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算数について話をする~鳥取の小学校訪問~

 鳥取のH小学校へ行った。
 H校長から呼んでもらったのである。

 「算数のことについて話をしてもらいたい!」ということ。
 与えられたテーマは、次のようなもの。

 『算数の学力をどの子にもつける教科書を使った授業の在り方』

 極めて具体的なテーマである。
 これに答えていけるのは、「味噌汁・ご飯」授業しかない(笑)と思いつつ、鳥取へ向かった。
 ★
 H校長から前日(2月13日)の校長便り(NO319 )をいただいた。
 日刊である。
 そこには、次のように書いてあった。
 重要な指摘があるので、全文紹介したい。

 ★ ★ ★
 日常の授業の充実こそが、子どもを育てる

 私たち教師(担任)は、毎日5時間前後の授業をする。
 その半部分以上が国語、算数、社会、理科である。
 これらの授業を少しでも充実させることこそが、授業力の向上の本質である。
 この毎日行っている授業の質を1ミリでもあげるためのキーワードが次のことなのだ。

 教科書を使って教える

 しかも、できるだけ、子どもたちが主体的な学びになるようにする。

 子どもたちの能動的な活動の時間をとる。*一番はノート作業

 そして、その上で次のことを実現することが、目指すところである。

 どの子の学力も伸ばす

 勿論、子どもたちが知的に「面白い」と感じたり、「楽しい」「うれしい」と感じるような授業になるよう工夫する必要はある。
 これができるようになると、「授業が安定する」「子どもたちも安心して授業を受けられる」「着実に学力をつけられる」のだ。

 これまでの授業研究は、物凄い壮大な目標や構想で、普段はしないような授業を一年に一度するというものであった。
 だから、実践する者も終わればやれやれ、参観する先生も、「うわあ凄い、あんなの無理」という印象でおしまい。
 結局、だれの役にも立たない。多分役に立つのは、授業した先生がそのためにした教材研究での学びでのみある。

 そんな授業研究を10年、20年と続けて、授業力は向上しているかというと……。
 授業力をつけている先生は、日常の授業を大事にしている。しかし、その日常の授業は公開されない。
 一番大事なのは、子どもたちがより成長することである。
 学力を伸ばすことである。
 そのためには、毎日の平凡な授業の質を上げていくことだ。

 教科書は、4年に一度改定される。そのたびに、いろいろな進化がある。
 教科書をきちんと看取って授業をすれば、授業も自然に進化する。
 そのための一つの学びの場として、今回の野中先生の話を聞いてほしい。
 教科書をどう使うか。
 授業をどう構成するか。
 そのための教師の手立ては……というように。

 ★ ★ ★

 ここに言い尽くされている。
 
 最も大切なのは、「毎日の平凡な授業の質を上げていく」ということ。

 そのために、何をするのか。
 結局、それが問われるのである。

 私たちは、長い、長い回り道をしてきたのかもしれない。
 
 H校長の校長便りは、そのことを私たちに教えてくれる。
 ★
 この講座では、私が現在5人の先生と行っている算数の共同研究の成果を発表した。

 共同研究をやっている初任の先生や2年目の先生だって、クラスにいる低学力児を引き上げて、もはやクラスにはほとんど低学力児がいなくなっている状態をつくっている。
 算数嫌いがいなくなっている。

 多くの先生たちは、「もうそんなことはできない!」とあきらめていることではないだろうか。

 何か特別なことをやっているのだろうと思われるだろう。
 そんなことはない。
 
 教科書を(教科書で、ではない)きちんと教えている。
 しかも、単元13時間と決まっていれば、その時間をきちんと守っていく。

 だから、初任の先生だって、2年目の先生だってできる。
 ただ、どうしても必要な必須のポイントが2つある。
 それを守っていけばいい。

 今回のことで、自分が今までやってきたことがまとまった感じがした。
 ほんとに、今回呼んでもらってありがたいことであった。
 
 
 

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