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つれづれなるままに~野中にしかできない授業だな~

●2月8日、大和市立の文ヶ岡小学校へ行く。

 この学校には、1年間何度か行って、授業をしたり、先生たちの授業を見せてもらったりした。
 
 先生たちが意識的に取り組んでいくと、確かに授業力は上がっていく様子がよく分かる。
 意欲的な先生が何人もいる。これからが楽しみだ。
 
 最後に、20分だけこれからのことについて話をして、1年間の私の関わりを締めくくった。

●2月9日、神奈川県教育研究所連盟研究協議会「人材育成部会」から呼ばれて、神奈川県愛川町文化会館へ行く。
 
 テーマが、「人材育成の課題と方策について」。

 指導主事の先生たちが半分、学校で中心を担っている先生たちが半分ということで、40名程度の先生たちが集まっておられる。

 私の講演の前に、愛川町の教育委員会の指導主事の先生たちや、愛川町の校長先生たちの発表があった。
 
 驚いた。
 発表されることが、型破り。
 おきまりの挨拶などは、ほとんどなく、型破りのネーミングと具体的な発表ばかり。

 参加された指導主事の先生たちもびっくりされたのではないか。
 私がついて行けないこともいくつかあったが(笑)、斬新なアイデアには感心しきり。
 愛川町教育委員会恐るべし。

●2月10日は、解散セミナーであった。
 これはブログに書いたとおり。

 7年間の研究であった。
 初任者指導の帰り道、2冊の本の編集をされた小島康親先生と一緒に電車に乗っていて、そこでの話で「味噌汁・ご飯」授業というネーミングが出てきた。
  2009年のことだった記憶する。

 私たちは実践ができないので、親しい知り合いの先生たちに声をかけて集合したのが、「味噌汁・ご飯」授業研究会であった。

 たまたま出てきたネーミングで、研究会を結成し、そして2冊の本まで出していくというのは、ほんとに奇跡的なことでもある。

 しかし、「日常授業」にターゲットを絞って、その改善にテーマを掲げるというのは、よくぞやったなあという思いがある。
 
 料理の世界では、土井善晴さんが「一汁一菜でよいという提案」をされている。また、瀬尾幸子さんという料理家も『みそ汁はおかずです』という本を出されている。
 
 期せずして、教育界と料理界で同じような提案が出るというのは単なる偶然ではない気がする。

●2月13日、北海道の釧路へ行く。
 空港へ下り立つと、寒い。マイナス5°の世界。
 空港からバスで、釧路駅まで行く。
 
 駅前のルートインホテルへ泊まる。
 このホテルには何度か泊まったことがある。

 ほんとうなら釧路の街を散歩したいのだが、寒くてとても歩く元気がない。残念なこと。
  ★
 翌日、富原小学校の主幹のN先生が迎えにこられて、学校へ行く。
  全員の先生の授業を見せてもらう。
 
 学校力向上の指定を受けて、2年目の学校である。
 これからの方向がよくまとめられている。
 
 道教委で、この学校力向上の事業を始められて6年目を迎えるのだが、確実に成功した事業になっている。
 ★
 私も5時間目に授業をした。
 この学校では、道徳を研究テーマにした研究をされているということで、道徳の授業をしてほしいということになった。

 5年2組。初任の先生のクラス。
 5分前に行って、いつものパターンで子供たちを笑わせた。
 雰囲気づくり。落語でいえば、つかみの部分。
  そして、道徳の授業。

 今までの道徳の授業は、建前の主題を教えるだけの授業に偏っていくことがよくあった。
 いつもの子供たちが発言し、みんなも「はい、そうです!」と。
 なにほども子供たちの心に届かない。

 私が提起した道徳の授業は、次の通り。
 1 問題場面の設定
 2 問題対応(全員参加)
 3 対応の吟味(ペアで相談、発表)
 4 本時のねらい提起
 5 ねらいに基づいて練習
 ★
 子供はよく笑った。
 だが、それ以上に私が笑ったのではないか。
 授業の感想に子供たちは書いている。

 「笑えるところが多くてとても楽しかったです」
 「おもしろいし、いろいろな人の意見に一言、一言、返してくれるし、メリハリがしっかりしていて、とても話しやすくて楽しかった」
 「たくさん笑った。ちょくちょくタメになることもでてきたからよかった」
 「おもしろいし、みんなが発表できてよかったと思う。ずっ~~とこんな授業がしたい。話が頭に入ってくる」
 
 他の子供たちはみんな帰っていて、自分たちのクラスだけ残されたという不満があったらしい。
 そこで、次のような感想もあった。
「今までやったことのない形の授業だったから楽しかった。
 4時間じゃなくてやだと言っていたけど、5時間で良かったと思うし、とても勉強になったと思う」。
  ★
 この授業をICレコーダーで録音していた。
 これを聞いている。もう5回目。
 釧路からの飛行機のなかで聞いていると、客室乗務員の人に何度も見られた。
 聞きながら笑っているからである。
 そうそう、落語を聞いている感じ。

 自分でも「いいな!」と(笑)。
 決して素晴らしい授業ではない。
 授業上手の先生たちに言わせれば、「たいしたことない!」のである。
 
 だが、野中にしかできない授業。
 今までやってきた授業の集大成だな、と思ってしまう。

 
 
 

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