つれづれなるままに~飛行機ができてきた~
●S小学校から、最終の校内研修に呼ばれた。
5時間目に4年生の初任者のクラスで授業をし、その後、講座である。
S小学校は近くの学校である。
自宅から歩いて向かう。30分ほど。
★
すぐに4年生のクラスで、授業。
事前に5分ほど担任の先生と打ち合わせ。
3階にある教室へ向かう。
教室へ「こんにちは」と入ると、元気な声、顔で挨拶を返してくれる。
「これはいいな」と内心思う。
早速自己紹介をする。
いつものパターンで、小刻みに自己紹介し、笑い、笑い、を起こす。
とにかくよく笑う。
これだけ笑わせておけば、授業はだいたいうまくいくのである。
★
自己紹介の中で、突然「K君 どうなの?」と振ると、「どうしてぼくのことを知ってるの?」という顔。
周りの子供が「筆箱に名前のシールを貼ってあるじゃん!」と教えている
(事前に担任の先生から、クラスの雰囲気を握るやんちゃな子供を教えてもらっていたのである)。
そのKくんが、授業の感想で書いている。
★ ★ ★
新しい先生だったから、とてもきんちょうしました。やさしいかおで、めがねをかけてる男の人は、だいたい内心こわい人と思っていたけど、とてもやさしい先生だし、とてもおもしろい先生だったなといんしょうにのこりました。
「もういちど、またこんなおもしろいじゅぎょうをうけたいな~」なんてことを思いました。(いっしょう頭からはなれないと思います)
★ ★ ★
良い子だなあと思う(笑)。
● ブログに、山中先生からこのようなコメントが載った。
私の「一昔前の授業だ!?」に対するコメントである。
★ ★ ★
6年ぐらい前に市内のある中学校の社会科研究授業を参観しに行きました。
その授業後の研究協議の中で,
「一斉授業をやっている先生がまだいるんですね。一斉授業をやっている先生は,先生として認めません」
という発言をした大学の先生がいました。
私は,「知識をしっかりと定着させるためには,一斉授業も必要だと思っています。一斉授業をきちんとやれない教師は,他の学習指導をやってもうまくいきません。」と発言しました。
その大学の先生は,その場では言いませんでしたが,その学校の研究主任へ私を批判するメールを送ってきました。
(その文面は私も読みました)
不易の部分を大切にしない教育は,時代が変わると消えていくのだと思います。
★ ★ ★
こんなことを言う大学の先生がいるのだとびっくりしたところである。
現場をまったく知らない、相当にひどい教授である。
私は、ここ7年間に1500人ぐらいの先生の授業を見てきたが、一斉授業以外の授業をされていた人は、1人もいなかった。
今も、日本全国の先生たちは、数多く一斉授業をしているはずである。
別に、一斉授業だけにこだわる気はないのだが、一斉授業をまったくダメであると発想すると、現場の実態と大きくかけ離れる。
むしろ、山中先生と同じように、一斉授業をきちんとやれないならば、他の授業はできないのだと私も思っている。
●2019.38 朝日新聞 折々のことばから 鷲田清一
人間には
行方不明の時間が必要です
「うたたねにしろ/瞑想にしろ/不埒なことをいたすにしろ」、人には
「ふっと自分の存在を掻き消す時間」が要ると詩人はいう。「日々アリバイを作るいわれもないのに」境内電話は鳴る。でも出ない。むしろ時の隙間をこじ開けて一人「ポワン」としていたい。自分の大切に思うのも大事だが、ときに自分に厭きる。自分をチャラにすることも必要だ。詩「行方不明の時間」から。
●けん玉の「飛行機」が少しずつできるようになってきた。
まだ5回に1回ぐらい。
とにかく、試行錯誤。
けん玉では、この飛行機とふりけんが鬼門になる。
ここでけん玉を止める人は多いはずである。
私は、「人ができることはできないことはない」という信条をもっているので、しつこく挑戦している。
やっと、やっと、コツがつかめてきたのである。
けん玉では、5級の段階。
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