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初任者の先生が最初に戸惑うこととは?

 『初任者指導の教科書』(明治図書)を、いつも初任者指導をしている教育委員会に送ったら、返信がすぐに返ってきた。

 現在、次年度の初任者研修の在り方について協議をしているということで、
この本の実践編(p.140)の、初任者のスタート時の戸惑いについて整理されたポイント(全18項目)がとても参考になっているという連絡である。

 この140ページは、小島先生が、まとめられた「スタート時、初任者がどこで戸惑うのかを押さえる」の項目である。

 その戸惑いが18項目にまとめられている。

 これは、実際に初任者指導をしてみないと絶対に分からないことなのである。
 長年、小島先生が、初任者指導に関わってこられた経験から書かれていること。

 「全体的なもの」のところでは、次のような項目がある。

 ①校舎内のどこに、何があるのか分からない。
 ②教室で使う備品をどう揃えたらいいか分からない。
 ③文書の分別が分からない。
 ④何から仕事をしたらよいか分からない。
 ⑤分からない時、誰に聞いたらよいか分からない。

 初任者指導の先生の他に、学校では初任者コーディネーターがいるのだが、その先生たちは、この5つがスムーズに始められるかどうか、準備してあげなくてはならない。
 その目配せができるのかどうかである。
 ほとんど何も指導ができていない現状である。

 また、「子供の指導に関するもの」についても、次のような項目がある。

 ①教室から体育館、給食室、保健室などの引率するルートがわからない。
 ②子供の動かし方が分からない。「並ばせ方、引率の仕方」などなど。

 他の先生たちにとっては当たり前のことが、初任者にとっては当たり前ではないのである。

 こんなことの1つ1つをきちんとできるようにすることから始めなくてはならないわけである。
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 指導の先生は、すぐに授業の指導に関わろうとされる。
 しかし、実際の初任者は、こういう初歩的なところから戸惑っていくのである。

 来年度、初任者指導に関わられる先生方は、ぜひともこの18項目にきちんと対処できるようにさせなくてはならない。

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コメント

 野中先生、初任者指導の教科書。ありがとうございました。
 早速よ見せていただきました。私も初任者指導を担当していますが、私たちの陥りやすいことを的確に指摘していただいていると思いました。
 私だけかもしれないのですが、どうしても初任者に期待するものが大きくなってしまい、上から目線でものを述べたり、指示をしてしまうことが゜あります。
 できなくて当然と思いながらも、なぜこんなことができないのかなぁと思ってしまい、つい手を出してしまうことが多くなってしまいます。
 山本五十六の言葉に、「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ。」というものがありますが、つい「やってみせ 言って聞かせて」というところだけにこだわってしまうことが多いのかなぁと思ってしまいます。
 五十六のいう「させてみて 誉めてやらねば 人は動かじ」ということ大切なのだと改めて感じたところです。
 さらに五十六は述べています。
「話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず。
やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず。」と。
 私は、初任者指導の根本がここにあるなぁと思っています。
 先生と小島先生の「初任者指導の教科書」、さらにもう一度読み返し、今後の指導に役立てていきたいと思いました。
 まずはお礼まで。

投稿: よしドン | 2020年3月16日 (月) 21時10分

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