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神戸市立東須磨小学校の事件を受けて(1)~どこに一番注目したのか~

 神戸市東須磨小学校の教員間暴行・暴言問題は、大きな問題として広がっている。文科省も、この反響に驚いて、乗り出している。朝日新聞は、10/14の社説にこの問題を掲げている。
 この問題は、さらに大きな事件として広がり始めている。

 最初から、この問題について注目してきて、さまざまなニュースを目にしてきた。
 
 世間の人たち、あるいは多くの先生たちが、注目してきたのは、「なぜ、あんなひどいことをやったのだろうか、やれたのだろうか?」ということだったように思われる。
 学校の教職員は、まさかあんなひどいことをやらないだろうという不文律が共通理解として存在していたからである。

 今回の問題は、3つのことで起こっている。

 ①校長、教頭の管理職が、学校の管理体制を支えていない。
  
 ②学校の中心メンバーの4人組が、被害者の男性教員をターゲットに
  執拗ないじめを行っている。

 ③他の教職員が、これほどの暴行事件が行われているのに、誰も外へ
  通告をしていない。
 
①と②は絡み合っている。③は、4人組が、他にも被害を与えている教職員がいるということであるが、何も声が上がっていない。
 この3つが一つでも機能していれば、今回の事件は起きなかったはずである。

 ★
 ①の問題について、校長が、被害者の先生の訴えにきちんと対処しておけば、今回の問題は起こらなかったはずである。
 
 今回の問題は、人事の神戸方式が大きく影響を与えていると、神戸市の教育委員会は明らかにしている。
 ★ ★ ★
 神戸方式とは、教諭本人の異動希望に基づき、現在の勤務校と異動先の校長が人事の素案を作り、それを市教委が追認する独自の慣行。1960~70年ごろに始まったとされる。優秀な教員を招き入れようとする校長の意向が強く働いて人事の公平性が失われる上、招かれた教員が校内で強い力を持つこともあり、今回の問題でも温床の一つと指摘された。 
              (YAHOOニュース 10/11配信)
 ★ ★ ★
 この神戸方式のようなことは、日本全国どこでも行われていることで、果たしてこれが原因をつくったのかは、疑わしい。
 
 ただ、前校長が、4人組と結託して、被害者の先生にまったく耳を貸さなかったというのが大きな問題である。
 
 ここには、本来行うべき管理職としての任務を放棄している前校長と現校長の存在がある。
 管理体制の崩壊である。
この問題がマスコミに大きく取り上げられて、校長は、早速4人組を子供たちから離し、自宅待機にさせている状況から、これが本来の管理者として
の任務だったわけである。
 これができるのである。
 この指導の気持ちで、事前に4人組に対していたら、事はこのようにマスコミで取り上げられることはなかったはずであるから。

 ②の問題について、ここにみんなの眼が向けられている。
 「どうしてあんなひどいことができたのか?」と。

 4人組は、中心が40代の女性教師と予想される。
 この女性教師が、他の3人を仕切っているように見える。
 
 本来ならば、学校の中心メンバーである、この4人組は、子供たちのためにいかに学校をまとめていくかということに腐心しなければならなかったはずである。
 それにもかかわらず、あろうことか、放課後、被害教師を呼びつけて、さまざまな暴行(いじめというより犯罪である)を繰り返している。

 なぜ、あの教師がターゲットになったのか。
 
 被害にあった教師は、3年目の先生。4年生から担任をしている子供の一部を受け持ち、そのまま5,6年と持ち上がっている。現在は、6年生担任。子供たちからも、保護者からも評判がよく、子供思いの良い教師だったというニュースが流れている。

 4人組にとっては、真っ当に教師をしている被害教師が目障りだったのではないか!
 「あいつ、むかつく。ちょっとかわいがってやろうや!」と。

 自分たちの思い通りにならない教師が、こうしてターゲットになった恐れがある。

 校長からの全面的な支援を受けて、4人組は、やりたい放題であったことが伺える。

 問題は、なぜこれほどの理不尽な暴力を3年目の先生にできたのかということである。
 ここは闇である。
 この4人組は、熱心な教師たちで、子供たちにも人気者であったという報道はなされている。
「いやがっているとは思わなかった!」と頓珍漢な反応をしているらしい。
 これが、本当の思いなのか、不思議な感じである。

 ただ、この中心メンバーというのは、危険である。
 ましてや、ほとんど校長の管理が効いていないと、ここまで暴走する。
 
 はっきりしているのは、ここまでひどくないにしても、「ああっ、うちの学校にもある!」という先生は多かったのだろうと思える。
 いじめにあっている教師はざらにいる。
 ただ、表面化しないだけである。

 ★
 私が、今回の問題を受けて、一番注目したのは、実は③の問題である。
 これほどの暴行事件が、他の教職員に知られず、密やかに行われていたとはとても思えない。
 知っていたわけである。
 しかし、ほとんど沈黙していた。
 
 学校長に通告することは、ダメだと分かっていても、教育委員会に通告することはできたはずである。
 
 実際に、被害者の先生の親が、委員会に通告して、今回の問題が明らかになっているわけであるから。
 
 しかし、他の教職員は動いていない。
 これはどういうことだろうと、私は強くひっかかったわけである。
                           (つづく)

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