つれづれなるままに~ちょこちょこ時間で成り立っている~
●「5分草取り」を毎日やっている。
何にでもこうして名付ける(笑)。
ネーミングは大切である。
庭の草取り。
決して広い庭でもないが、まとめて草取りをしようと思うと大変。
そこで毎日5分間だけちょこちょこと草取りをする。
続けているときれいになってくる。
5分だから負担もない。
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今までやってきた仕事や家事などについて、まとまった時間で行うという発想はない。
ちょこちょこ時間を繰り返す。
こういう発想になったのは、次の本を読んだことになる。
『ありきたりの毎日を黄金に変える言葉』(ジョン・C・マクスウェル 斎藤孝監訳 講談社)の中に、「最も価値ある教訓」がある。
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米国の教育者であり、作家でもあるジョン・アーキンスは、14歳の時に人生で最も価値ある教訓を学びました。習っているピアノの先生が、彼にこう尋ねたのです。
「あなたは週に何回、どのくらいの時間練習するの?」彼は、毎日1回、1時間強は練習するようにしていると答えました。すると、先生が言いました。
「それじゃ、だめだわ。大人になると、時間というのはまとめて長く取れなくなるものなの。たった数分でも、時間が取れたらいつでも練習しなさい。5分か10分でもいいから、学校へ行く前や昼食後や、日常の雑用の合間にね。練習を一日の全体に広げていけば、音楽はあなたの一部になるわ」
彼女のアドバイスは、見事に役立ちました。アーキンスは、ニューヨークフィルハーモニックで演奏するピアニストになり、後にジュリアード音楽院の校長、またメトロポリタン・オペラ・アソシエーションの演出家としても活躍したのです。そのコロンビア大学で文学を教え、45冊の本を執筆しました。最も有名な作品『トロイのヘレン――憧れる魂』は、コロンビア大学へ通勤している時に書かれたものです。
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このアドバイスは、私にも、とても役立った。
私の取り柄は、「続ける」というのが得意なことなのである。
今もこうして立ってパソコンを打っている。
もう5年以上になるのではないか。
それまではコタツでパソコンを打っていたのだが、両肩が五十肩になってしまって、その原因がパソコンにあることが分かったのである。
それ以来、こうして立ってパソコンを打つことにしている。
棚に段ボールを置いて、そこにパソコンを備え付けた。
立ってパソコンを打っていると、長時間がなくなる。
ちょこちょこと他のことをしながら、その合間でパソコンを打つということになる。
最近の『教師1年目の教科書』『初任者指導の教科書』の2冊の本も、ちょこちょこと書き繋いできて仕上げたものなのである。
立って書いた原稿である。
私の日常は、このちょこちょこ時間で成り立っている。
何かまとまってしようとは思わない。
そんな発想はない。ちょこちょこである。
でも、退屈をするということがないことだけは確かである。
●70歳になって始めたことが、けん玉と数独である(笑)。
認知症予防になるということらしい。
けん玉は、なかなか上達しない。
飛行機の5級は、まあまあ。
ふりけんの4級は、まだまだ。
今は、3級の日本一周に挑戦している。
遅々とした歩みだが、これも隙間時間にちょこちょこと練習している。
数独は、朝日新聞の土曜日の数独クイズに毎週応募している。
難易度が3か4は、何とかできるようになる。
だが、難易度が5は歯が立たない。まったくできない。
奥が深いわけである。
数独は、みごとに「守破離」の技術上達が試される。
今は、「守」の段階。
基本技術が、3つほどで何とかなる。
今は、「破離」を目指さない。
じっくりと「守」の技術をマスターする段階である。
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