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学級崩壊をどうするか(2)~学級経営の必要がますます重要になっている~

 今から17年前に1冊の本を出した。初めての本。
 『困難な現場を生き抜く教師の仕事術』(学事出版)である。

 学校現場に広がる学級崩壊に対して、教師は何ができるかと問いかけた本。
 その対処法として、学級経営がポイントになると提起したものである。

 この時代、ほとんど授業研究しかなされていなくて、その種の本しかなかったのである。
 今では、学級経営の本はあふるれぐらいに出されている。

 それでも、現場では、学級経営を真正面から取り上げることは主流ではない。相変わらず、授業、授業で進んでいる。
 ★
 あれから17年経った。
 何が変わったのか。

 学級崩壊が膨張した。それは間違いない。
 各教育委員会は、その実態を一切報告しないが、確実に広がっている。

 文科省が提起した校内暴力の実態報告が、その証拠を表している。
 小学校は平成27年度からうなぎ登りに膨れあがっている。
 それは、間違いなく学級崩壊の増加である。
 都市部から地方へ広がっていることも、間違いない。

 こんな状況に対して、学校は何ができるかと、前回のブログで問うた。

 ほとんで何もできない。対症療法しかできない。
 学校全体で、「ワンチーム」として学級崩壊に対処できる体力をもう亡くしていっているのではないか、と。
 
 その状況をはっきり示したのが、神戸市の東須磨小事件であった。
 これは氷山の一角。
 あの種のいじめ事件は、各学校で広がっている。
 私が耳にしただけでもかなりの数になる。

 学校が大変になる事態に対して、教職員がまとまるというのが、本来の在り方なのだが、実際はそうならない。
 職員室も、学級崩壊の相似形の形で崩壊していくのである。

 職員室は、パソコンにかじりつく先生ばかり。
 最近は、学年会さえも満足に開かれていないという声も聞く。

 限りなく職員室の「同僚性」が、この17年間で亡くなっていったのである。
 ★
 しかし、私は、17年前に提起した「学級経営」の必要というテーマは、現在でも生きていると考えている。
 いや、なお一層重要になっていると。
 そのことについて次回は書いていきたい。(つづく)
 


 

 

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