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日常授業の質を高めるには?(3)~中教審の働き方改革を読む~

 「日常授業」の質を高めていくためには、どうするか?
 
 この必要性が分かっても、「じゃあ、具体的にどうしたらいいの?」と言うことになる。
この課題に戸惑っている学校は、かなりある。

 今まで研究授業で「ごちそう授業」をつくってきた先生たちが、いざ毎日の授業をどのように変えていくかと問われたら、それは戸惑う。

「えっ、研究授業を毎日やっていくことですか?それは不可能です!」。

「毎日はそれなりにやれているのに、これ以上何を変えるのですか?今のやり方で十分なのですが…」という反論が続く。
なかなか表面には出てこない本音でもある。

 それなりにやれている授業は、ほんとうはカスカス状態になっているのだが、それなりになっているから、問題にすることがない。
 
 しかし、それに対して、「もっと教材研究をして毎日の授業に臨むべきではないか!」などと指導できるのだろうか。
 そんな時間なんて、どこにもないのである。

 ★
 「日常授業」の改善をするためには、条件がある。

 ①授業準備(教材研究)の時間は限られていること。
 ②この限られた時間で何ができるかと考えること。

 ★
 このことを考えるために、ちょっと寄り道をしたい。

 かつて村田兆治という投手がいた。マサカリ投法として有名であった。
 プロ野球にくわしい人はだれでもが知っている投手。

 50歳を超えたのに、OBリーグなどで、140キロを超える速球をビュンビュン投げて驚かせたものである。

 なぜ、いつまでもこんな速球を投げられるのか。

 それについて、江夏豊投手(この人も有名な投手)が「最近の投手は型ができていない。いったん型をつくってしまえば楽なのに」と嘆くのを受けて、村田は言ったものである。
 「自分の中に、速球を投げる型をもっているから、今やほとんど練習をしなくても速球を投げられるのだ。」と。

 ここで指摘されていることは、2つ。

 ①投げる型をもつこと
 ②それが持てたら、ほとんど練習しなくても速球を投げられること

 これは私たちの「日常授業」の改善にもかなりのヒントになるのではないかと思ったものである。
 ★
 「日常授業」で、型をもつとはどうすることか。
 これが問われてくる。(つづく)
 

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