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「算数学力向上メソッド」の実践(6)~授業の指導案を送付します~

1 インプット部分の授業展開3条件

 インプットの授業に課題は投げ返された。

 さて、この課題にどう挑戦するか。
 問題は、「なんとなく読む」(ザル読み)「なんとなく聞く」(ザル聞き)にならないようにすること(「なんとなく観察する」は除いていく)。

 このような授業を、まずつくることである。

 そのための3条件を設定する。

  (1)算数授業のインプット部分は、例題指導の部分である。
   ここをどうつくりあげるか。
  
  (2)あくまでも教科書に沿った展開を考える。
  
  (3)「なんとなく」を廃していくために、「集中できる」を条件とする。

 その3条件を、もう少し具体化する。

   ①例題指導のインプット部分は、15分か長くても20分。
  
   ②インプット部分は、「ときかたハカセ」を明確にする。
  
   ③「集中させる」ために、インプットしたら、すぐにアウトプット
   をする。これを小刻みに繰り返す(「小刻み活動法」と名付けている)。
  
 「インプット部分」(例題指導)で指導したいことは、次の5つ。

  ア 学習課題を書く
  イ 問題を読む
  ウ 文意をつかむ
  エ 問題を解く
  オ 「ときかたハカセ」にまとめる 

2 「インプット部分」の指導5つ

 アの「学習課題を書く」について
 最初に、今日勉強することを確認する。今日の1時間が、何の勉強なのか、はっきりする。

 イの「問題を読む」について
 最低3回読んでいくようにしたい。ほとんどが、この読むを1回で済ましていることが多い。低学力児は、ほとんど読み取りができない。
 「注意深く読む」ための課題である。

 ウの「文意をつかむ」について
 これがとても重要である。この問題は、何について書かれているか、何を求める問題なのか、などを読み取らなければならない。
 多くの授業が、これをとばしている場合が多い。
 「注意深く読む」のための課題である。

 エの「問題を解く」について
 あとで私の授業案(東書6年生)を提起したい。
 ここでは、教科書のひろきさんの解を取り上げている。
このひろきさんの考え方が、次のアウトプット問題の1,2にスムーズにつながっていくと考えられる。
 かおりさんの考えも、余裕があれば、付け加えればいい。

 オの「ときかたハカセ」について
 インプット部分の最後に、この問題を解くための「ときかたハカセ」をまとめる。ここは重要な部分である。

 「注意深く聞く」という課題は、インプット部分全体に関わることであるが、特に意識しているところは、「インプット」したら「アウトプット」するという「小刻み活動法」になる。
 
 これを繰り返したら、子供たちは「集中せざる」をえなくなる。
 注意深く聞かせるためには、集中させ、エネルギーを使わせなければならないのである。
 
 全ての授業が、この5つを含めるというわけではないが、インプット部分の基本型は、この5つでいいのではないかと思っている。
 参考にしてほしい。

目新しい授業ではない。
 むしろ、普通の授業。だから、そんなに期待しないでほしい(笑)。
 日常に耐えられなければ、意味がない。

 多くの教師たちが、毎日の授業を、赤刷りの指導書を参考にしている中で、こうした注意点をもって授業の望むことは、ぜひとも必要なことだと考える。                              (完)

 この参考の授業案は、ブログのコメント欄(非公開にする)に応募してもらえば、メール添付で送ります。
 6年生(東書)の「比の利用」の1時間(インプット部分だけ)を、授業案にしている。この授業は、子供たちがよくつまずくところである。
  

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