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『崩壊学級を救う33の方法&つぶす13の方法』(中村健一 梶川高彦編著 黎明書房)を読む!

『崩壊学級を救う33の方法&つぶす13の方法』(中村健一 梶川高彦編著 黎明書房)を読んだ。

 「はじめに」で中村健一先生が書かれている。

「本書は、巷に出回っている『崩壊学級立て直し本』ではありません。とにかく、崩壊学級担任の救出を第一に考えます。」

 このテーマで成り立っている本である。
 一気に読む。

 実際に崩壊を経験した先生方も書かれている。
 さまざまな場面が浮かび上がる。

 第1章は、中村先生が書かれている。
 中村先生の主張は、明快である。

 ①学級崩壊の原因は、影響力のある、たった一人の子供や保護者に
  よって起こる。どんな先生でも起こる。
 ②学級崩壊は、運の悪い宝くじに当たったようなもの。
 ③担任交代せずに崩壊学級を立て直した例は、0件。成功率は、
  0%。
 ④学級崩壊して辞めていったり、病休に入っていった教師はたくさん
  いる。初任者や若手、他校でエースと言われたベテランで力がある
  教師も、何人もいた。
 ⑤崩壊学級担任が打つ手は、すべて逆効果。
 ⑥学級崩壊を起こした子供たちや保護者のために、力を使う必要は
  ない。
 ⑦崩壊学級担任は、自分の守ることを第一に考えて、全力を尽くす
  べき。家族を守るために、全力を尽くすべき。
 ⑧学級崩壊は、担任のせいではない。子供たちのせい。保護者の
  せい。社会のせい。
 ⑨絶対に辞めない。辞めたくなったら、休職する。
 ★
 おそらく、崩壊を経験した先生たちは、心にくすんできた心が温かくなるのではないか。

 今まで教育界では、学級崩壊に対して「それはアナタの教師としての志や力量の無さから起こるの!」と思われたきたのである。

それを中村先生はひっくり返している。
 崩壊をした先生を慰めるためだけに書かれているのではない。

 この提起は、今まで教育界で信じられてきた常識をひっくり返している。
 
その証拠に、どんなに授業力のある、すぐれた教師でも、学級崩壊は起こる。
 だから、授業の技量を上げるということだけでは、もはや学級崩壊は対応できないのである。
 そのことを早く分からなければならない。

 ★
 それでは、学級崩壊は、どうにもできないことなのか。
 そんなことはない。
 そうならないための予防策はある。
 
 また、崩れかけている学級(完全に学級崩壊になっていない)を立て直す方法だってあるのである。
 そういう学級を、いくつも見てきた。

 中村先生だって、明治図書から出版されている「ブラック」シリーズで、その手立てを明らかにされてきている。

 このシリーズは、評判を呼んで、今でも売れ続けている。
 
 ★
 コロナ後の学校は、今までにも増して学級崩壊を抱え込むことになる。
 ますます困難校が増えていく。

 その先生たちに、この本は温かい支援のメッセージを送るであろう。

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コメント

中村先生、野中先生のご提言に、救われる教員は多いはずです。私も学級崩壊学級の飛び6で、苦しんだ経験があります。

苦しいとき、人は「自己没頭」し、ますます苦しみます。早速買って読もうと思いました。また、コロナが収束したら、ぜひ、セミナーに行きたいと思います。

投稿: HNO3 | 2020年5月 9日 (土) 18時23分

はじめまして

コロナ休校中、我が子の通う学校からは、十分な学習支援が受けられませんでした。

登校日の2時間の間に約40人の保護者が宿題と宿題の答えを取りに行ったのみです。今までに登校日は2回のみです。宿題といっても、我が子の学校は、ほとんどの教科がワークブックで授業が進められるので、何ページまでという指示のみです。先生とは、挨拶のみ交わしました。

その後、電話も手紙もありません。

ゴールデンウィークあけに、先生の指示で、半分ほど、保護者が丸をつけた課題を休校になって初めて提出しました。提出課題か返却されるのは、再開後です。

これで、いいのでしょうか?

我が子の学年は学級崩壊をし、先生が休職されました。

また、再発するのではないかと心配です。

学級崩壊を考える時、真面目に授業を受けたい子どもの存在を忘れないでください。

学級崩壊の登場人物は、先生と加害児童と加害児童の保護者だけではありません。

投稿: 保護者の立場から | 2020年5月17日 (日) 23時33分

はじめまして

コロナ休校中、我が子の通う学校からは、十分な学習支援が受けられませんでした。

登校日の2時間の間に約40人の保護者が宿題と宿題の答えを取りに行ったのみです。今までに登校日は2回のみです。宿題といっても、我が子の学校は、ほとんどの教科がワークブックで授業が進められるので、何ページまでという指示のみです。先生とは、挨拶のみ交わしました。

その後、電話も手紙もありません。

ゴールデンウィークあけに、先生の指示で、半分ほど、保護者が丸をつけた課題を休校になって初めて提出しました。提出課題か返却されるのは、2週間後です。

これで、いいのでしょうか?

我が子の学年は学級崩壊をし、先生が休職されました。

また、再発するのではないかと心配です。

学級崩壊を考える時、真面目に授業を受けたい子どもの存在を忘れないでください。

学級崩壊の登場人物は、先生と加害者児童と加害児童の保護者だけではないです。

投稿: ある保護者から | 2020年5月17日 (日) 23時34分

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