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アウトプットが決め手になる!~算数共同研究の総括(2)~

なぜ、「算数学力向上メソッド」という、こんな簡単でシンプルな実践で、このような効果を上げるのか。
 私たちが今確認していることは、次のことになる。
 1つ目は、「アウトプット」を意識したことになる。
 ほとんどがこの効果なのである。
 算数の授業は、教科書の最初の1問(例題)で解き方を教える。これが「インプット」。その解き方で、類題や練習問題を解いていく。これが「アウトプット」。
 このアウトプットで、その問題の解き方をマスターするのである。
 ところが、授業だけでは、練習が不足する。特に、テストに出てくるむずかしい問題は、授業で1回だけの練習では到底マスターするまでには行き着かない。特に、低学力児はそうなる。
 そこで、宿題や復習テストのアウトプットで、マスターすることを徹底したわけである。


 2つ目は、テスト分析で引っかけ問題をマークしたこと。

 業者テストでは、必ず「ひっかけ問題」(間違いやすい問題)が2,3問出てくる。全国平均を80~85点にするためになされている措置である。そのために、中には、教科書で一度も練習したことがない問題が出題されている。

 私たちはテスト分析をして、その「ひっかけ問題」をマークする。

 そして、その問題を類題として復習テストや宿題に上げて、練習をさせることにした。最低3題ぐらい。

 その練習をしなければ、絶対に中位以下の子供や低学力児は問題を解けるようにはならない。


 3つ目は、脳科学の法則を利用していること。

脳科学では、次のように言われている。

 ★ ★ ★

 人間の脳は、「重要な情報」を長期記憶として残し、「重要でない情報」は忘れるようにつくられています。「重要な情報」とは、インプットしたあとに何度も「使われる情報」です。

 つまり、インプットしても、その情報を何度も使わないと、すぐに忘れてしまうのです

 脳に入力された情報は、「海馬」というところに仮保存されます。その期間は、2~4週間です。海馬の仮保存期間中に、その情報が何度も使われると、脳はその情報を「重要な情報」と判断し、「側頭葉」の長期記憶に移動します。」

       (『アウトプット大全』樺島紫苑著 サンクチュアリ出版)

 ★ ★ ★

 かつての私の実践では、授業で、難しい問題を、一人ひとりノートに○をつけて確認しても、次の日には半分の人数が分からなくなっていたことがしばしばであった。

 それほどに、忘れてしまうものだ。

 それでは、何回ぐらい使えば忘れてしまわないのか。

 樺島さんは、

だいたいの目安としては、情報の入力から2週間で3回以上アウトプットすると、長期記憶として残りやすくなるといいます。」と書かれている。

 だから、「ひっかけ問題」への対応は、目安として3回とした。

 ★
 2019年度は、算数の「算数学力向上メソッド」に挑戦してみたい、と考えている方にその資料を提供したいと願っている。
 第1次、2次で使ってきた宿題と復習テストをお渡ししたい。
 その単元集を次回に公開したい。

  

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