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つれづれなるままに~団塊の世代の人たちが亡くなっていく~

●同世代の団塊の人たちが亡くなっていく。
 先日は、小説家の橋本治さんが亡くなり、また、文芸評論家の加藤典洋さんが亡くなった。
 死が身近にあるのだと、しみじみと感じる。

 加藤さんの書かれたものは、若い頃から今までほとんど読んできている。
 加藤さんと一緒に歩いてきたような感じである。
 先日も『9条入門』(創元社)を買ったばかりであった。
これが最後の書になる。

 ひとまずのあとがきに次のように記されている。

 「私の信じていることがあります。それは、歴史をいったん非専門家
  の目で振り返ることは、人間が未来をまっさらに構想する作業なの
  ではないかということです。その結果、無数の混乱が整理され、多
  くの謎が解けます。」

 これが最後の言葉になっている。
 
 それにしても残念。加藤さんのこれからにはとても期待していたのである。
また、一人大事な人を失った。合掌。

●知り合いの先生から連絡があった。
 文科省大臣が中教審に諮問を出したという。
 「新しい時代の初等中等教育の在り方について」である。

 来年度から新しい学習指導要領の実施が始まるのに、今頃なんだろうと文科省のホームページをのぞく。
★ ★ ★
 新時代に対応した義務教育の在り方についてです。具体的には、以下の事項などについてご検討をお願いします。

 ○義務教育、とりわけ小学校において、基礎的読解力などの基盤的な学力  の確実な定着に向けた方策
○義務教育9年間を見通した児童生徒の発達段階に応じた学級担任制と教  科担任制の在り方や、習熟度別指導の在り方など今後の指導体制の在り  方
○教科担任制の導入や先端技術の活用など多様な指導形態・方法を踏まえ  た、年間授業時数や標準的な授業時間などの在り方を含む教育課程の在  り方
○特定分野に得意な才能を持つ者や障害のある者を含む解く栘綱配慮を要  する児童誠意と「日常授業」対する指導及び支援の在り方など、児童生  徒一人一人の能力、適性などに応じた指導の在り方
★ ★ ★

 文科省は、次期10年後の学習指導要領を意識しているのか(?)と思わせる内容である。
 それぞれの内容は、今とりわけ小学校の現場で問題視されていることが取り上げられている。

 上げてみると、次のようなもの。
 
 ①基礎的読解力などの基盤的学力の定着がなされていない問題。
 ②学級崩壊などに関わる学級担任の問題。
 ③全国的に行われている習熟度別指導が効果を上げていない問題。
 ④発達障害児などへの対応の問題。

 これはこれから検討するような問題ではない。
 いますぐ緊急に問題対応をしなければならない、待ったなしの課題なのである。
 遅れに遅れている。
 今すでに、学校現場は、これらに振り回されている。

 ①の問題。
 これは、新井紀子さんが提起された『AIvs教科書が読めない子どもたち』(東洋経済新報社)に影響を受けたのではないかと推測される。

 新井さんが行った中高校生への読解力調査(「リーディングスキルテスト」<RST>)によれば、「中高校生の多くが教科書に書かれているような文章すら読めていない」という実態を明らかにしたのである。

 この実態は、小学校からの読解力指導の問題があると判断したのではないだろうか。

 全国学力テストをやっているのに、今まで、このような問題は大きな問題として取り上げられていない。
 
 そうするならば、全国学力テストそのものがおかしいということになろう。
 本来の子供たちの実態を調査するものになっていない。
改めて、全国学力テストは、何を調査しているのかと問題視されなければならない。

いっそのこと、新井さんのRSTの調査を行ったらどうだろうか。


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