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「日常授業」の改善をテーマにした先進的な取組(5)

 ここに2冊の本がある。
 いずれも「日常授業」の改善をテーマにして、学校ぐるみで取り組んだ本。

 

 1冊は、『学力向上プロジェクト』(横藤雅人編著 北広島市大曲小学校著 明治図書)。

 

 もう1冊は、最近刊行された『働き方改革』(新保元康著 明治図書)。
 新保先生は、札幌の小学校4校を校長として過ごされ、その学校で「日常授業」の改善を進められてきた経緯が明らかにされている。
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 大曲小の実践は、学校ぐるみで「味噌汁・ご飯」授業を実践された内容が明らかにされている。
 「日常授業」の改善のメインテーマは、「ユニット法で授業を3つに分割する」というものである。
 全教科を、ユニット法で取り組まれている。

 

 ここでも「1つの型」が示されていて、学力向上に大きく寄与されたと聞いている。
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 新保校長の働き方改革は、その「日常授業」の改善を、ICT機器の活用という視点から取り組まれている。

 

 ICT機器が単に常設されているというだけでなく、全教室同じ場所に同じように設置し固定することで、すべての教員が使えるようになった実践を明らかにされている。

 

 それと同時に、働き方改革という視点からの取組も明らかにされている。
 これも画期的なものである。
 きっと多くの学校が参考になる実践である。
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 日本全国の、あらゆる学校が、まだまだ研究テーマを設け、仮説をつくって研究活動をしている。
 
 その研究テーマは、極めて大きくて、ともすれば日本の現状を切り開いていくような壮大のものもある。
 今は、新学習指導要領の「主体的・対話的で深い学び」をテーマにした重点研究が進められていることであろう。

 

 年間の学校行事になっていて、それでどのような成果が上がっているのかと問われることはまずない。
 ただ、毎年同じことを繰り返している。目立った成果もない。
 学校現場は、そういうことがあまりにも多すぎる。

 

 考えてみれば、公立の1つの学校が、研究活動をするというのが問題ではなかったか、と思っている。
 年間に一人1時間の研究授業をすることで、研究テーマへの追究が果たしてなされるものなのかどうか、そこから問題にしなければならない。

 それではどうするか。
 研究ではなく、研修にすればいい。
 研修のテーマは、「日常授業」の改善でいい。
 
 先にあげた2冊の本は、きっぱりと、このような繰り返しを止めている。
取り組むべきことは、「日常授業」の改善というテーマだとはっきり定めている。

 

 中教審の働き改革の提案を、先取りする形で提案されていることに注目すべきである。

 

 これから学校は、このように進めていくのだという提案。
 もちろん、「日常授業」の改善はいろいろな視点から取り組まれていいのだが、1つのカタチをこうして提起されていることに注目すべきであろう。

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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