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2019年9月

「算数学力向上メソッド」の実践 その感想~「ときかたハカセ」がポイント~

 
 「算数学力向上メソッド」の実践について、H校長先生から、次のような感想をいただいた。

 ★ ★ ★
 例題指導の指導案、ありがとうございました。
 いくつか感じたことを書きます。

(1)学習課題、めあては、「比の一方の量」という表現が難しいかな
(2)教科書の配列が、今一かな
   線分図で比の関係性をとらえさせるようになっていますが、あれだと、あの線分図を基に答えを導く考え方もありです。
(3)A:Bは、BはAを基にするとB/Anの考え方はとても難しいので、スルーして正解
(4)例題指導だけでも20分以内に通過するには、相当のスピードがいるかな
   と、自分で先生のをパソコンに打ち直しながら感じました。

ある程度の指導力が必要だとも思いました。
私が打ったデータを添付します。
その中にも感想を入れています。
「トキカタ博士」のイメージができたのが一番の収穫です。
 ★ ★ ★
 さすがに、多くの実践を経てきた先生である。
  この指導案、20分で収まるかどうかも指摘通りであろう。
 
 この指導案は、「味噌汁・ご飯」授業として短時間でつくりあげたもので、70点の授業を想定している。
 だから、さまざまに課題があるであろう。ほぼ教科書に沿って作成しているからである。

 共同研で6年生の先生に実践してもらいたいと思っている。 

この指導案を参考に、共同研をやっている1年生の先生からも実践の報告がこれからあると聞いている。楽しみである。

 共同研究をしているM先生から、ブログの感想が届いた。
 M先生は、昨年に続いて4年生の担任をされている。教科書は、教育出版。

 ★ ★ ★
 野中先生は、INがなされている(?)がPUTがなされていないことに言及されていましたが、私のほうで、少し手ごたえがあったことをお話しします。

 先週、式と計算の授業が終わったのですが、昨年と比べて出来が悪くなかったのです。
 昨年と大きく指導の仕方を変えたのが「とき方はかせ」、分配の法則⇔結合の法則の変換の式などの暗唱を多く入れたことでした。隣の子と、覚えるために何回も交互に暗唱するとさすがに嫌でもINPUTやOUTPUTします。間違えて覚えていても隣の人が、修正をかけてくれるので誤学習も防げた感じではありました。
 ちなみに、表面の平均は昨年が74.55だったのに対し、今年は89.16でした。やはり、INPUTとOUTPUTの質が問われるのだと思います。低学力児の平均は7割強、また上位、中位の子が取りこぼしも少なかったことも大きかったです。
 ただ、この単元は、昨年は夏休みをはさんでしまった単元なので、昨年と比較するには他の要因が大きすぎるので、比較してしまうのはどうかとも思います。同じことを概数を使った計算で行っているので、ここでも検証しようと思います。
 ★ ★ ★
「ときかたハカセ」をどのように料理していくのか、さまざまな実践が出てきている。
 これからに期待したい。

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事務連絡です!

「算数学力向上メソッド」の実践で、資料の送付をしましたが、1人だけリターンで返ってきた先生が
おられました。どの先生か分かりません。まだ届いてない先生は、もう一度連絡をください。

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とても大変なことだと覚悟してくださいよ~童神先生のコメントに答える~

 童神先生より次のようなコメントをもらった。 
 ★ ★ ★

 野中先生、ご無沙汰しております。ちょっと困ったことが生じてしまいましたので、よろしければご相談に乗っていただければと存じます。

 来週より、故あって違う学校へ行くことになっているのですが、6年生を担任することになってしまいました。

 年齢的には30を超えているのですが、ヘルパー等の経験が長く、小学校のキャリアは浅いので、正直とても不安です。私は、いわゆる正規採用ではないので、断るわけにもいきません。

 今、野中先生のご著書を読み直しているところですが、心構え等、ご教授いただければありがたいです。

 不躾なお願いで、大変恐縮ですが、よろしくお願いします。


 ★ ★ ★

 これはタイムリーな相談です。このような先生方は、きっとたくさんおられるのだと思われます。
 だから、公開のコメントにしました。
 童神先生、勘弁してください。

 6年生の担任の交替ですね。
 多分今頃の交替は、ほとんど学級崩壊という事態だと予想されます。
 鬱病などで休職に入り、その替わりの担任がいないのです。
 しかし、6年生の担任というのは、特別です。
 他の学年担任の交替とレベルが上がります。
 それだけ大変です。
 ほんとうなら、その学校のクラスをもっていない教務主任などが担任にあたるのですが、そうでもないのですね。
 その学校の職員にも替わりがいないというのは、異常です。

 もしそうでなかったら良いのですが、ほとんど特別だと意識して行くべきだと思われます。
 ★
 学級崩壊のクラスに入ると、まず最初に入るととにかくぐちゃぐちゃです。
 「これは大変だ!」という状態です。

 絶対に、「自分が何とか正常にしてやろう」という気持ちにならないことです。
 これで失敗した先生は数限りいますから。

 まず様子を見ることです。
 最初に心がけることは、3つ。

 ①縦糸:横糸の比率で言えば、2:8ぐらいの気持ちで子供たちに対して行きます。
  一緒に遊ぶ時間を多くする。
  授業の合間に、ゲームをしたりして、一緒に遊ぶなどをしながら、徹底して様子を見るのです。
  このゲームは、中村健一先生の『73のネタ大放出』(黎明書房)を参考にしてください。
  絶対に、縦糸をびんびん張るようなことはやってはいけません。
  様子を見るのです。

 ②何ができて、何ができないのかを見てください。
  ア 話をちゃんと聞けるのかどうか?
  イ 授業はちゃんと成り立つのか?
  ウ 教師についてきてくれる子供たちが何人ぐらいいるのか?
  エ 教室の雰囲気を握っているやんちゃは、どの子供か?
  
③学級崩壊になっていたクラスを回復させていくための、とっておきの方法は、今までの担任の先生と、がらりと違ったやり方をするということです。「今度の先生は違うぞ!」という気持ちを持たせることです。
  そのためには、今までのクラスに対する「困りごと」を知らなければなりません。何に不満や不平を持ってきたか、何に困っていたのか。
  それを知るためには、匿名のアンケートを出したり、さまざまな子供たちとよく話をして、いろいろと聞き出すことです。
これは、ちょっと高度なことですので、余裕ができたら試してみてください。

 軌道に乗ってきたら、やることは3つです。

 1つ目は、話の聞き方を教えること。
 これについては、『教師1年目の教科書』(学陽書房)のp70,p71に書きましたので、急ぎこれを参考にしてください。

 2つ目は、授業も活動も「スピード・テンポ」を心がけること。
 学級崩壊しているクラスは、必ず「スピード感」がなくなっています。
 このスピード感を取り戻さなくてはなりません。
 だらだら、まったりする活動を止めることです。
 これについても、上の本のp92,p93に書きました。参考にしてください。

 3つ目は、「指示ー確認」の原則をきちんと実践すること。
 これも上の本(p84,p85)に書きました。
 絶対に必要な原則になります。
 この原則をきちんとできなくて、クラスがぶれているところはいっぱいあるのです。

 童神先生、6年生を担任するというのは、かなり大変な課題になります。
 ましてや学級崩壊をしているクラスのあとを引き受けるというのは、大きなハードルです。
 もし、うまくいかなくてボロボロに疲れたりしたら、辞めるのですよ。
 正規の職員ではないのです。
 その学校の職員が引き受けていないのです。
 童神先生が、まともに泥をかぶる必要はありません。
 自分の力量では、対応できなかったと考えればいいのです。
 そんなとき、もう一度コメントをください。
 

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「算数学力向上メソッド」の実践(6)~授業の指導案を送付します~

1 インプット部分の授業展開3条件

 インプットの授業に課題は投げ返された。

 さて、この課題にどう挑戦するか。
 問題は、「なんとなく読む」(ザル読み)「なんとなく聞く」(ザル聞き)にならないようにすること(「なんとなく観察する」は除いていく)。

 このような授業を、まずつくることである。

 そのための3条件を設定する。

  (1)算数授業のインプット部分は、例題指導の部分である。
   ここをどうつくりあげるか。
  
  (2)あくまでも教科書に沿った展開を考える。
  
  (3)「なんとなく」を廃していくために、「集中できる」を条件とする。

 その3条件を、もう少し具体化する。

   ①例題指導のインプット部分は、15分か長くても20分。
  
   ②インプット部分は、「ときかたハカセ」を明確にする。
  
   ③「集中させる」ために、インプットしたら、すぐにアウトプット
   をする。これを小刻みに繰り返す(「小刻み活動法」と名付けている)。
  
 「インプット部分」(例題指導)で指導したいことは、次の5つ。

  ア 学習課題を書く
  イ 問題を読む
  ウ 文意をつかむ
  エ 問題を解く
  オ 「ときかたハカセ」にまとめる 

2 「インプット部分」の指導5つ

 アの「学習課題を書く」について
 最初に、今日勉強することを確認する。今日の1時間が、何の勉強なのか、はっきりする。

 イの「問題を読む」について
 最低3回読んでいくようにしたい。ほとんどが、この読むを1回で済ましていることが多い。低学力児は、ほとんど読み取りができない。
 「注意深く読む」ための課題である。

 ウの「文意をつかむ」について
 これがとても重要である。この問題は、何について書かれているか、何を求める問題なのか、などを読み取らなければならない。
 多くの授業が、これをとばしている場合が多い。
 「注意深く読む」のための課題である。

 エの「問題を解く」について
 あとで私の授業案(東書6年生)を提起したい。
 ここでは、教科書のひろきさんの解を取り上げている。
このひろきさんの考え方が、次のアウトプット問題の1,2にスムーズにつながっていくと考えられる。
 かおりさんの考えも、余裕があれば、付け加えればいい。

 オの「ときかたハカセ」について
 インプット部分の最後に、この問題を解くための「ときかたハカセ」をまとめる。ここは重要な部分である。

 「注意深く聞く」という課題は、インプット部分全体に関わることであるが、特に意識しているところは、「インプット」したら「アウトプット」するという「小刻み活動法」になる。
 
 これを繰り返したら、子供たちは「集中せざる」をえなくなる。
 注意深く聞かせるためには、集中させ、エネルギーを使わせなければならないのである。
 
 全ての授業が、この5つを含めるというわけではないが、インプット部分の基本型は、この5つでいいのではないかと思っている。
 参考にしてほしい。

目新しい授業ではない。
 むしろ、普通の授業。だから、そんなに期待しないでほしい(笑)。
 日常に耐えられなければ、意味がない。

 多くの教師たちが、毎日の授業を、赤刷りの指導書を参考にしている中で、こうした注意点をもって授業の望むことは、ぜひとも必要なことだと考える。                              (完)

 この参考の授業案は、ブログのコメント欄(非公開にする)に応募してもらえば、メール添付で送ります。
 6年生(東書)の「比の利用」の1時間(インプット部分だけ)を、授業案にしている。この授業は、子供たちがよくつまずくところである。
  

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「算数学力向上メソッド」の実践(5)~課題はインプットになる~

1 その気にしなければならない!

 (4)には、次のようなことを書いた。
 樺島紫苑さんの提言である。

 「インプットとは、脳の中に情報が入って(INする)、情報が置かれる(PUTする)。情報がインして、プットして、初めて「インプット」といえます。」

「注意深く読む」「注意深く聞く」「注意深く観察する」ことが、偽物のインプットではなく、本物のインプットになるというわけである。

 低学力児は、「その気」にしなければ、絶対に成績は上がらない。
 「その気」とは、「がんばって算数の勉強に取り組んでみよう!」ということである。
 「これができないから、困っているのだ!」と言われそうである。

 私たちの研究の筋道は、シンプルに言えば、以下の通り。

 ①まず、「分かる」ではなく、「できる」という「事実」をつくる。
  
 ②単元テストで、「60,70,80点」をつくる。

 ③「やればできるじゃないか!」と褒め称える。
  ここで、その気をつくる。

 
 5人の低学力児のうち、3,4人はこの①②③で成功したのである。
 しかし、1,2人は、これができなかった。

2 課題は、インプットになる!

 どうするか。
 課題は、はっきりしている。

  脳の中に情報が入って(INする)、情報が置かれる(PUTする)。

 この状態をつくることである。

 これは、アウトプットの課題ではなく、インプットの課題である。
 そう考えるならば、改めて「インプット」の授業に戻らなければならないことになる。

 私たちは、授業については、2号に書いたように以下のように考えてきた。 
1つは、問題解決学習の方法はとらないこと。
 この学習法で行えば、低学力児を引き上げることは不可能になる。

 2つ目は、単元13時間扱いならば、できるだけ時間数を増やしたりしないこと。算数の時間は、普通にやっても(指導書どおり)、不足するようになっている。ぎりぎりの時間でしかない。

 3つ目は、授業の展開になる。以下のようになる。
 きっちり1時間の課題を終了させる。
      ①復習テスト(5分)前日の練習問題
      ②例題指導(15分か20分)インプット指導部分
      ③類題指導 以下、アウトプット指導部分
      ④練習問題指導
      ⑤スキル・ドリルタイム(5分)

 だが、共同研究をやっている先生たちが、確実にこの3つをこなしているとはなかなか言えない。
 あくまでも努力目標である。
 今回の第3次の先生たちでも、初任者もいて、また2年目の先生もいるわけである。

 基本は、とにかく教科書通りに進めていくこと。
 それは、初任者でもやれるということが必要であり、日常に耐えられる「「日常授業」でなければ意味がないからである。

 さて、インプットの授業をどうするか。
 それが、問われる。 
(つづく)

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「算数学力向上メソッド」の実践(4)~インプットをきちんとさせること~

1 1,2人が引き上げられない!
 
 クラスの低学力児5人のうち、3,4人は引き上げられると書いた。
 しかし、どうしても1,2人は効果を上げないとも書いた。

 この1、2人の子供たちをどうとらえるか。
 第3次共同研究の大きな課題である。

 この1、2人も、授業にはちゃんと参加しているのである。
 それでもなかなか成績が上がらない。
 単元テストでは、50点以下が多い。
 どうしてもこの壁を突破できない。

 これをどう見ていくか、なのである。

 この子供たちに、「アウトプット」を繰り返しても、なかなか成績を上げない。
 それは、何の問題なのだろうか。

 ①家庭の状況を含めた学習環境の問題
 ②知的障害の問題
 ③宿題をやってこないなどの学習意欲の問題 など

 さまざまな原因が考えられる。
それらの問題を追究いけば、絶望的になる。
 学校ではどうしようもない課題が突きつけられるからである。
 
2 1,2人はインプットしていない!
 
 しかし、目の前の1,2人は、ここで算数の学習に参加しているのである。
でも、ここでどんな「事実」がそこにあるのか。

  ①INPUTの「IN」は、なされている(?)。
  ②しかし、「PUT」がなされていない。

 ここに問題が集中する。
 いやいや、「IN」の状況も曖昧である。
 はたしてきちんとした「IN」がなされているのか、それがあやしい。
 だから、「PUT」がなされない。

 そこのところを精神科医樺島紫苑さんは、新しく出版された『インプット大全』では、次のように指摘される。

 ★ ★ ★
 インプットとは、「情報の入力」。脳の中に情報が入って、とどまっていなければ、「入力(インプット)」でないのです。
 ただの情報の素通り。「ただ聞くだけ」では、まったく記憶に残りません。水がザルをすり抜けていくように、情報が脳をすり抜けていく。そんな聞き方を私は「ザル聞き」と呼んでいます。あなたのパソコンに保存したと思っていたファイル。実際は保存されていなかったら、それはインプットといえません。
 インプットとは、脳の中に情報が入って(INする)、情報が置かれる(PUTする)。情報がインして、プットして、初めて「インプット」といえます。
 つまり、人の話を何時間聞いても、記憶にとどまっていなければなんの意味もないのです。
 ★ ★ ★

 また、次のようにも書かれている。

 ★ ★ ★
 さて、ではインプットの定義はどうでしょう。基本的には、インプットは「読む」「聞く」こと。さらに「見る」というのも含めていいでしょう。
 “インプットとは、「読む」「聞く」「見る」ことである”。行為としては正しいといえるでしょう。しかし、授業を50分聞いて、その内容をまったく覚えていなければ、脳に情報が入力されていないので、インプットとはいえません。それは、「ザル聞き」であり「偽物のインプット」です。
 ★ ★ ★
 
 樺島さんに言わせれば、1,2人はインプットしていないということになる。
 要するに、インプットしていないままに、アウトプットをさせても意味がないということになるわけである。
 
3 インプットするとは、どういうことか?

 さて、これからどうすべきか。
 はたと困ってしまったわけである。

 課題は、はっきりしている。これである。

  インプットをきちんとさせること

 これも樺島さんの『インプット大全』に耳を傾けよう。

 ★ ★ ★
 つまり、“「読む」「聞く」「見る」ことによって、情報を得て、それを記憶にとどめる”ことがインプットの定義となります。
 「なんとなく読む」のではなく、「注意深く読む」。意識して読む。ザル読みではなく「精読」「深読(議論できる水準で深く読む)」。
 「なんとなく聞く」のではなく、「注意深く聞く」。ざる聞きではなく、内容を理解しながら、意識してしっかりと聞く。あるいは傾聴。英語で言えば、「hear」よりも「listen」のイメージ。
 「なんとなく見る」のではなく、「注意深く観察する」。結果として、細かい部分を意識して観察して記憶にとどめる。英語で言えば、「see」(眺める)よりも「look」(注目する)、「watch(観察する)」のイメージです。
 ★ ★ ★ 

 「注意深く読む」「注意深く聞く」「注意深く観察する」ことが、偽物のインプットではなく、本物のインプットになるというわけである。

しかし、これが一番のたいへんな課題である。
 さて、さて、どうすべきか。
                             (つづく)

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「算数学力向上メソッド」の実践(3)~低学力児はつくられている~

1 算数物語をつくっている
 
 「低学力児の5人中3,4人の子供たちは引き上げられる」と書いた。
 この成果だけでも、たいしたことであると考えている。
 
 考えてみてほしい。
 今まで算数嫌いで、算数の勉強がいやでいやでたまらなかったのが、好きになるのである。
 
 テストの点数が良くなるからである。
 子供たちは、ここから始まる。
 「テストの点数が良くなる」という事実を数字で示される。
 
 「おれって、やればできるんだ!」
 「今まで算数が嫌いで嫌いでたまらなかったけど、なんか好きになってきた!」
ということから始まる。
 
 まず、この事実で、その子を変える。
 今まで算数の低学力児だった子供が、いつのまにか80点、90点、あるいは100点を取るようになる。

 この事実が、どれほどその子に学習に対する「意欲」「自信」を生みだしていくのか、少し想像してもらえば分かることである。

 その子との「算数の物語」をこうしてつくっているのである。

 今まで第3次の共同研究をやってきたが、各クラスでこうした物語が展開されている。

 しかし、今算数をクラスでやっている先生たちの多くが、ほとんどこのような成果を上げているのか。
 否のはずである。

 ましてや、問題解決学習にいそしんでいる先生たちは、ほとんど不可能の課題であるだろうから。

2 なぜ低学力児は生み出されるのか?

 なぜ、「算数学力向上メソッド」をやれば実現できるのか。
 
 それは、最初にも書いたように「アウトプット」にヒントがある。
 
 クラスにいる算数嫌いの低学力児は、ある面では教師の算数教育によってつくられているところがある。
 この共同研究をやりながら、しみじみとそれを感じる。
 先生たちにはちょっと過酷な言い方になるが、実際はそうなのである。

 低学力児のハードルは、次の3つになる。

 ①授業の例題指導で、1問の問題解決を教えられるが、実際は曖昧なままである。
  特に算数嫌いの子供にはぴんとこないところがある。
  そして、類題、練習問題を練習するが、曖昧なままにやっているのではっきり「できた!」という段階までいかない。
曖昧のままで過ぎていく。
  こうした学習が多いわけである。
  
②とくに、数学的な思考力を試す問題や、文章問題などが教科書では1問だけ出されているけれども、1問だけ練習をしても、「できた!」とい  う段階にはなかなかならない。
  低学力児は、不可能に近い。
  授業だけではどうしても限界がある。

 ③さらに、単元テストにも問題が出てくる。
  このテストは、全国平均を80点から85点においている。だから、どうしても、問題の中に、「むずかしい問題」(教科書には出ていな
  い問題、数学的思考力を試す問題、文章問題など)が紛れ込んでくる。
  ここに、低学力児は、ほとんど対応できないで、間違ってしまう。
  ここを突破させなくては、点数は上がってこない。
  
3 「算数学力向上メソッド」が効果がある理由
 
 それでは、なぜ「算数学力向上メソッド」が効果を上げるのかということになる。問題の①②③に対しての手立てになる。

 ①の問題に対して
 
 これは授業の課題になる。
 この課題に対して、「味噌汁・ご飯」授業では、「ときかたハカセ」というネーミングで提起した。

 向山型算数では、基本型という言葉で使われていることだが、私たちは「ときかたハカセ」という言葉で迫ろうとした。

 例題1問の解き方を、「ときかたハカセ」できちんと教えるわけである。
 問題解決のためのマニュアルになる。
子供たちは、これを参考に、問題を解いていけばいいということになる。
(くわしくは、『「味噌汁・ご飯」授業 算数編』(明治図書)を参考にしてほしい)

 ②の問題に対して

 これこそ「アウトプット」になる。
 「算数学力向上メソッド」では、問題を解く数を多くしている。
 きちんと解けているかを確認しながら、問題解決に当たるということになる。

 ③の問題に対して

 単元テスト分析を、事前に行って、「むずかしい問題」対策として類題を 復習テストや宿題で練習させておく必要がある。
 
                         (つづく)

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つれづれなるままに~スマホに変える~

●NHK NEWS WEBより
教育の公的支出割合 日本は最下位 OECD加盟国で
2019年9月15日 4時46分教育

教員の給与など、日本の教育費がGDP=国内総生産に占める割合は、OECD=経済協力開発機構の加盟国のなかで最も低い水準にあることがわかりました。

この調査はOECDが実施し、2016年の調査結果がこのほど公表されました。

それによりますと、小学校から大学に至る教員の給与や教科書代など、国や自治体が負担する教育費がGDPに占める割合は2.9%で、35か国の平均の4%を下回り、最も低くなっていました。

最も高かったのはノルウェーで6.3%、次いでフィンランドが5.4%、ベルギーが5.3%などとなっています。

一方、教育費のうち家庭が負担する割合は加盟国のなかでも高い22%で、特に大学などの高等教育は53%と大きな負担となっています。

国は大学の授業料減免などの制度を来年4月から始めますが、対象となる世帯年収が厳格ですべての大学が対象とならないことなどから、専門家からは支援が限られ不十分だという指摘があります。

OECDのアンドレアス・シュライヒャー 教育・スキル局長は「日本は従来から教育への支出が低いのに、成果もあげており効率的な投資だとはいえる。しかし私費に教育が依存すると経済的に苦しい人が質の高い教育を受けられないおそれがあり、持続可能性に懸念が残る」と指摘しています。

●小2~3年の担任4人 2学期開始から休む 教員間でトラブル? 奈良・郡山南小
.毎日新聞2019年9月12日 18時36分(最終更新 9月12日 20時03分)
奈良県
★ ★ ★
 奈良県大和郡山市柳町の市立郡山南小(鍵本光弘校長、585人)の2年と3年の学級担任の教員計4人(20~50代)が2学期開始の2日から、そろって体調不良を理由に休んでいることが市教委への取材で分かった。

.学校や市教委によると、4人は8月27日、「1人への別の教員の接し方が厳しい」などと鍵本校長に訴え、改善を求めた。鍵本校長が、訴えられた側の教員の話も聞き、間に入って同31日まで話を続けたが、4人は納得しなかったという。

 4人は2日、体調不良で休むことを学校に電話連絡。体調不良で休暇(3カ月など)が必要との診断書と休暇届が後に学校に郵送されてきたという。

 市教委と学校は、4人を除く教員約30人に聞き取り調査をしたが、パワハラなどは確認できず、現在は4人と接触ができない状態という。一方、保護者には9日、説明会を開いて状況を伝えた。

 市教委などから教員の応援を受け、授業への支障はないという。鍵本校長は「4人と話し合いたい」と話し、市教委も「授業など子供に影響が出ないように万全を期したい」としている。
 ★ ★ ★
 ちょっとびっくりするニュースになる。
 初めて聞く事態である。
 
 2年と3年の担任(2クラスずつだろうか?)がそろって2学期の最初から休職で休むという。
 
 原因は、同僚間のトラブルということらしい。
 ちゃんとしたクラス担任が、そろってこういうことをやるというのは、教員の常識からしたらあり得ない。
 子供たちへの影響が大きすぎるからである。.

 何が起こっているのか、ということになる。

●ガラケーからスマホに変えた。
 思い切ってのことである(笑)。
 まったくその気はなかったが、ガラケーの機種がもう1,2年で使われなくなるらしいと聞いたからである。
 
 ガラケーでよかったのである。
 電話と簡単なメールでよかったからである。
それ以外はまったく必要がなかった。

 だが、無くなるとやはり困る。
 講演などでのやり取りでは、どうしても必要になるわけである。

 ドコモのらくらくホンに変えた。
 操作を心配したが、電話とメールぐらいは何のことはなかった。
一安心。

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「算数学力向上メソッド」の実践(2)~なぜ、同じことを3回も繰り返すのか~

1 アウトプットに重点を置いた指導法
 
 改めて「算数学力向上メソッド」について紹介しておきたい。
 このメソッドは、「アウトプット」に重点をおいた指導法になる。

 授業は、教科書をきちんと使った指導法。
 ほとんどを教科書通りに進めていく。

 ただ、気をつけることは3つ。

 1つは、問題解決学習の方法はとらないこと。
 この学習法で行えば、低学力児を引き上げることは不可能になる。

 2つ目は、単元13時間扱いならば、できるだけ時間数を増やしたりしないこと。算数の時間は、普通にやっても(指導書どおり)、不足するようになっている。ぎりぎりの時間でしかない。

 3つ目は、授業の展開になる。以下のようになる。
 きっちり1時間の課題を終了させる。
      ①復習テスト(5分)前日の練習問題
      ②例題指導(15分か20分)インプット指導部分
      ③類題指導 以下、アウトプット指導部分
      ④練習問題指導
      ⑤スキル・ドリルタイム(5分)
 ★
 授業で、まず例題指導を行う。
 そこで、その例題の解き方を教える。これがインプット部分。
 その解き方で、類題、練習問題を解く。
 さらに、スキル・ドリルタイムでだめ押しをする。
 これが、アウトプット部分。

 その日の宿題は、練習問題をそのまま左のページに載せて、さらに右のページでは、その関連の問題を載せる。

 次の日の算数の時間は、まず復習テストから行う。
 そのテストは、宿題の左のページそのまま。

 だから、授業で練習問題を解き、宿題でさらに解き、また復習テストで解く。3回同じ問題を解く。
 その繰り返しで、問題の解き方を徹底してマスターする。

 「アウトプット」に重点をおいたシステムメソッドとは、これである。

2 なぜ、3回も同じことを繰り返すのか?

 
 ここでは「忘れる」ことを前提においている。
ドイツの心理学者、エビングハウスが行った記憶実験によると、記憶した20分後には42%を忘れ、1時間後には56%を忘れ、1日後には74%忘れることが明らかにされている。
 記憶というのは、時間と共に猛烈なスピードで忘れられていく。
 
 今日あれほどがんばってみんなに教えたのに、明日になったら半分の子供たちが分からなくなっていたという結果を、私は何回も経験している。
 これは、当たり前だったのである。

 ましてや低学力児は、いやいや算数の学習をやっている。
 忘却のスピードはさらにひどいと認識しておかねばならない。

これを防いでいくのは、「復習」しかないと『アウトプット大全』の樺島紫苑さんは言う。
 「記憶というのは、時間とともに猛烈なスピードで忘却されていくのです。
 これを防ぐ方法が『復習』です。」と。(『覚えない記憶術』サンマーク出版)

 そして、樺島さんは、「アウトプットするなら『直後』がいい」と主張されている。インプットの「直後」が良いというわけである。

 「算数学力向上メソッド」は、脳科学の成果から提起される樺島さんの提言に従って、「宿題ー復習テスト」という授業の「直後」のアウトプットを採用しているということになる。(つづく)
 
  

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「算数学力向上メソッド」の実践(1)~低学力児5人中3,4人までは引き上げられる~

 第3次の算数の共同研究をやっている。
 5人の先生と1年間継続して行っている。

 ふたたびになるが、この研究で分かったことを報告しておきたい。
 少しずつ新しいことが分かってきた。

 1 研究の目標は?

 この研究の目標は、次のことである。
 
 ①クラスにいる低学力児を引き上げること。
  その目安は、単元テスト10,20,30点を、60,70,80点に
  引き上げること。
 ②クラスの平均点を90点以上にすること。
  ただし、クラスの状況によって大きく違ってくるので、無理をしない。

 ①が第1の目標になる。
 ①ができたら、必然的に②は実現できる。

 2 研究で分かったこと

 第3次まで多くの先生たちが共同研究に参加してもらった。
 この研究で分かったことがある。

ア クラスにいる低学力児は、確実に引き上げることができる。

 ただし、クラスにいる5人の低学力児の中で、3,4人までは引き上げられるが、どうしても1人か2人は、引き上げられない。

 第3次は、1年間かけて、そこに挑戦している。
 
3 研究でほとんど成果を上げなかったクラスとは?

 今までの研究の中で、ほとんど「算数学力向上メソッド」が効果をあげなかったクラスがあったことも、報告しておきたい。
 
 それは、どんなクラスだったのか。
 4年生のクラス。このクラスは、入学時からしんどいクラスだったらしい。
 2年生までは何とか耐え凌いだということだったのが、条例により3年生から1クラスになる。

 学級は荒れ、担任は病休の末、退職されたということ。

 このクラスを、4年生からN先生が受け持つ。
 どんなクラスなのか。
 N先生から報告を受けたことを紹介しておく。

 ★ ★ ★
 宿題は成立しません。教科書、ノート、鉛筆がない子が10人以上。また、37人中、21人は発達障害の特徴を持つ。とりわけ、反応性愛着障害の特徴を持つ児童が多く、1対1指導なら満足しますが、一斉指導は成立しづらいです。みんな承認して欲しいですし、みんな愛に飢えています。ここは専門家と連携し学校を挙げて2年前から研究分析しているところです。
 学校では私以外に授業は成立しません。当然空き時間はありません。成立していても、いきなりけんかが始まったり、飛び出したりする子も多く、泣いたり、奇声を上げたり、予定通りには進まないことが殆どです。ですから、必死で休み時間や放課後、空き時間に事件の合間に個別指導でやってきました。その間にも事件は多く起きましたが。私は教師になって21年。ここ15年は9割が高学年の担任です。もちろん荒れたクラスばかり担任してきました。崩壊を立て直すことにそれなりに自信がありましたし、勉強もしてきましたし、実践もしてきました。有名な世に出ている教育実践は大体は実践しました。もちろん、野中実践も。去年は転勤したてで、いきなり前年度荒れた六年担任でした。噂には聞いていたので覚悟して取組ました。苦労しました。卒業式当日も本当に大変でした。

 今年はそれ以上です。人数が多すぎるのです。本当に大げさではなく、37人中21人は、とても手のかかる子どもばかりです。けんかやトラブルは一日に10回以上発生します。すぐに殴り合いをします。上靴をはかず、ねそべり、物を投げ、すべての言葉に反応し、・・・・。正直教師をしている気がしません。悲しいですが、調教師のようなのです。言葉が通じないのです。やんちゃとは違う、未教育の動物的な子がクラスの半数以上を占めるのです。損か得か、褒美か罰かでしか動きません。勉強どころではないのです。指導よりも安定を優先させています。
 ★ ★ ★
 
 すさまじいとしか言いようがない。
 これから、学校はこういう状況を引き受けなければならないという「未来」が暗示されている。

 このN先生、崩壊を立て直すということで、ここまで教師生活を送ってこられている。
 有名な世に出ている教育実践は、だいたい実践してきたと言われる。
 その中で、中村健一さんと野中の実践だけが効果的であったと報告されている。
 そのままに、ありがたく受け取った。
 
 「やんちゃとは違う、未教育の動物的な子がクラスの半数以上を占めている」という状況に、今までの名高い教育実践は通用しないというのは、深く感じ入ることができる。
  
4 なぜ「算数学力向上メソッド」が効果を上げなかったのか?

 「算数学力向上メソッド」は、「授業ー宿題ー復習テスト」という一連のシステムを機能させていくことで成り立つ学習法である。

 ところが、このN先生のクラスは、このシステムを機能させられない。
 授業は、何とかなっても、宿題はやってこない、もちろん、復習テストも満足にできないという状態では、「算数学力向上メソッド」が機能しないのは当たり前である。

 問題は、「学習」そのものに対する拒否がある。
 ここでは、算数のテストの点数を上げていくという課題がまったく意味がなくなるわけである。

 というより、「算数学力向上メソッド」をやるというより、「学習の成立」そのものが大きな課題になる。

 私たちの「算数学力向上メソッド」は、普通に学習が成り立つクラスを前提にして成立するのだということを改めて実感させられたわけである。
(つづく)

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つれづれなるままに~教員競争率2.8倍に低下~

●ヤフーニュースより
8/31(土) 21:00配信

教員競争率、小学校は2.8倍に低下 質への影響懸念も

教員採用試験の受験者数と倍率の推移

 公立小中学校教員の志願者が減っている。文部科学省のまとめによると、2018年度から雇用された教員向けの採用試験の受験者は計約10万5千人で、12年度の約12万2千人から約1万7千人減った。朝日新聞が各地の教育委員会に調査したところ、19年度は約9万8千人で、さらに落ち込んだ。同時に採用者は増えているため、採用試験の競争率(倍率)は下がっており、19年度は小学校が約2・8倍、中学校が約5・5倍だったことになる。教委側は「教員の質に影響が出かねない」と懸念している。

 朝日新聞は19年度の採用試験について、47都道府県と20政令指定都市、大阪府から教員人事権を委譲された豊能地区の教育委員会を対象にアンケートを実施し、受験者数や採用者数などを聞いた。それによると、19年度の受験者は小中が計9万7680人で、18年度より7783人減った。一方、19年度の小中の採用者は計2万6433人で、18年度より2511人増えた。

●横浜の松下崇先生が、フェイスブックに次のようなことを投稿されていた。

 ★ ★ ★
【教員の質よりも・・・】

 採用試験の倍率を見て、教員の質について話題が上がっている。私もやはり倍率が気になって、何倍か見てしまう。私が採用されたころは、ちょうど、都市部での倍率が劇的に下がり、2倍あたりをうろうろしていたように思う。その世代が、今や、管理職世代となろうとしている。上の世代が極端に少ない現状を見れば当然だろう。

 そういった倍率の影で見えなくなってしまっているのかもしれないが、今や、現場の人手不足は深刻である。他と比較しているわけではないが、ここ10年くらいか、産休・育休代替などの教員を確保することが難しくなっている。産休・育休で休む職員の代わりがいないのである。変わりがいない分は、専科の先生が担任となり、専科の授業を担任がやることになる。また、管理職が見つかるまで代わることがある。これが普通の風景になりつつある。

 人員確保は現場の努力でなんとかまかなおうと、退職した方々や教員免許をもっているが今は事情があって働いていない方々を、義理と人情で口説き落とし、なんとかきてもらっている、善意のシステムでなんとかまわっている。

 ここまでのことを普通に飲み込めるとしたら、その裏で起こっていることに気が付かなければならない。人手不足ということは、試験を受けなくても、教員免許さえあれば教員に容易くなれると言うことである。わけあって途中で任用を解かれたとしても、ちょっと他のところにいけば(もしかしたら、年度がかわれば同じ市町村でも)臨時職員として採用してもらえるということである。しかも、この状況が年々広がっているのではないかという感覚さえある。

 きっとこのことを保護者は知らない。「先生」というイメージで、「それなりに難しい試験を潜り抜けてきている」というイメージをもっていると思う。しかし、実際は教員免許があれば誰でもなれる職業なのだ。

 これはもう、学校レベルの話ではなく、教育行政レベルの話である。もっと言えば、各県・市町村の教育委員会のレベルの話ではないのだろうと思う。国が動かないと、どうしようもないところに来ているのではないかと、そんな風に思ってしまう。

 このことを本当に実感するのは、あと10年くらいたってからなのかもしれない。その時にはもう、手が付けられない状態になっているのではないかと、そんな風に思わずにはいられない。我々はそのことも踏まえ、組織作りを行い、人材育成を行って対策をたてていかなければならない。少しでもよい教育活動を行い、子どもたちの未来を、これからの社会をつくるために。
 ★ ★ ★

●「ワシントンポスト」の8/29号に、日本特派員からの記事を掲げている。
 アメリカの特派員は、このように日本を見ているのかと驚く。
 ほとんどの日本人が、意識していない事柄である。
 内田樹さんが、それを訳しておられる。参考にしてほしい。

http://blog.tatsuru.com/2019/09/02_1744.html

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