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すべての始まりである(2)~指示ー確認の原則~

 前回のブログに以下のように書いた。 

★ ★ ★
③子供たちへの最初の関わりは、きちんと「基礎・基本」の方法がある。
  1つ目は、「指示ー確認」の原則。
  2つ目は、学級のルールづくりをすること。
★ ★ ★

 1つ目は、最初必ず初任の先生に教えなければならない、基本の原則になる。

 これは、どの教師もやらなければならない、縦糸を張るための基本原則でになる。
初任者指導を長年やって、指導のツボを心得ている先生は、必ず最初にこの指導を初任者にするわけである。

 初任者指導8年目になるN先生からは、その指導の通信をいつも送ってもらえる。

 その通信の1号には、次のような内容が書いてある。
新学期が始まっての3日目のこと。
 初任者は、教科書を使った初めての授業である。

 ★ ★ ★
 今の時期は授業を進めながら学習規律の徹底がとても大事です。
 子どもが「静かに話を聞く」という当たり前のことを繰り返し指導しなければなりません。子どもたちは集団になれば「群れる」のです。おしゃべりをしたり、遊んだりするのです。それが子どもというものです。静かにしていない子どもたちはそれが普通の状態だと心得ておき、話を聞くことを指導するのが教師の仕事です。
 ★
 1時間目の算数の時間は45分間、クラスが少しざわついている状態でした。全員が静かにするという時間はほとんどありません。おそらく担任もよくないと思っていたのでしょうが、指導の言葉はありません。
 1時間目が終わった後、担任に少し耳打ちしました。「子どもたちは授業中、話をしても先生がおこらない。これでいいのだと思ってしまう。話を聞かせる時は音や声を出さないように指導しないといけないよ」とだけ言いました。
 ★
 すると、2時間目の最初、担任が子どもたちに少し話をしました。「さっきの授業は話し声が多かった」と。子どもたちは担任が1時間目と雰囲気が違うことを瞬時に悟り、静かに聞き入りました。……。
 ★
ただこの時期の学習規律の指導は「あれはだめ。みんなダメだねえ」というスタンスをとってはいけません。今は指導の時期なのです。新しい学年になり、指導されていない子どもたちは話し出すのは普通のこと。……
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 子どもたちには「先生や友だちが話をしているときは顔を見てしっかり聞きます。下を向いていてはいけないよ」と言いながら、「○○さんの今の聞き方上手だね」というと、みんなの顔が一斉に担任を見ます。「今、1人だけ下を見ている人がいるね。名前を言おうか」とでも言うと、子どもたちは震え上がるかも(笑)。まあそこまで言うよりも「顔を上げて話を聞く」ということを指導した後、それができているかどうかを「確認」します。その後、良くなれば「評価」(ほめること)をします。
 ★
 この「指導・確認・評価」というのは多くの場合に共通した方法です。
 子どもたちは今、「担任はどの程度こわいのか」とか「何をしたら叱られるのか」ということを推し量っているところです。傍若無人な態度をとることはありません。だからこそ、今がチャンスなのです。大げさに言えば、「クラスで権力を持っているのは誰か」というです。教師という権威はくずれかけたら歯止めがかかりません。
 ★ ★ ★

 長々とした引用である。
 初任指導のベテランは、こうした指導のツボを逃さない。
 
 N先生は、「指導・確認・評価」と言われている。
 私は、「指示ー確認ーフォロー」と言っている。
同じことである。

 なぜ、このことを最初に教えなければならないか。
 それは、教師は「指示(指導)」が子供たちへの言葉かけの始まりであり、全ての授業や活動で行われることであるから。
 これなくしては、教師は成り立たない。
 
 そして、ここで縦糸をきちんと張ることになる。
 すべての始まりと言っていい。
 


(つづく)

 

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