童神先生のコメントに付け加えて~担任は解決できない~
童神先生のことについて、親しい校長先生から以下のような内容のメールをいただきました。
★ ★ ★
ブログの童神先生の事例、同様なケースで苦しんでいる先生が多いです。
大抵、担任がもたなくなり、学級崩壊です。病休にという感じです。酷いときは退職。
私も2回、この類いの子どもを担任しました。
一人は、保護者と何度も話をしました。父親ともさしで。でも、医療に繋がりませんでした。
翌年からずっと学級は大変でした。私の後を担任した先生は、一年どうにか耐えて、転勤していきました。
私は、授業の邪魔をするし、友だちに手を出したり勝手なことをするので、引っ張り出していました。
ただ、その子との関係性を作ってからでないと強制的なことはできません。
難しいですね。
校長の立場で言わせてもらえば、こういう事例は、担任には解決できません。
小学校は、校長がリーダーシップをとって、保護者対応をし、他の子どもの学習を第一に進められる環境を作る必要があります。
ただし、多分そういう保護者は一筋縄ではいかないですから、専門の先生、教育委員会、福祉関係の機関、地域の民生委員、学校運営協議員他あらゆるところと連携して対応しかないです。
以前つかえたN校長は、他の子に手を出したり邪魔をするなら教室から出すこと、けがをさせたら警察を呼ぶこと、を保護者に伝えるというスタンスで望まれました。
勿論、そうならないためにも子どものことを考え医療にかかるように、専門機関にかかるように、保護者に話をされていました。
全校体制で校長を中心に児童のアセスと同時に保護者のアセスをし、早急に対応が必要ですね。
ただ、ケースによっては難しいというのが正直なところです。
問題は、保護者です。
そこが大きな壁になるのです。この手の事例が、教育現場の大きな課題です。深刻な課題です。これを解決しないと学級経営も学校経営も何もできません。
アメリカのようにゼロトレランス?のような仕組みを導入すべきだと思います。
多分、学校、校長でもどうにもならないケースがあると思います。
★ ★ ★
かなり厳しい内容が書かれています。
今のところ、ゼロ・トレランス的な対応を教育委員会が行っているところは、大阪市だと聞いています。
実状は分かりません。
とにかく、このままでいいわけはないのです。
具体的に動いていく以外にありません。
| 固定リンク
コメント