私が先日書いたブログで、福山憲市先生から以下のコメントをもらった。
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野中先生
残り3年、担任を続けるつもりでした。ただ、残り3年計画を立てていて、自宅近くの学校で最後を締めくくるという思いがありました。転勤し、新しい地で担任をと思っていたのですが、教育委員会から学力向上の一役にと。今までも同じ立場の依頼をいただいたこともあったのですが、その当時は担任道しか見えていなかった頃。断ることができたのですが、間もなく58才。育ててもらった山口県、下関に恩返しをする時なんだなあと思い、自分を優先せずに、二つ返事でOKしました。1週間経ち、多くの学校に行き、担任の先生方の姿をいつもうらやましく見ています。でも、その裏方になることも自分の年齢の役目なのかなあとしみじみ感じている日々です。先生に、学級をお見せすることができなかったことが心残りです。でも、先生の背中を追って、日常授業の改善の一役になれるよう、多くの学校で頑張っていきます。
投稿: 福山憲市 | 2018年4月15日 (日)
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福山先生がこれからどんな仕事をされるのか、とても興味があることである。
フェイスブックには、興味があることが書かれている。
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市販テストの平均点が必ず95点以上になるシステム
昨年度5年生、一昨年度6年生担任。
久しぶりに担任にもどった2年間でしたが、市販テストだと、全て平均点は95点以上。
正確に言うと、97点以上でした。全て、学級通信に載せて、保護者に知らせていました。
それは、低位の子をつくらないという自分の信念のもと、公表していました。
市販テストは、80点以上取るように作られています。
もう一歩の努力をすれば、必ず90点以上。
更に、もう一声の努力で95点になることを子ども達に体感させ続けました。
昨年度は、2学期からは、徹底的に「問題集の問題」が宿題でした。
宿題以外に自学もあったのですが、全員の基礎・基本を培う場は、2学期から「問題集」。
教科書を越える問題を解く。
それが、〈学びに向かう力〉を高めて行ったと思っています。
今、4校兼務という立場。
多くの学校で、まずは「市販テスト」でしっかりと点を取れ、「学欲」を高め、「学力向上」へと促す役をしたいと思っています。
そのために、少しずつ、そのシステムの「レポート」を書きためていこうとしています。(*^_^*)
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いやいや、恐ろしい実践である。
全国広しと言えど、すべての市販テストの成績を、平均97点以上というのは考えられないことである。
普通の公立の小学校で、こんなことが行われているのである。
また、うれしい情報も、フェイスブックに載せられている。
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「割合」の授業に 授業創りの秘密のカギあり
野中信行先生が下関に来られた時、割合の全授業を公開してほしいという話をしてくださいました。
その当時は、目の前の授業づくりに全力を傾けていたので、書くことがどうしても2番以降になっていた自分がいます。
5月に58歳になる今。
次世代の皆さんに、授業創りの秘密のカギを伝えていくには、話すことも大切ですが、書くことの方がもっと大事と実感する日々です。
4~5枚のレポートをまとめて、毎日のミニ研修会をしていますが、書いた物は、相手に何度も目を通してもらえます。
有難い事実です。
今、1単元、例えば「割合」の授業創りに授業づくりの秘密のカギ有というようなものをまとめてみたいなあと考えています。
昨年度5年担任でも、今まで算数で20点30点だった子が、割合大好きになり、解ける。クラス平均99点を越える。
もちろん、秘密があります。仕掛けがあります。布石があります。微細技術の連続があります。
これを公開することで、授業創りの面白さを味わっていただけるのではないかと思うようになっています。
福山が、どう授業創りを楽しんでいるかが伝わるのではないかと考えるようになっています。
尊敬する大江先生のように、まずは「私家版」でまとめてみようかなあと思っています。
この夏休みは、全て「書くこと」に力を注ぎ、少し「伝えるための書きモノ」をしてみたいと思っています。
もちろん、頼まれている書き物もしっかりとまとめ、次世代へと伝えて行きたいです。(*^_^*)
ちなみに、「割合」の授業一つに〈10の秘密・100の微細技術〉があると思っています。
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私が強く福山先生に願ったことが、こうして実現してもらえるのである。
いやいやうれしいこと。
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課題はここである。
「昨年度5年担任でも、今まで算数で20点30点だった子が、割合大好きになり、解ける。クラス平均99点を越える。」
これができるのである。それは、何が必要か。
福山先生はこのように答えられる。
「もちろん、秘密があります。仕掛けがあります。布石があります。微細技術の連続があります。」
これを知りたいのである。
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「味噌汁・ご飯」授業も、低学力児をどのように引き上げていくかが大きな課題であった。
多くの教室では、この課題は投げ捨てられている。
というより、どうしていいか手立てが分からないからである。
どんな低学力児でも、「自分だってがんばればできるようになるんだ!」という自信と意欲を与えていくことは、教師の役割である。
きっとその子の人生を変えるはずである。
私たち教師は、そのきっかけをもっている。
福山先生は、担任としてそれを実現されている。
ぜひとも、多くの先生たちが、福山先生から学んでいくことは多いのである。
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