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明日の授業をどうするか?

横浜の松下崇先生が、以下のようなことをフェイスブックに載せられていた。


 ★ ★ ★
【新・サークル活動の展開】

 今、横浜の教育現場は若い先生がかなり増え、割合は6割を越える勢いです。そして、若い先生の多くは、子どもとのかかわり方よりも「明日の授業をどうするか?」で日々、頭を悩ませているように感じています。つまり、休み時間で子どもたちとはなんとなく楽しみながら一緒に過ごすことができるが、「授業の時間」となると途端、硬直化した、辛い時間となっているようなのです。
 そこで、授業の時間にどのように子どもとかかわり、授業を展開していけばいいか、相談できる場を作ることにしました。第1回定例会を開催したいと思います。興味のある方はご連絡ください。個別にご連絡いたします。
  ★ ★ ★

 今、先生たちを悩ませていることが、「明日の授業をどうするか?」なのだということ。
 私もまた、さまざまな先生方と話しながら、感じてきたことは、このリアルな現実なのである。
 
 先生たちは、毎日授業をやっている。これが「日常」である。
 何となく、とにかくやっている。
 でも、やっているだけ、手応えがない。
 ★
 しかし、ここにほんとうに多くの先生たちが悩んでいるのか、私は懐疑的である。
 
 もう悩むことさえなくなっているのではないか。
 もうそのような「日常」を惰性的におくるだけになっているのではないか。

 だから、悩んでいる先生は、まだまだ大丈夫だと思うのである。

  忙しい先生たちは、学校の仕事を優先し、教材研究などは最後に回される。
 やれればそれでもいい。
 多分、やらないままに何とか「ぶっつけ本番授業」になっていく。
 指導書の斜め読みで過ごされる。
 ★
 先生たちが元気になる手立ては、シンプルな手立てだと言い切っている。

 毎日やっている5,6時間の授業を豊かにすること。
 これである。

 そうではないか。
 学校を成立させている多くの時間は、1時間目から6時間目の「日常授業」である。
 
 この時間が貧弱で、疲弊すると、もちろんそれをやっている教師が元気がなくなり、へとへとになる。
 子供たちとの時間に手応えがないので、ただただ消費する時間だけになる。
  ★
 この結果が、新井紀子教授が指摘される、想像を超える「基礎読解力の低下」を招いていると、私は考えている。

 多くの先生たちは、このリアルな現実を、ほとんど認識していない。
 だから、どうしていいかの手立てもない。
 何とかその日暮らしをすればいいのだ、と。

 どうしていくのか。
 待ったなしである。

 

 
 
 

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日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

こんばんは。
こちらには、過去に一度買い込みをさせていただきました。
埼玉で教員をしています。(初任校5年目)


わたしも、松下先生とつながっていますので、facebookで、松下先生のコメントを拝読したときに、なるほどーと思いました。
なるほどーと思いつつ、名状しがたい、ある思いを持ちました。

そしていま、野中先生のことばを拝読して、あらためて思いました。


わたしも、まだ若手なのですが、わかっていつつ記します。
わたしたちは、ほんとうに、「忙しくて」、「忙しさゆえに」、日々授業を進めることに困っているのか。

忙しくて、その分、教材研究をする時間がないから、自分で満足のいいく授業ができないのか。

かりに、忙しさからまぬがれたならば、その分確保された時間を活かして、納得のできる授業が確保できるのか。

「指導書の斜め読み」と記されているところがありましたが、その指導書が、若手にとって、授業の「活きた」よすがになっているのか。
いないのか。


新井教授の指摘されている、「読解力」に関する問題は、実はすでに、かつ、とっくに、こんなところにも現れているのでは?なんて、おぼろげながら感じています。


思いついたままに記していること、おわびします。
「あほか!」と、喝破してください、よろしければ。

投稿: sekkie | 2018年5月 2日 (水) 23時05分

野中先生

 松下です。お久しぶりです。
野中先生のブログに取り上げていただき、
驚いています。

 私の学校では、無駄な会議の精選を行い、
週2回「学年研」の時間を確保しています。
その時間で「教材研究」を学年で取り組もうという
取り組みを行っています。
「学年研」という時間は、
行事の打ち合わせなどすることに使われがちですが、
週2回確保することで「明日の授業をどうするか」
話し合う時間になっています。

 また、若い先生を中心に、
専科の先生が自分のクラスで授業をしているときに、
学年や先輩の先生の授業を見に行っているようです。

 ブログを読みながら、
そういった取り組みが影響しているのか、
私の接している若い先生たちは、
「意識が高いのかな」と考えました。

 そういう先生を少しでも増やすべく、
これからも活動を続けていこうと思います。

投稿: 松下崇 | 2018年5月 4日 (金) 07時42分

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