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つれづれなるままに①~提案は、授業で行う~

●7月9日の神奈川県大和市での初任者研修を皮切りに、忙しい日々を送っている。
 7月に多くの講座が詰まってしまった。

 大和市の初任者研修は、3回目。
 この時期、3学期制の学校は、通信票の時期にもなる。

 まだ、通信票を書いていると言う初任の先生たちが数多くいた。
 「これは困った!」。

 彼らは初めて通信票を書いている。
 多分、満足に睡眠もとっていないであろう。
 初任者研修どころではないのではないか。

 それでも何とか90分の講座を終える。
 初任者も、がんばって聞いてくれたのである。

 すぐに夏休みが始まる。
 ほっと一息つけるはずである。
 2学期からの健闘を祈る思いである。

●7月12,13日と宮城県の仙台へ行く。
 仙台市立南中山小学校校長の千葉校長から呼ばれたのである。

 そこで、5年生に授業をし、そして先生たちに「なぜ、こんな授業をするのか」の話をする。
 テーマは、「日常授業」の改善についてになる。

 「味噌汁・ご飯」授業を提案してから、授業についての提案は、基本的に授業をすることにしている。

 もう口舌での提案は、現場の先生たちには入らない。
 どんなにすぐれた提案でも、もう口舌だけではだめだ。
 「このテーマを提案しています。それを授業で示してみます。うまく行くかどうかは結果ですが、『味噌汁・ご飯』授業は、70点でいいですので、それを提案して、何をテーマにしているか考えてほしい。」
という提案になる。

 「ごちそう授業」を提案するのではない。
 現役時代は凡庸な授業者だった私が、そんなことはできない(決して謙遜して言っているわけではない<笑>)。
 ★
 時代は大きく転換している。
 そのことをうまく言葉化することはできないが、もう民間のセミナーや講座では人が集まらなくなっている。
集まるのは、一部の熱心な先生たちだけ。

 多くの教師たちは、ぼろぼろに疲弊し、目の前のことだけを求めるだけ。
 自宅と学校を往復し、それだけで精一杯。
 仕事は、担任している学級を成立させるだけで精一杯。
 それ以上にセミナーなどに出かけ、勉強しようという気持ちは起きない。 だから、本も読まないし、読めない。

 このような先生たちが、現在日本の教師たちの多数派を占めている。
 リアルな現実である。

 このような先生たちに訴えることができることは、毎日の授業をどうするかである。
 しかも、「こんな授業です!」と提案する。
 ここでならば、揺り動かすことができる。

 私の親しい知り合いのO先生は、指導主事(教育次長)である。
 授業をして、現場を回っている。
私と志を共有している。

 授業をすれば、多くの先生たちが集まってくる、と。
 当たり前である。
 指導主事が、授業で示していくのであるから、そこに共鳴し、学ぼうとする先生たちは、必ずいる。
 
 山口県の福山憲市先生は、毎日授業をして、学校を回っている。
 この迫力は、大変なことではないだろうか(私でも、福山先生の授業をぜひとも見てみたいと願っているのであるから)。
 ★
 13日(土)午後は、南中山小学校で、「学級づくり」、「授業づくり」講座を設ける。3時間の講座。
 集まってこられた先生たちの手応えはすごいものがあった。

 終わってから、何人もの先生たちから相談を受けた。
 極めて具体的な相談である。
  (つづく)

 
 
 
 
  

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コメント

 野中先生、いつもありがとうございます。

 先日、どうにか無事(?)子供たちを送り出し、期限の一学期間を務め切ることができました。

 最後まで学級は落ち着かない状態で、個人的には不満足だったのですが、周囲の先生からは「(当該児童は)だいぶ落ち着いてきた」との評価を頂くことができました。また、最後の日にはこの児童だけでなく、他のやんちゃな子も私の所へ来て、話しかけてきたので、どうにか最後まで“児童との関係を壊すことなく終えられた”と、安堵しています。

 ただどうしても、次の2点は避けられませんでした。

①当該児童が場にそぐわない行動を取るので、どうしても全体的にクラスが落ち着かなくなってしまう。

②当該児童に配慮した指導をせざるを得ないが、そうなると「〇〇だけインチキ」と他の児童に何度か言われた。その度に説明し、「ごめんね。先生も今悩んでいるんだよ」と率直に伝えることで、ギリギリ信頼関係を保つことはできた。

 ①については仕方ないにしても、②については……正直、別の先生(管理職)にも補足で説明して欲しかったです。相手は3年生なので、担任がいくら説明しても“依怙贔屓”に見えるのは仕方ないと思います。

③当該児童が落ち着かない時、どうしてもその児童に対応せざるを得なくなり、他の児童がなおざりになってしまう。

 何とかギリギリ、学級崩壊のデッドラインは越えずに済みましたが……案外、本当に学級崩壊してしまった方が、上の人達が動かざるを得なくなり、手も打ちやすかったのかなと思ったりします(苦笑)。

 また、当該児童については、次のように指導しました。

①全体の前ではなるべく指導しない。一応注意だけはして、一対一の時に強い指導(その時は怒鳴ったりもしました)も入れる。

②被害妄想が強かったが、きちんとその児童の話を聞くようにした。

③他の児童となるべく接触させないように、グループ活動やペア活動は控えた。

④掃除の際も、花壇の草むしりなど、その児童が一人でできる作業をさせた(他の児童の邪魔をしたり、一緒にふざけたりするため)。

 参考になるかどうか分かりませんが、私と同様の事態に困っている先生方に少しでもヒントになればと、報告させていただきます。

投稿: 童神 | 2019年7月21日 (日) 11時32分

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