「目標達成法」さしあげます!
「学級づくり」の1つの、大きなテーマは、学級にルールがきちんと作られているかどうかである。
学校のルールはある。
学期の最初に、学校のルールについては確認したはずである。
学級にもルールがある。
これをきちんと作れるかどうかは、大きな決め手になる。
★
学級の多数派の子供たちは、担任の先生に対して密かに、強く願っていることがある。
どんなことだと考えられるだろうか。
「教室で安心していられるように」という願い。
決して口にすることはない。
でも、これを強く願っている。
この願いをきちんと実現してくれる担任かどうかを見ている。
この願いを実現してくれそうな担任には、ついていくのである。
★
「安心できる教室」とは何か。
それはどんなことをやれば実現できるか。
結論から言うと、学級でルールが作られ、それが機能しているかどうかにかかっている。
ルールが機能していて、しっかり子供たちが自分たちでルールを守っている学級である。
「学級のルールって何ですか?学校のルールがあるし、守ることは朝子供たちに伝えればいいのではないですか?」と言われることがある。
担任そのものが、ルールになっているのである。
だから、担任が注意し、叱っていることがルールになっている。
しかし、これではいつまでも担任が「ああやれ!こうやれ!」と注意しなければならず、子供たちが自分たちで学級を動かしていく「自立的行動」は出てこない。
★
「学級のルールって言えば、たとえばどんなものがあるですか?」と問われる。
「チャイムがなったら席につく」というルール。
この当たり前のルールも、ルールとして定着させなければ、いつまでも担任が「はやく座りなさい」「チャイムがなったら座ることになっているでしょう!」と注意しなければならない。
ルールとして定着するとは、子供たちが自覚して座るようになっていることである。そのようにルールとして機能しているということである。
一部のやんちゃが勝手に動いても、誰も注意できないで、放置される状態になっていないことである。
★
私は、このルールづくりを「目標達成法」として提唱してきた。
私が指導した初任者のクラスでは、この目標達成法を使って、すばらしいクラスを作り上げることができた。
やろうと思えば、初任者でも簡単にできる「ルールづくり」である。
この「目標達成法」についてまとめた文書がある。
ほしい方は、いつものようにブログのコメントに書いてほしい。ワード文書(ほんとうは一太郎で作ったものをワードに変換しているもの)4枚で送ることになる。
また、すばらしいクラスを作った初任者の実践は、『新卒教師時代を生き抜く学級づくり3原則』(明治図書)に明らかにしている。参考にしてほしい。
| 固定リンク
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- 「自己流」で身に付けた力量で対応できなくなっている!(2019.03.16)
- 『教師1年目の教科書』が重版になる!(2019.03.13)
- 再び横浜野口塾のお知らせです(2019.03.10)
- つれづれなるままに~飛行機ができてきた~(2019.03.09)
- 『教師1年目の教科書』(学陽書房)が発売される(2019.03.05)
コメント