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つれづれなるままに~緊急事態宣言を受けて~

 緊急事態宣言が、7日に出された。
 遅すぎたのである。

 やはり、経済的な落ち込みを不安視していたという新聞報道である。

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 この緊急事態宣言は、5月6日までという。
 7つの都道府県の学校は確実にこれまでは休校になる。

 しかし、これで終わるとはとても思われない。
 1学期いっぱいは休校になることを想定しておかなくてはならないと予測する。
 すでに、この7つの都道府県とすでに学校が始まったところとの学力格差などが問題になっている。
 休校になっているところは、教育課程をどうするかをすでに考え始めているのであろう。初めての経験である。どうしたらいいものか。
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 コロナ対策で、これまで日本が取ってきた施策は、「集団免疫体制」である。
 感染者が増えることで「集団免疫」ができるーーと。
 検査をなかなか実施しなかったのは、そのためである。

 この「集団免疫体制」を同じように取ってきたオランダ、英国両政府が強い批判を浴び、感染防止策の強化を迫られた。
 
 オランダは、欧州全体に感染が拡大し始めた3月半ばは、他国に比べて緩い規制で乗り切ろうとした。

 その際、1つの理由として言及されたのが、人口の一定数が免疫を得ることで感染を収束させる「集団免疫」という考えだ。ルッテ首相は「これからしばらくの間で、大半のオランダ人がこのウイルスに感染する。感染した人はその後ほとんど免疫を持ち、集団免疫が大きいほど、リスクの高い高齢者や健康状態のよくない弱者にウイルスが広がる確率が減る」と説明した。

 だが、「国民の健康でロシアンルーレットをするようなもの」(自由党のウィルダース党首)などとの批判が殺到した。高まる批判を受け、ルッテ氏は「集団免疫は目的ではなく、今の対策の結果、付いてくるもの」と釈明。その後、3人以上の集会の原則禁止など、規制強化に乗り出した。

 英国も転換を迫られた。
 英政府は3月12日、死者が8人に止まっていた段階では集会自粛などの要請を見送った。政府のバランス主席科学顧問は「大多数の人は感染しても軽症だから感染を完全に抑えず、集団免疫を築くことが狙いだ」と説明。すると、英メディアから「政府は多くの犠牲者が出るのを許容した」などと批判が噴出した。

 さらに、英国内の疫学者らが、期制を強めなければピーク時に集団治療の病床の8倍の患者が押し寄せ、死者は25万人にのぼるという試算を発表。英政府は3月16日以降、学校の一斉休校や罰則付きの外出制限など対策を強化し、集団免疫という言葉も封印した。

 以上の情報は、朝日新聞(2020.4.4)の「オランダ・英 集団免疫の考え転換」による。
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 要するに、集団免疫体制が破綻しているのである。
 日本は、この言葉をあまり使わないで、実態はCDRの検査を少なくするという方策で乗り切ろうとした。
 
 しかし、限界である。
 緊急事態宣言で、ほとんどその撤回をせざるをえないであろう。

 一方、欧州の主要国で死亡率(0.7%)を大きく減らしたドイツの施策は、これとは真逆の体制を取ってきた。

 初期の段階で大量の検査を行い、症状の重さに応じて診療方針を決めて、一気に患者を振り分けるという方法である。

 人口呼吸器を大量に保有していたのも良かったということだ。

 結果として、高齢者の重症者を抑えることに成功し、非常に死亡者数が少なくなっている。

 今では、国内に比較的余裕があるので、他国から患者を受け入れる姿勢すら見せているのである。
 韓国も、これと同じような施策をとり、一気に患者を減らすことに成功している。
 日本でも、政府の方針に反して、独自に検査をした和歌山がある。和歌山方式と言われた。
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 問題は、日本である。

 確かに患者数は他国に比べたら少ない。
 それだけ、検査をしていないのだから、当然と言えば当然である。
 今まで病院の数を統合という形で、どんどん減らしてきているので、患者が多くなれば、それに対応するベット数など対応できない。
 医療崩壊はすぐにでも起こる。

 問題は、日本が、これからニューヨーク州になるかどうかの瀬戸際だということである。
 
 「日本はばくちをしている」という外国報道があったが、その結果が出てくるのが、これからである。

  

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