
「今はいます。よろしくお願いします。 」と。

 

 女房から「これっておかしいよ!」と言われた。
 そう言えば、ずっと家にいたのである。

 

 スマホに、こんな不在メールが届くことは今まではあり得ない。
 普通相手からの荷物には、固定電話が書かれているはずである。

 

 おかしい!
 それ以来、何の連絡もなかった。

 

 娘からは、それは「なりすまし詐欺だよ!」と連絡がきた。
 ヤマト運輸のショートメールに多発していることが書かれている。

 

 「やられた!」というところである。

 

 皆さんも、気をつけてください!

| | コメント (1)

つれづれなるままに~外郎売りを覚えて~

 「シゴトのヒント365」(神田昌典) に次のようなことが載っていた。

「問題の本質的な答えは、目に見えるところではなく、
 誰も注目しない「裏」だったり、
 「間」だったり、または「ゴミ箱」の中などに
 隠されています。片っ端から写真を撮って、
 あとから写真の中に答えを探してみると、
 ほぼ確実に、とんでもない宝物が発見できます。」

●午前中に、3000歩歩くことを課している。
 家の中を歩くのだが、その歩いているときに、暇なので、暗唱をすることにしている。
 ながら族なので、何かをしながら、そのことをやる。
 
 最初は、滑舌などを行っていたのだが、最近は、「外郎売り」を覚えている。
 これは、有名なたたき売りの言葉で、最近は、海老蔵の息子の舞台のデビューは、この「外郎売り」だとテレビで言っていた。

 私はネットで調べて、手に入れたのだが、A44枚びっしりである。

 これを歩きながら、覚えるのである。
 これは老人でも覚えられるのかなと最初思ったものだが、できるのである。
 調子が良いので、すらすらと覚えられる。

 最近は、全部言えるようになっている。
 すらすらと出てくる。
 それでも、1年間かかったのだが…。
 毎日ちょこちょこと少しずつ覚えたわけであるから。

 「拙者親方と申すは、……」から始まり、「…ホホ敬って、ういろうは、いらっしゃりませぬか。」で終わる。
 今日も、今言い終えたばかり。

 老化は、確実に声から始まる。
 認知症予防と老化防止のための、ささやかな抵抗である(笑)。
  
●NHKの「クローズアップ現代」で、木村花さんの問題を取り上げていた。
 この問題は、さまざまなメディアに取り上げられている。
 私も、いくらか冷静に花さんの問題について考えられるようになった。

 確実に分かるのは、22歳の花さんが、この中傷ツイートに耐えられなかったということである。
 
 例えば、今小学生のほとんどが、ユーチューブに熱心だと聞いている。
 だから、将来の夢は、「ユーチューバーになること」という子供たちが増えているらしい。
 今の若者たちが、いかに「人からどう見られているか」「人にどう見られたいか」「人とどう付き合うか」という世界だけで生きているかがよく分かる現象である。
 これは、辛い世界だ。

 こんな辛い世界で、毎日100通も越える中傷ツイートで攻められたら、ひとたまりもないのではないか、と。

 クローズアップ現代では、最後に花さんの母親Kのツイートで締めくくっている。
 
「皆さんにお願いがあります」「どうか花のことでご自分を責めないでください。他の誰かを責めないでください。なにかを恨まないでください。ヘイトのスパイラルを止めてください。」「もうこれ以上こんなことが起こらないように 花が望んだやさしい世界に少しでも近づけるように」と。

 K(私たちはキムコと呼んでいた)は、連絡が取れない花さんのマンションに最初に駆けつけて、亡くなっている花さんを見つけている。
 救急車が駆けつけてきたときには、花さんのそばで泣き崩れているKがいたと報道は伝えている。

 その様子に、冷静ではいられなかった。
 人を許すことは、人にとって一番むずかしいことである。
 Kは、それをやっている。
 

中傷する連中が、これからどんな人生を送るか知っておかなくてはならない。
 ある哲学者は、言っている。
「その人の人生はその人の口から出た言葉の方向に進む」と。

 こうして人を否定する言葉ばかりを連ねて中傷していると、その人の人生は、自らそうなっていくのである。
 もうなっているのかもしれないのだが…。

| | コメント (0)

授業、授業と必死になってはいけない(2)

 学校を訪問して、先生たちの授業を見せてもらうときにマスクをして授業をしている先生がおられることがよくある。

 冬の時期に、風邪をひいている場合は仕方がない。
 でも、そういう場合でなくてもしている先生がおられる。

 そんな場合があるので、直接本人か校長に伝えている。
 「マスクをしょっちゅうしている場合は、教師の表情が子供たちに見えないので、これは大変困ります。教師の場合は、この表情で伝えることはとても大切になりますので…」
 
 これがどれほど伝わるのか、ちょっと心配である。
 ★
 なぜ、マスクにこだわるのか。
 
 担任の場合、子供たちと「関係」をつくるには「言葉」と「表情」しかないのである。

 とくに、担任の、「上機嫌な表情」を見せられたら、それだけで子供たちは安心の心持ちになる。
 その表情の一つひとつに、子供たちは敏感である。

 だが、その表情がマスクによって読み取れない。
 
 子供たちはどうなるのか。
 間違いなく、警戒感が起こる。
 先生が今どんな顔をしているのか読み取れないのだから、こちらは身構える以外になくなるはずである。

 全国の学校が、ほとんど分散登校で学校が開始されている。
 全部の先生たちが、マスクをして子供たちに対しているはずである。
 今、マスクをしないという選択肢はありえない。

 だが、そのマスクが、どれほど久しぶりに会った子供たちに警戒感を起こさせているかを考えられているのだろうか。

 今、やらなければならないのは、子供たちとの「関係づくり」なのである。

 繰り返しになるが、「関係づくり」では、「言葉」と「表情」しかないのである。
 この「表情」をマスクによって完全に断たれているわけである。

 あとは、「言葉」だけ。
 ★
 全国の先生たちが、登校してきた子供たちに「冷めている」という戸惑いを感じておられるようだ。前回のブログで伝えた通りである。

 親しい知り合いの先生のクラス(5年生)では、持ち上がりにもかかわらず「暗くなんだかよそよそしい」という感じになっているということ。

 昨年受け持っている、特別支援を要するN君は、昨年できていたことが、全くできなくなっていて、目も合わせられない上に、情緒も不安定になっていた、というのである。
 
 このN君は、昨年算数で格段の力をつけ、テストでは90点、100点を何度もとって、絶好調という状態だったはずなのである。

 それが、この3ヶ月の休校の間に、大きく変わっている。
 振り出しに戻ったという感じ。

 ここから始まっているという認識を、先生たちは強くもつ必要がある。
 ★
 全国の校長先生たちは、「授業、授業」と言っているはずである。
 それを受けて、先生たちも、授業、授業と迫っている。

 これで大きく失敗する。
 
 校長先生たちの中には、先生たちに「ゆっくり」というテーマを伝えている方もいる。見識がある。
 
 先生たちは普通でも授業の遅れにあせっているはずである。
 それを見越して、「あわてるな、ゆっくりでいい」と伝えているわけである。

 単元の遅れなどどうにでもなる(笑)。
 そんなことより、今は「関係づくり」をどうしていくかなのである。

 教室を「安心できる」場所にするために、まず「頼りがいのある担任であること」を伝えなくてはならない。

 そのために、マスクのリスクを回復するには、「言葉」と「活動」をどう工夫するかなのである。

 絶対に「授業、授業」をやってはいけない。

 先に上げた先生は、授業を進めることをやめ、分散登校で離ればなれになっているチームがお互いに関われるようにメッセージ交流をしたり、心をほぐせるように毎日ゲームをしたりしながら、取り組んでいる。

 マイナスを改善できたのかなと、先生は語っておられる。
 こういう工夫を今やるべきことである。
 

| | コメント (1)

授業、授業と必死になってはいけない!

 学校が再開して分散登校になっている。
 子供たちがどんな様子か聞いてみると、子供たちが冷めているということらしい。
 中でも6年生がめっちゃ冷めている、と。
 まず、声が出ない。休み時間はいいが、授業では大変らしい。

 校長からどんどん授業を進めないと、と言われていて、進めるのに必死だが、子供たちが全然乗ってこない状況らしい。 

 私が予想していた通りになっている。

 多賀一郎先生が、FBで次のようなことを書かれていた。
 
★ ★ ★
 子どもたち、落ち着いています。
という声を分散登校の始まった学校から
よく聞く。
そりゃあ、今は、この自粛ムードの中で
緊張して登校しているから。
いろいろと規制がかかり、
自由に伸び伸びとした活動ができないから。
抑制していることがたくさんあるから。
こんなの、長く続くわけがない。

反応が薄かったという声も聞く。
どうしていいのか分からないんだろうね。
子どもが子どもらしくないってことだ。
これは、きっと、次第に崩れてきて
収拾つかなくなることが出てくるよ。
抑圧されたものは、
必ず反動として表に出てくるから。
それを見据えての学級づくりを
考えなければならない。

今は、一人一人の子どもの真の思いに
どれだけつきあえるか
が、大切。
学級っていいなあという
楽しさと連帯感を持たせることが必要。
一ヶ月先、二ヶ月先を見据えての
今なのだ。
 ★ ★ ★
 
 多賀先生が言われる通りだと、私も思う。
 
 長く自宅で自粛してきたのである。
 子供たちは、さまざまな規制と抑制が重なって、自分をどう表現していいか分からないのである。
 こんなときは、反応がないし、声が出ない。
 当たり前である。

 こんなとき、校長から言われた通り、授業、授業と必死になっている先生はあとで地獄を見ることになる。

多賀先生が言うとおりに、
 「今は、一人一人の子どもの真の思いにどれだけつきあえるかが、大切。
学級っていいなあという楽しさと連帯感を持たせることが必要。
一ヶ月先、二ヶ月先を見据えての今なのだ。」

 子供たちに、「一人で家にいるより、みんなで過ごした方がやはり楽しいなあ!」「今度の先生もおもしろそうだし、良かった!」という思いを持たせることなのである。
 
 それをしなければいけないのに、授業、授業とやってしまっている。
 ★
 どうするか?

 ①まず「学級づくり」をすること。
  これはきちんと今やっておかなくては後で困ることになる。
 ②みんなで過ごすことの楽しさを味わうのは、たとえば、短いゲームなど  をやればいい。

 先日も、初任の先生からどのように再開後をやったらいいかと相談を受けたが、①②のことを教えておいた。

 ②については、中村健一先生の『73のネタ大放出』(黎明書房)のゲームが最適である。これを合間合間にやっていけばいいのである。

 繰り返すが、絶対に授業、授業と必死になってはいけないのである。
 これをやったら絶対に失敗する。
 失敗の様子が目に浮かぶ。

| | コメント (2)

« 2020年5月 | トップページ | 2020年7月 »