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授業内容を理解させる大変さと言ったら手術の比じゃない!~読書欄の投稿から~

 次のような記事に目が止まる。
 朝日新聞の読書欄である。
 整形外科医の女医さんで、Kさんである。

 ★ ★ ★
  オンライン授業に小3の息子は

 高1のややしっかり者の娘と、小3の息子を育てている。新型コロナウイルスの影響で学校は休校中だが、息子が通う私立小学校は、3月からオンライン授業を導入。試行錯誤もあったが最近は配信も安定してきた。朝の会は双方向で話もでき、楽しいようだ。
 だが、やんちゃな息子が一人で漢字の書き順すらマスターできるわけもなく、結局、自分で何一つ課題に手をつけないまま私の帰宅を待っている。
 そして、帰宅後に手とり足とりご機嫌とりをしながらの課題タイムが始まる。今まで知らなかったが、授業内容を理解させる大変さと言ったら手術の比じゃない。学校で先生の声に耳を傾け、友達と意見交換しつつ学ぶことが何より大切だと思い知らされている。
 医師として、まだまだ気を緩められないことはわかる。学校再開が一番だが、長期戦を見据え、全ての子供がオンラインでも学べる環境作りも喫緊の課題であると痛感している。
 ★ ★ ★

 この女医さんは、オンライン授業の必要性を強調されている。
 
 私立の学校は、オンライン授業を盛んに行っているが、公立の学校の実施率は5%だということである。
 公立は、今まで何の準備をしてこなかったので、いざオンラインと言ってもすぐにできるわけではない。
 ましてや子供たちの方にも、その環境が整っているわけでもない。
 どだい無理なのである。

 必要性を感じている先生たちは多くて、いざやろうとしたら、教育委員会や校長からストップがかかる。
 もし問題が出てきたら、その責任がふりかかってくるからであろう。

 読書欄の女医さんの投稿で、小3の息子のことが出ている。
 オンライン授業では、まったく話にならない状態である。

 このような現状もあることをオンライン授業をやっている先生たちは理解しておかなくてはならない。
 だが、オンライン授業はどんどんやった方がいい、と私は思う。
 新しい試みは、失敗もあるが、可能性が開けることもある。
 
 それでも、限界もあることも知っておかなくてはならない。
 そのことがこの投稿でよく分かる。
 
 今回のコロナ問題で、改めて分かったことがある。
 それは、学校の存在意味ではないだろうか。
 保護者は、はっきりと分かったのだと思われる。
 学校の集団がどんな機能を持っているのかについてである。
 子供たちが共に勉強するということが、一人ひとりの子供たちにどのような影響を与え、それが学びを促進していく機能につながること、を。

 先生たちも、改めてこの集団による「学び」の機能を考え直さなくてはならないのだ、と。
 ★
 コロナ後の学校再開で起こることはどんなことだろうか。

 ①休校の間に自立して学んできた一部の子供たちがいる。
  これから違った学び方ができるのではないか。
 ②休校の間に自立できなくて、ほとんどゲームやスマホに明け暮れて
  きたその他大勢の子供たちがいる。
  学校の習慣に戻していくには、多くの時間がかかる。
 ③その一部は、ゲーム脳の状態になっていて、落ち着かなくて、集中
  できない子供たちである。この子供たちと関係をつけていくのは、
  困難を極める。
④学力差が更に大きくなっている。
  今までも、学力の格差はあったのである。それが、更に広がる恐れがあ  る。
 
 しかし、マイナスのことばかりはないのではないか。
 子供たちの多くが、3ヶ月間の休校状態で、暇で暇で、つまんない生活をしている。
 みんなで過ごす時間に飢えている。
 だから、その時間ができてくることによって、子供たちは生き生きしてくる場合も予想されるのである。
 ここに期待したいものである。

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