京都明日の教室が終わる!
2月24日、京都の明日の教室へ行く。
京都の橘大学へ行く。
もうここには何回通ってきたのだろうかと思いつつ、池田修先生の研究室へ行く。
橘大学は、他の私学とは反対に、さまざまな学部が膨れあがっていて、食堂も大きく、広くなっていた。
その食堂で、池田先生と一緒に定食をいただく。
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この時期に、参加される先生も大変だろうと思いつつ、話をさせてもらう。
テーマは、「困難な現場を生き抜くために」。
大変シビアなテーマである。
私は、15年前に『困難な現場を生き抜く教師の仕事術』(学事出版)を出版したのだが、それ以来ずっとこのテーマで問題提起を続けてきたことになる。
ますますその困難さは増している。
講座1 学級をきちんと成立させるために必要なこと
講座2 授業をきちんと成立させるために必要なこと
講座3 鼎談(野中信行・池田修・糸井登)
私が主張していることは、シンプルなこと。
まず、学級をきちんと成立、整えることがすべてに優先する。その上に、授業を乗せる。今までの「ごちそう授業」の発想ではだめだ。日々の授業を豊かにする以外にない。
これを教師としての仕事の中心に据える。
中心に据えるだけでも大変なのだが、そうしなければ今を生き抜いていくことができない。
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この講座は、DVDになる。
これで5枚目。
鼎談の最初に、話の流れから突然「小刻み活動法」での自己紹介、授業の最初を行う。10分ほど。
この手法は、日常授業を乗り切っていく1つの授業スタイルになる。
各地の学校で、飛び込みの授業をどのようにやっているのかの紹介である。
自己紹介5分で、子供たちをどのように笑わせ、授業に入って行くのか。緊張している子供たちの雰囲気を和らげるためである。
これも「小刻み活動法」の手法である。
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京都明日の教室は、NPO化されていく。
https://asunokyousitsu.themedia.jp/
これからまた新しい試みが始まるのであろう。
始めがあれば、必ず終わりがある。
一応の終わりに、またこうして呼んでいただけたこと、ありがたいことである。
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忙しかった2月が、こうして終わる。
老骨に鞭を打つというのも、大変なことである(笑)。
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コメント
野中先生
野中節は十年前と変わらず冴えていました。
聴衆を心地よく話に引きつける話術は勉強になります。
またお目にかかれる日を楽しみにしております。
投稿: J.SASE | 2018年2月28日 (水) 03時09分