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1週間で100名の方の申し込み~1週間のシナリオ~

  「1週間のシナリオ」は、1週間で、100名近くの方が申し込まれた。

 まだ続々と申し込みが続いている。

 できるだけ多くの方に広めてほしいと願っている。
 
「こんなにして1週間で学級の仕組みは作るんだ!」という理解が深まることを願ってのことである。
 ★
 初任者の悩みは、具体的である。
 2日目の大掃除は、どのようにして行うのか、子供たちをどのように配置するのか。
 給食が始まるが、どのように給食当番を決めるのか、配膳はどのようにするのか、片付けはどのようにするのか。
 …………
 初任者は、こんなところで、はたと立ち止まってしまう。
 やり方が分からないのである。
 隣の先生に聞きに行くが、一々聞けない。
 子供たちは混乱する。空白の時間ばかりが多くなる。
 ★
 特に、何かを決めるときに混乱する。
 たとえば、教科書を図書室に取りに行かねばならない。
 
 どうするか。
 普通は、担任が、教科ごとに人数を決めて、前の方からどんどん運んでいく子供を指名し、取りに行けばいい。
 
 ところが、これができない。
「今から教科書を取りに行きます。先生と一緒に取りに行ってくれる人はいますか?」と。
 ほとんど全員の子供が手を挙げる。
「こんなに多くの人が取りに行ってくれるんだ。こんなに人数はいらないので、じゃあジャンケンをしようか!」とやり出す。
 こんな調子で、教科書を取りに行くだけで1時間かかってしまう。
 初任者の多くは、教師が指名をして決めていくことはダメなことだと思っている。強制的に何かをさせるのを避けようとする。
 そこで、子供たちが自主的に手を挙げたり、公平にじゃんけんをする選択をする。
 だから、無駄な時間が、多くなり、前へ進まない。
 ただでさえ学期はじめは、分刻みに過ごしていかなければならない時間なのに、しばしば中断し、混乱する。
 ★
 30年、40年前なら、こんな中断はまったく問題はなかった。学級の仕組みはゆっくり作っていけば良かったからである。
 多くの混乱は、クラスにいる数人の子供たちが、「先生、前のクラスの先生は、こうしていました!」と教えてくれた。「おおっ、そうか、そうか、そうしよう」と言っておけば良かった。
 何が変わったのか。
 教えてくれる子供たちがいなくなったのである。
 だから、任がきちんと仕切って、教室の仕組みを作らなければならない。これは、初任も、ベテランの教師も、同じ。初任という甘さはない。
 子供たちに一々聞くと、「今度の初任の先生は、何にも知らないんだぜ。頼りないなあ!」ということになる。
 そして、担任と権力闘争をしようという「やんちゃな子供」が出てくる。
 超やんちゃな子供の中には、このクラスで、担任よりも自分たちの方が優位だと、他の子供たちに示したいと願う場合が出てくる。
 自分がこのクラスで思うように動きたいという願いからである。
 そのためには、担任より優位に立たなければならない。そこで、さまざまな手を打ってくる。
 
 初任者は、対抗できない。
 そういう経験もしたことがないし、手立てもしらないからである。
 初任者のクラスが荒れていく事例の中心に、この事態がある。
 ★
 ただ、できることがある。
 1週間(「7」)でクラスの仕組みを作り、1ヶ月(「30」で)で繰り返し、繰り返し、その仕組みを徹底させる。
 その仕組みで、子供たちが、自分たちでクラスを動かすようにしていくことである。
 1ヶ月が勝負だというのは、このことである。
 真面目派の2割の子供たちが、中心になってくれる。
 中間派の6割の子供たちが、それについて行けるようになれば、学級づくりは大旨成功したということになる。
 スムーズに教室の一日が進んでいく。
 こういう雰囲気が、学級にできあがれば、超やんちゃな子供たちは、勝手に動くことができなくなる。
 
 誰だって、クラスで孤立したくない。
 楽しい雰囲気の中にいたいのである。
 こんな時、担任は、超やんちゃな子供を、クラスに包み込んでいくように働きかければいい。
  ★
 早くクラスの仕組みを作ること。
 繰り返し、その必要を強調している。
 
 初任の先生は、そこからなのである。
 
 

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