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2018年2月

部活週2日休養へ、定年延長、大学生の読書時間

  最近のyahooニュースからいくつか。

 

 部活、週2日休養へ
yahooニュース
神奈川県立高の部活、週2日休養へ 教員負担軽減
2/16(金) 8:05配信 カナロコ by 神奈川新聞
神奈川県立高の部活、週2日休養へ 教員負担軽減
 県教育委員会は15日、すべての県立高校(中等教育学校含む)で、部活動に週2日の休養日を設けると明らかにした。教員の働き方改革の一環で、年間を通して週平均2日以上に相当する休みを盛り込んだ指導計画を策定し、4月からの適用を目指す。部活動顧問の負担軽減とともに、生徒の健康維持が狙いだが、強豪ひしめく神奈川の部活動のあり方に一石を投じる形になりそうだ。
 県教委が2017年度に実施した部活動基本調査によると、週当たりの平均活動日数は運動部で5・2日、文化部で2・9日、休日に休養日を設けていない運動部は38・6%に上った。これを受け、昨年12月、有識者による「県立学校教員の働き方改革にかかる懇話会」を設置。教員へのヒアリングを重ね、部活動のあり方の見直しを進めてきた。
 教育長は「適切な休養を取ることで生徒のバランスの取れた成長を促すとともに教員の負担を軽減するため、部活動指導のあり方を見直す」と説明。オフシーズンにまとめて休養日を設定することを可能にするとともに併せて、大会への引率が可能な部活動指導員を10校に配置し、効果を検証する。
 教員の働き方改革を巡っては、文部科学省が昨年12月に緊急対策を発表。スポーツ庁も先月、運動部活動で「休養日を週2日以上設定」するなどの指針案を提示し、高校も準用するよう求めていた。
 また、教育長は「教員の働き方改革の総合的、抜本的な方策を取りまとめ、神奈川の教育全体の質の向上を図る」と強調。市町村立学校に対しても、学識者や市町村教育委員会、教員、PTAなどで協議会をつくる意向を示した。
 同日の県議会本会議で、嶋村公(自民党)、滝田孝徳(かながわ民進党)両氏の代表質問に答えた。
◆賛否分かれる現場
 「専門外の部活動に独学で当たっているケースが多く、教員たちは心身ともに厳しい環境に置かれている」。横浜市内の県立高校に勤務する50代の男性教員はこう指摘する。
 県立高校で部活動は「自発的勤務」として扱われてきたという。男性教員は「休みも取れずに疲弊する教員も多い。働き方改革の議論が活発化する中、ようやく学校の部活動にも焦点が当たった」と歓迎する。
 ただ、のちのプロ選手や五輪選手を育てた県立高校の名伯楽も少なくない。
 「消極的に受け持つ顧問がいるのは事実だが、機械的に週2日は休みにしろというのは部活動に必死に取り組む子どもたちを裏切ることになるのでは」。スポーツで全国大会に導いた経験がある県立高校の男性教員は憤りを隠さない。
 県立のみという方針にも疑問を投げ掛ける。「神奈川には市立も私学もある。練習量で差が出てしまうのは明らか」。スポーツには勝敗を通じた人間教育の側面もあるだけに、強豪校からは困惑の声が聞こえる。
 30年以上にわたり指導に携わってきた別の男性教員は“県立”の地盤沈下を憂え、ため息を漏らした。「運動部が盛んな学校として活気が出てきたのに、この方向で進めば魅力ある県立校がなくなってしまう」
 定年延長
定年延長、21年度にも着手=公務員、65歳に段階引き上げ
2/16(金) 10:55配信 時事通信
定年延長、21年度にも着手=公務員、65歳に段階引き上げ
政府は16日午前、関係閣僚会議を開き、国家公務員の定年を現在の原則60歳から65歳に引き上げる方針を決めた。早ければ21年度から段階的に実施する見通し=首相官邸
 政府は16日午前、関係閣僚会議を開き、国家公務員の定年を現在の原則60歳から65歳に引き上げる方針を決めた。
60代前半就業、20年に67%=年金受給開始70歳超も-高齢社会大綱決定・政府
 人事院に、60歳以上の職員の給与水準などについて検討を要請し、回答を踏まえて制度の詳細や実施スケジュールを詰める。早ければ2019年の通常国会に国家公務員法など関連法改正案を提出し、21年度から段階的に実施する見通し。地方公務員の定年も65歳となる方向だ。
 政府は昨年6月、定年の引き上げについて議論する関係各省の検討会を設置。16日の閣僚会議では、総人件費の増加を抑えるため、(1)60歳以上の給与水準を一定程度引き下げる(2)原則60歳以降は管理職から外す「役職定年制」を導入する―といった方向性も決めた。これを受け人事院は、60歳以上の給与の引き下げ幅や、役職定年制を適用する具体的な範囲などを検討する。 
 

 大学生の読書時間
 全国大学生活協同組合連合会は、全国の大学生のうち53.1%が1日の読書時間を「0分」と回答したとする2017年の調査結果を発表した。5割を超えたのは、調査項目に読書時間を加えた04年以来初めて。
 結果を分析した浜島幸司同志社大准教授(学習支援)は「高校までに読書習慣が身に付いていない学生が増えている影響が大きい」としている。
 発表されたのは「第53回学生生活実態調査」。17年10~11月、全国の国公私立30大学から回収した1万21人の回答を集計した。
 1日の読書時間を「0分」と答えたのは、全体で前年より4.0ポイント増加し、5年間で18.6ポイント上昇。文系が48.6%、理系が54.5%、医歯薬系が62.6%だった。平均時間も前年比0.8分減の23.6分で、3年連続で減少した。
 読書時間を「0分」と答えた割合は、アルバイト就労中の学生が54.5%で、していない学生の49.4%を上回った。 

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京都明日の教室が終わる!

  2月24日、京都の明日の教室へ行く。

 京都の橘大学へ行く。
 もうここには何回通ってきたのだろうかと思いつつ、池田修先生の研究室へ行く。
 橘大学は、他の私学とは反対に、さまざまな学部が膨れあがっていて、食堂も大きく、広くなっていた。
 その食堂で、池田先生と一緒に定食をいただく。
 ★
 この時期に、参加される先生も大変だろうと思いつつ、話をさせてもらう。
 テーマは、「困難な現場を生き抜くために」。
 大変シビアなテーマである。
 
 私は、15年前に『困難な現場を生き抜く教師の仕事術』(学事出版)を出版したのだが、それ以来ずっとこのテーマで問題提起を続けてきたことになる。
 ますますその困難さは増している。

 講座1 学級をきちんと成立させるために必要なこと
 講座2 授業をきちんと成立させるために必要なこと
 講座3 鼎談(野中信行・池田修・糸井登)

 私が主張していることは、シンプルなこと。
 まず、学級をきちんと成立、整えることがすべてに優先する。その上に、授業を乗せる。今までの「ごちそう授業」の発想ではだめだ。日々の授業を豊かにする以外にない。
 
 これを教師としての仕事の中心に据える。
 中心に据えるだけでも大変なのだが、そうしなければ今を生き抜いていくことができない。
 ★
 この講座は、DVDになる。
 これで5枚目。
 
 鼎談の最初に、話の流れから突然「小刻み活動法」での自己紹介、授業の最初を行う。10分ほど。
 この手法は、日常授業を乗り切っていく1つの授業スタイルになる。

 各地の学校で、飛び込みの授業をどのようにやっているのかの紹介である。
 
 自己紹介5分で、子供たちをどのように笑わせ、授業に入って行くのか。緊張している子供たちの雰囲気を和らげるためである。
 これも「小刻み活動法」の手法である。
 ★
 京都明日の教室は、NPO化されていく。
 https://asunokyousitsu.themedia.jp/

 これからまた新しい試みが始まるのであろう。
 
 始めがあれば、必ず終わりがある。
  一応の終わりに、またこうして呼んでいただけたこと、ありがたいことである。
 ★
 忙しかった2月が、こうして終わる。
 老骨に鞭を打つというのも、大変なことである(笑)。

 
 

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つれづれなるままに~初任者研修始まる~

●20日、大阪寝屋川へ行く。

 初任者研修のためである。
 ここは、赴任前研修をこの日に行う。
 55人の初任者。
 多分、日本の中では、一番早いのであろう。
 
 もう8年か9年(どのくらいか忘れている)このことをやっている。
 辞める初任者が少なくなったのである。
 
 私が2時間で、7つの課題を突きつける。
 「突きつける」のである。
 ここが厳しい。
 これをやらなければ、必ず1年目で辞めていく初任者が10人程度出ると思っている。
 大学は、この課題をほとんど教えていない。

 そして、あと1ヶ月の準備期間がある。
 そこで「教師としての心構え」を準備する。

●夜、U先生とY先生と待ち合わせをして、香里園に行く。
 1年に一度こうして会う。
 2次会で、佐賀の鍋島(日本酒)がおいてあった。
 それがいけなかった。
 ……
 翌日は二日酔いである。

●翌日21日、大阪のO小学校へ行く。
 大阪の小学校を訪問するのは初めてである。

 ひょんなことから、この学校の先生と知り合いになり、こういう機会をもらう。

 まず、びっくりしたのは、外履きで学校へ入れること。
 大阪の小学校は、多いという。
 3,4時間目と授業を見せてもらう。

 「大阪の学校は大変だ!」という印象を誰でもが持っている。
 しかし、このO小学校は落ち着いている学校。

 5時間目は、道徳の授業を行う。
 4年2組。初任の男の先生のクラス。
 1年間、よく頑張られたのである。大変落ち着いている。

 授業では、笑い転げるような子供がいて、実におもしろい授業になる。
 その後、90分先生たちに「授業の基礎・基本」の話を聞いてもらう。

 その日、家には11時近くに帰り着く。
 
●また、これから、今度は京都へ行く。
 京都明日の教室である。 

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京都明日の教室が迫っている!

 京都での明日の教室が迫っている。

  久しぶりの京都になる。
  今まで4つのDVDを出しているが、その時からどのように変わっているのか、それを提起したいと思っている。
 また初任者向けの「1週間のシナリオ」も、今回大きく改訂をした。初任者ができることに絞り込んでいる。
 それも、ここで配布したい。
 4月から教職につかれる初任者の人も、ぜひ来ていただきたい。
 (学生は無料である)
 

 京都明日の教室のお誘い

2月は、野中信行先生の講座となります。 



テーマ:「困難な現場を生き抜くために」(仮題) 
 
 
4月から教壇に立つ予定の初任の先生、近い将来教壇に立つ予定の大学生を対象にした講座です。初任者でなくとも、学級経営がなかなかうまくいかない先生、不安を感じている先生にとっては必聴の講座となると思います。ぜひご参加ください。
 https://asunokyousitsu.themedia.jp/
講座1 学級をきちんと成立させるために必要なこと 
講座2 授業をきちんと成立させるために必要なこと 
講座3 鼎談(野中信行・池田修・糸井登)   


日 時:平成30年2月24日(土) 13:30~17:00 

講 師:野中信行先生(元横浜市立大池小学校教諭) 

定員 40名

参加費 3000円(学生は無料)

講師プロフィール 

野中信行先生 

学級経営に力を注ぎ、数多くのクラスを鍛えてきたベテラン教師、いや、スーパーベテラン教師です。定年最後の運動会でも小学校6年生に100m走で負けませんでした。著書には、「困難な現場を生き抜く教師の仕事術」「学級経営力を高める3・7・30の法則」「新卒教師時代を生き抜く心得術60・やんちゃを味方にする日々の戦略」「野中信行のブログ教師塾 〜「現場」を生き抜くということ〜」とがあります。新任教師のバイブル的な四冊です。「野中信行が答える若手教師のよくある悩み24」(黎明書房)、新卒教師時代を生き抜く学級づくり3原則(明治図書)、必ずクラスがまとまる教師の成功術!(学陽書房)も必読です。「日々のクラスが豊かになる「味噌汁・ご飯」授業 国語科編」(明治図書)「日々のクラスが豊かになる「味噌汁・ご飯」授業 算数科編」(明治図書)等、多数。


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明治図書より「学級づくり」の本が出版される!

   明治図書より『小学校学級開き大事典』(高学年 「授業力&学級経営力」編集部編)が出版された。
 私は、「はじめに」と第1章の最初のところを書いている。
 私の知り合いの多く(山本和彦、駒井康弘、飯村友和、鈴木玄輝、宇野弘恵、中村健一、山田洋一さんたち)も書かれている。
 どうぞ参考にしていただきたい。
Photo

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オリンピックなのだ~勝者は「考え方」が他と違う~

  ピョンチャンオリンピック。

 どこのテレビでもやっている。ついつい見てしまう。
  ここには、八百長などは一切ないから、真剣なやり取りがあるだけである。

 スノーボード男子ハーフパイプの平野歩夢選手(19歳)は、銀メダルに終わった。金メダルを期待されていたが、ショーン・ホワイト(31歳、アメリカ)に敗れてしまった。
 ショーンは、もうとっくに峠を越えた選手と思われていたが、どうして、どうして、そんなことはなかった。
 
 平野とショーンとの差は何か。
 
 このことで思い出す選手がいる。
 ラニー・バッシャムである。
 ★
  ラニーは、1972年のミュンヘンオリンピックで射撃銀メダル。
 金メダルを期待されたミュンヘンでプレッシャーに潰され、銀メダルに終わった悔しさから精神との闘いが必要と痛感。 
 
 しかし当時は精神を訓練する方法を教えるようなものはなかった。
 そこで、オリンピックの金メダリストに直接やり方を聞いたり、いろいろな本を読み情報を集め集約した。
 
 スポーツの世界に「メンタルマネージメント」という理論・手法を最初に取り入れたのである。
 1976年のモントリオールオリンピックで金メダルを獲得した選手である。
  ★
  ラニーは言っている。
 ★ ★ ★
 世界最高の人々を相手に競技し、かつ教えてきた私の経験からいうと勝者とそれ以外の人々を隔てるものは、たった一つ・・・・「考え方」だけです。勝者は、考え方が他の人とは違うということです。
私が知っている勝者たち全部に当てはまる回答はこれしかありません。
  ★ ★ ★
  「考え方」が、勝者とそれ以外の者とをわけると言っている。
 これは、注目に値する言葉である。
  ★
 8回目のオリンピックに参加する葛西選手は、試合の前のインタビューで「楽しく飛べたらいいですね!」とか言っていた。
 私は、もう葛西は参加するだけに終わっているなと、思ってしまう。
 (やはり、葛西はまったくメダルにからむレベルではなかったと、朝の速報で知った。)


 「楽しい」とインタビューで語る選手は多いのだが、こういう言葉を言い出せば、もはや勝者になれることはない。
 そう思ってきた。

 「考え方」が、もう勝者になるレベルから滑り落ちている。メダルを取るために、人生やその後の生活を賭けてきている選手たちに勝てるはずはないからである。
  ★
 羽生選手が、金メダルに輝いた。
 
 右足首を痛めてから2ヶ月間も氷に乗れなかった。
 この日に向けた調整はわずか1ヶ月半。
 
 直前練習でもジャンプは不安定だった。
 それでも、修正ができたのには、きちんと理由がある。

 羽生は、「考え方」が抜けていたということになる。

 ショートプログラム首位に立った、その日羽生は語っている。
 「何年間もずっと一緒に付き合ってくれたジャンプなので。感謝しながら跳んでいました」。

 滑れない間、「色々なもので勉強してきた」「フォーム、イメージを固めていた」と言った。
 そして、練習再開時に「イメージを氷上に移した」のだという。

 羽生は、小学2年のころから付け始めた「研究ノート」に記録していたという。つまり、成功や失敗したときに体の各部分がどう動いていたかを整理し、共通点を書き出す。
 そして、ジャンプ成功のための「絶対見つけなきゃいけないポイント」を絞っていく。
 
 だから、羽生は自分の精神状態や体の動きを、言葉で的確に言い表せる。
(朝日新聞の記事を参考にさせてもらった)
 
 4回転のジャンプの練習は、2週間ほどであったという。
 ★
 勝者は勝つべくして勝つ。
 偶然はない。
 それは「考え方」の勝利。

 人は更にいっぱい練習すれば、今度は銀メダルから金メダルになれると思うかも知れない。
  それでは永遠に取れない。
 ★
 氷上の、これらの闘いは、私たちに1つの大きな教訓を残してくれる。
 「考え方」なのである。

 

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横浜野口塾を開催します!

  第11回目の野口塾が開かれます。

 要項は以下の通りです。
 私も、1講座持たせてもらいます。
 初任者向けの「1週間のシナリオ」(改訂版)も配布します。

 ★
 授業名人、野口芳宏先生をお迎えして横浜で待望の11回目の講座を開催します。
この講座に参加してあなたも指導力をアップしましょう。

1 日 時 平成30年3月25日(日)  
10:30~16:50
 
2 会 場 横浜市立帷子小学校
  相鉄線 星川駅下車徒歩5分
 
3 参加費 4,000円  学生2,000円

4 定 員 50名

5 日 程
 
 10:00 受付開始
 
 10:30~12:00 第一講座 「説明文指導のポイントはこれだ」
  10:30~10:45 地元教師による 「ウナギのなぞを追って」の模擬授業
  10:45~10:50 野口先生による指導・講評
  10:50~11:05 野口先生による「ウナギのなぞを追って」の模擬授業
5分休憩
  11:10~12:00 野口先生による説明文の指導法についてのご講演

12:00~12:50   昼食休憩・書籍販売
12:50~13:00 PRタイム

13:00~ 14:30第二講座「物語指導のポイントはこれだ」   
13:00~13:15 地元教師による「ごんぎつね」の模擬授業
  13:15~13:20   野口先生による指導・講評
  13:20~13:35 野口先生による「ごんぎつね」の模擬授業
5分休憩
13:40~14:30 野口先生による物語の指導法についてのご講演
10分休憩・書籍販売

14:40~15:40 第三講座  野中信行先生の学級経営講座
   「学級を軌道に乗せる学級づくりのあり方」
10分休憩・書籍販売
 
 15:50~16:30 第四講座  野口先生の教養講座
           「教師の覚悟」          

 16:30~ 17:00  交流会

  17:30~19:30 懇親会(希望者・近隣居酒屋) 

6 連絡事項
(1)昼食は各自でおとりください。会場周辺には飲食店があります。
    会場での飲食も可能です。
(2)講座修了後に会場近隣店で懇親会を予定しています。野口先生と直接お話しができる チャンスです。進んでご参加ください。 (4,000円程度の予定です。)
 
 申し込みは、以下のコクチーズからお願いします。
  http://kokucheese.com/event/index/506017/

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つれづれなるままに~野中にしかできない授業だな~

●2月8日、大和市立の文ヶ岡小学校へ行く。

 この学校には、1年間何度か行って、授業をしたり、先生たちの授業を見せてもらったりした。
 
 先生たちが意識的に取り組んでいくと、確かに授業力は上がっていく様子がよく分かる。
 意欲的な先生が何人もいる。これからが楽しみだ。
 
 最後に、20分だけこれからのことについて話をして、1年間の私の関わりを締めくくった。

●2月9日、神奈川県教育研究所連盟研究協議会「人材育成部会」から呼ばれて、神奈川県愛川町文化会館へ行く。
 
 テーマが、「人材育成の課題と方策について」。

 指導主事の先生たちが半分、学校で中心を担っている先生たちが半分ということで、40名程度の先生たちが集まっておられる。

 私の講演の前に、愛川町の教育委員会の指導主事の先生たちや、愛川町の校長先生たちの発表があった。
 
 驚いた。
 発表されることが、型破り。
 おきまりの挨拶などは、ほとんどなく、型破りのネーミングと具体的な発表ばかり。

 参加された指導主事の先生たちもびっくりされたのではないか。
 私がついて行けないこともいくつかあったが(笑)、斬新なアイデアには感心しきり。
 愛川町教育委員会恐るべし。

●2月10日は、解散セミナーであった。
 これはブログに書いたとおり。

 7年間の研究であった。
 初任者指導の帰り道、2冊の本の編集をされた小島康親先生と一緒に電車に乗っていて、そこでの話で「味噌汁・ご飯」授業というネーミングが出てきた。
  2009年のことだった記憶する。

 私たちは実践ができないので、親しい知り合いの先生たちに声をかけて集合したのが、「味噌汁・ご飯」授業研究会であった。

 たまたま出てきたネーミングで、研究会を結成し、そして2冊の本まで出していくというのは、ほんとに奇跡的なことでもある。

 しかし、「日常授業」にターゲットを絞って、その改善にテーマを掲げるというのは、よくぞやったなあという思いがある。
 
 料理の世界では、土井善晴さんが「一汁一菜でよいという提案」をされている。また、瀬尾幸子さんという料理家も『みそ汁はおかずです』という本を出されている。
 
 期せずして、教育界と料理界で同じような提案が出るというのは単なる偶然ではない気がする。

●2月13日、北海道の釧路へ行く。
 空港へ下り立つと、寒い。マイナス5°の世界。
 空港からバスで、釧路駅まで行く。
 
 駅前のルートインホテルへ泊まる。
 このホテルには何度か泊まったことがある。

 ほんとうなら釧路の街を散歩したいのだが、寒くてとても歩く元気がない。残念なこと。
  ★
 翌日、富原小学校の主幹のN先生が迎えにこられて、学校へ行く。
  全員の先生の授業を見せてもらう。
 
 学校力向上の指定を受けて、2年目の学校である。
 これからの方向がよくまとめられている。
 
 道教委で、この学校力向上の事業を始められて6年目を迎えるのだが、確実に成功した事業になっている。
 ★
 私も5時間目に授業をした。
 この学校では、道徳を研究テーマにした研究をされているということで、道徳の授業をしてほしいということになった。

 5年2組。初任の先生のクラス。
 5分前に行って、いつものパターンで子供たちを笑わせた。
 雰囲気づくり。落語でいえば、つかみの部分。
  そして、道徳の授業。

 今までの道徳の授業は、建前の主題を教えるだけの授業に偏っていくことがよくあった。
 いつもの子供たちが発言し、みんなも「はい、そうです!」と。
 なにほども子供たちの心に届かない。

 私が提起した道徳の授業は、次の通り。
 1 問題場面の設定
 2 問題対応(全員参加)
 3 対応の吟味(ペアで相談、発表)
 4 本時のねらい提起
 5 ねらいに基づいて練習
 ★
 子供はよく笑った。
 だが、それ以上に私が笑ったのではないか。
 授業の感想に子供たちは書いている。

 「笑えるところが多くてとても楽しかったです」
 「おもしろいし、いろいろな人の意見に一言、一言、返してくれるし、メリハリがしっかりしていて、とても話しやすくて楽しかった」
 「たくさん笑った。ちょくちょくタメになることもでてきたからよかった」
 「おもしろいし、みんなが発表できてよかったと思う。ずっ~~とこんな授業がしたい。話が頭に入ってくる」
 
 他の子供たちはみんな帰っていて、自分たちのクラスだけ残されたという不満があったらしい。
 そこで、次のような感想もあった。
「今までやったことのない形の授業だったから楽しかった。
 4時間じゃなくてやだと言っていたけど、5時間で良かったと思うし、とても勉強になったと思う」。
  ★
 この授業をICレコーダーで録音していた。
 これを聞いている。もう5回目。
 釧路からの飛行機のなかで聞いていると、客室乗務員の人に何度も見られた。
 聞きながら笑っているからである。
 そうそう、落語を聞いている感じ。

 自分でも「いいな!」と(笑)。
 決して素晴らしい授業ではない。
 授業上手の先生たちに言わせれば、「たいしたことない!」のである。
 
 だが、野中にしかできない授業。
 今までやってきた授業の集大成だな、と思ってしまう。

 
 
 

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中村健一先生の『策略 ブラック学級開き』を読む

  中村健一先生の『策略 ブラック学級開き』(明治図書)を読む。

 ブラック本は、この本で4冊目。
 今までの3冊で、3万部を売り上げたと「はじめに」で書いてある。教育書としては、考えられない数字。
 
 教師としての品格がないとさんざん顰蹙をかってきた本である。今までのベテラン教師ならば、きっとそういう反応をするであろう。
 中村先生はそんな思惑は織り込み済み。
  ★
 この本を読みながら、横浜の相鉄線の車中にいた。
 派手な表紙。
 じろじろと周りから見られた。
 
 「何の本だろう?」と。
 教育書と思えない派手さ。
 ここにも編集者の思惑がある。
 ★
 中村先生は決してとんでもないことを書いているわけではない。
 私の「3・7・30の法則」を参考にされているが、提案されていることには、いくつか異論もある。

 それでも、この本を評価するのは、今までの建前や品性なんかを排して、リアルな現実に真正面からぶつかっている心意気があるから。

 困難な現場で、立ち竦んでいる教師たちに、これほどの応援メッセージを送っている本が、今どこにあるのだろうか。
 ★
 私は今まで次のような例えで書いてきたことがある。

 多くの先生たちが、今崖から転げ落ちているのだ。
 その先生たちへ伝えるメッセージは、今までのものではダメなのである。

 相変わらず、崖から落ちないように柵をどう設けようとか、落ちない方法を考えましょうとかになっている。
 そんなことを何回言おうと伝わらない。
 もう転げ落ちているのであるから。

 このように着地するのだよと、伝える以外にないのである。
  ★
 朝早く起きて、ここまで書いている。
 今から北海道の釧路へ行くので、飛行機の中で、もう一度じっくり読んでみたい。
 
 

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解散セミナーが終わる!

  何事かが終わった日の翌朝、ふしぎな風が肌をなでていくことがある。

 それは、ふしぎで、暖かく、心をなごませていく風。

 卒業式や結婚式の翌朝、時には長患いのあとに家族の1人が亡くなって、その弔いが終わり、さてこれからどうしようというときに、そっと吹いてくる風。
 誰でもが、人生の中で何度か経験するはずである。
  ★
 第1次の「味噌汁・ご飯」授業研究会が終わった。
 昨日の夕方から降ってきた雨もやみ、今日はすっきりと晴れ渡っている。
 ふっと、あのふしぎな風が吹いてくる。
 
 この風は、定年を迎え、翌日の4月1日に吹いてきた、あの風以来の、心地よいものである。
 あれから、もう10年も経とうとしている。
 ★
 昨日の解散セミナーは、実に満足した状態で終わることができた。
 何よりも北海道から横藤雅人先生を招き、学校改革の話を聞けたことは大収穫だった。
 きっと参加された先生方も、大きな学びを得たのではないだろうか。
 
 私は、会から離れて個人的に参加された皆さんに「共同研究の誘い」をした。これは後々明らかにしていく。

 セミナーが終わった後に、近くの居酒屋で解散会を設けた。
これで第1次の「味噌汁・ご飯」授業研究会の終了。
 横藤先生も参加されて、二次会にも。

 7年間。その間に、国語本と算数本を出版した。
 「日常授業」の改善というテーマを、大きく問題提起したのだと、私たちは考えている。
 ★
 日曜日の朝。
 いつものように起きだし、いつものように朝ご飯を食べている。
 昨日の雨がうそのように晴れ渡っている。
 
 明後日は、北海道の釧路へ行く。
 道教委の学校力向上アドバイザーとしての最後の仕事。
 
 釧路市立富原小学校を訪問し、5年生に授業をし、講演をする。
 こうして1つ1つが終わっていく。
 
 冬の釧路は、凍り付くような寒さだが、広々とした街の造りは、いかにも北海道らしさをたたえている。
 好きな街である。
 もう何回目になるのだろうか。

 

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京都明日の教室のお誘い

2月は、野中信行先生の講座となります。 




テーマ:「困難な現場を生き抜くために」(仮題) 
 
 
4月から教壇に立つ予定の初任の先生、近い将来教壇に立つ予定の大学生を対象にした講座です。初任者でなくとも、学級経営がなかなかうまくいかない先生、不安を感じている先生にとっては必聴の講座となると思います。ぜひご参加ください。

 https://asunokyousitsu.themedia.jp/

講座1 学級をきちんと成立させるために必要なこと 
講座2 授業をきちんと成立させるために必要なこと 
講座3 鼎談(野中信行・池田修・糸井登)   



日 時:平成30年2月24日(土) 13:30~17:00 

講 師:野中信行先生(元横浜市立大池小学校教諭) 

定員 40名

参加費 3000円(学生は無料)



講師プロフィール 

野中信行先生 

学級経営に力を注ぎ、数多くのクラスを鍛えてきたベテラン教師、いや、スーパーベテラン教師です。定年最後の運動会でも小学校6年生に100m走で負けませんでした。著書には、「困難な現場を生き抜く教師の仕事術」「学級経営力を高める3・7・30の法則」「新卒教師時代を生き抜く心得術60・やんちゃを味方にする日々の戦略」「野中信行のブログ教師塾 〜「現場」を生き抜くということ〜」とがあります。新任教師のバイブル的な四冊です。「野中信行が答える若手教師のよくある悩み24」(黎明書房)、新卒教師時代を生き抜く学級づくり3原則(明治図書)、必ずクラスがまとまる教師の成功術!(学陽書房)も必読です。「日々のクラスが豊かになる「味噌汁・ご飯」授業 国語科編」(明治図書)「日々のクラスが豊かになる「味噌汁・ご飯」授業 算数科編」(明治図書)等、多数。


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つれづれなるままに~日本教育新聞の書評~

  ●箱根の強羅へ行く。とにかく寒い。

 雪がまだかなり残っていて、かろうじて歩道が歩ける程度。
 
 横浜教職員走友会の「迷走会」の集まり。
 60代以上の人たちが集まってくる。10人。
  宿泊したところは、文科省の宿泊施設。
 
  20年、30年の付き合いであるから、気兼ねなく何でも話せる間柄である。
 夕食では、「今日は遺言を一人ずつ話してもらいます」ということになる。
 その夜、11時頃までわいわいと話し込む。
 最高齢が70歳。私も含めて3人。
 その1人は、3月末のフルマラソンに出場するという。
  宿に着いたら走り、早朝にも起き出して、強羅の周りを走っている。
 まだまだ元気なのである。
 
●日本教育新聞に、算数本の書評が載る。
 評者は、新潟県十日町市教育委員会教育委員である庭野三省先生。
 昔からの、親しい知り合いである。
 ★ ★ ★
 研究より「日常授業」充実を
 本書で読者が注目しなければならないことは、「ごちそう授業」に当たる「研究授業」の在り方を、正面切って批判している点である。研究授業は全国各地にある教員養成系の教育学部にある附属小学校が、リーダー的存在で進めてきた長い歴史がある。しかし、その研究授業が「日常授業」を変えていないとの認識が本書の編著者にある。そこでどうするのか。
 算数の場合、従来型の問題解決型の授業に対して、「10分間授業準備法」「分割方式」「ときかたハカセ」の基本的な1時間の算数授業の展開を、本書で具体的に提案する。
 本来、研究授業は日常授業を充実させるために行われてきたはずである。そのために教師は精いっぱいに授業準備をして、臨んできた。しかし、それは一発勝負なのである。
 かつて附属小学校に勤務した評者の体験から言っても、研究授業や研究会に膨大な時間を費やす授業研究のやり方は、実に問題が多いと感じてきた。大切なことは編著たちが主張している日常授業(「味噌汁・ご飯」授業)の在り方なのである。
 本書は「『味噌汁・ご飯』授業 国語編」の姉妹版になる。学校現場がますます多忙になっている現在、本書は現場の算数授業の実践に複音書の役割を果たすに違いない。
 ★ ★ ★
 ずばり私たちの主張を、評してある。ありがたいことである。
 
  教育界も、やっと「働き方改革」が俎上に上ろうとしている。
 私は10年前から強く主張してきたことであるが、やっと、やっという思い。
 しかし、動きは鈍い。
 
 この働き方改革で、仕事の内容などだけではなく、本筋の授業もまた考え直さなくてはならないはずである。
 
 教育界は、「ごちそう授業」に染め上げられてきた。
 私たちの意識も、それに染め上げられている。
 
  それをひとつ一つ問い直していけるのかどうか。
 それがこれから問われることになろう。
 

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解散セミナーへのお誘い

   「味噌汁・ご飯」授業研究会 解散セミナー


 「味噌汁・ご飯」授業研究会は、2010年から始まり、7年間続けてきました。当初、5年目の解散を目処で出発しましたが、算数本の出版で7年目になりました。
 しかし、これは第1次の研究会の解散で、引き続き第2次の研究会として再結成をいたします。第2次は、秦安彦会長(現大和市立文ヶ岡小学校校長)のもとで集合することになります。再び、「日常授業」の改善をテーマに追究を続けていくことになります。
 今回、この解散セミナーに、学校ぐるみで「味噌汁・ご飯」授業を取り組んだ、横藤雅人先生(現北海道教育大学臨床教授)をお迎えして話をしてもらうことになりました。
 校長として、北海道北広島市立大曲小学校で実践を深められ、画期的な成果を上げられています。

日時 2月10日(土)13:00~17:00   受付12:00
場所 財団法人横浜市水道会館
   240-0002 横浜市保土ケ谷区宮田町1の5の7
   電話 045-953-5897
   相模鉄道 天王町駅北口より徒歩約6分
会費 2000円(学生1000円)

申し込み http://kokucheese.com/event/index/501877/

プログラム
1 12:40~13:30(50分)                        野中信行
 『なぜ 「味噌汁・ご飯」授業だったのか?~「味噌汁・ご飯」授業の現在を問う~」
2 13:35~15:05(90分)             横藤雅人
 『「味噌汁・ご飯」授業を学校ぐるみで実践して~大曲小での成果と課題~』

  15:05~15:15(10分間) 休憩
3 模擬授業
 ○15:15~15:35(20分)              上澤篤司
 『国語』
 ○ 15:40~16:00(20分)             尾上正行
 『算数』
  16:00~16:10 休憩
4 16:10~16:40(30分)              秦安彦
  『「味噌汁・ご飯」授業のこれから』
5 閉会  16:40~16:45

※算数教科書 東書版「ときかたハカセ」(1年~6年 全単元)を販売する予定です。

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つれづれなるままに~考え違いをしてはならない~

●朝日新聞は、1月21日(日)の一面トップで、「小中教員 独自補充1万人」という見出しで報じている。


 「国が定める教員定数とは別に、都道府県・政令指定市の教育委員会が計約1万人の教員を配置し、7年前と比べて約3割増えていることが文部科学省のまとめで分かった」という内容である。

 国が教員定数を増やさないので、教育委員会独自に教員を増やしているというわけである。

 今、学校現場では、発達障害の子供、それに加えて新たに愛着障害の子供の対応が加わり、大変さが増している。

 そして、「生徒しない」(学習の姿勢をとれない)子供たちにも悩まされている。

 先生たちは、多忙化の状況と合わさり、もうどうにもならないところに追いやられている。
 ★
 朝日は、次のようにも書いている。
 ★ ★ ★
 18年度の予算要求で、文科省は「働き方改革のため9年で2万2755人増やす」計画を求めたが、財務省との交渉後、「小学校の英語の専科教員を3年で4千人増やす」との方針に止まった。同じ時期、政府与党は幼児教育無償化や高等教育の負担軽減に年間約8千億円ずつ投じることを決めた。自民党の選挙公約を受けての巨額の財政出動に、ある文科省幹部は「規模と優先順位がね……」と言葉少なだった。 ★ ★ ★
 文科省は、きちんと現実を認め、教員の増員を求めている。当然のことである。
 
 だが、幼児教育無償化や高等教育の負担軽減に8千億円を投じるということは何なんだろうか。
 これは、何だろう?
 そんなことより、保育所の増設や保育士の増員が、もっと緊急のことだというのは、誰でもが分かること。
 
 目に見えるところだけで、こうしてばらまきをしている。
 教員の増員をすることなんて、目に見えない。だから、金を投じない。
 
 一番びっくりしたのは、政府が、トランプ大統領の娘イバンカさんがきたときにイバンカ基金として60億近くの金を寄付したときであった。
 こんな金がどこにあるのだろうか。
 
 もし、この金を教員の増員に投じてくれたら、どれほど助かるかも知れない。
 ★
 続いて、当日の朝日の記事の3面に、北海道北部のある市立小学校の事例が出ていた。

 ★ ★ ★
 市立小学校は毎日、深夜まで校舎の明かりがともる。女性教諭(35)は、学校の隣に住む保護者に会うたびに言われる。「先生の車、昨日も学校に止まっていたね」。地域の住民は学校を「不夜城」と呼ぶ。
 全校生徒は200人余り。女性は3年生約35人の担任として、国語や算数など9教科を担当。日中の自由時間はほとんどなく、放課後も子どもが公園でけんかをすれば、学校に連絡が来る。宿題の丸付けをしていると、帰宅が午前0時過ぎになることもある。
 授業準備を十分にする余裕はなく、教科書通りに進めるので精いっぱい。「レベルの低い授業をしている」と自己嫌悪になる。
 ★ ★ ★
 これを読んでため息が出る。
 この女性の先生は、大変さを強調するために、このような答え方をしたのだろうが、問題は2つある。

 1つは、宿題の丸付けで、帰宅が午前0時過ぎになるという記事。
 多分、こんなことはめったにないのだろうが、こういう仕事を絶対にしてはならない。
 
 仕事だけに時間を使ってはいけない。
 家族の時間があり、結婚していれば夫婦の時間がある。
 子供ができれば、子供との時間もある。
 そして、自分の時間も大切である。
 これらがバランス良く組み立てなければならない。
 
 教師の仕事は、やろうと思えば無数に出てくる。
 しかし、どうしてもやらなければならない仕事に絞ると、そんなにあるわけはない。
 自分なりに効率の良い仕事術を工夫すれば、やっていけるのである。
 
 もう1つ問題だと思ったのは、「授業準備を十分にする余裕はなく、教科書通りに進めるので精いっぱい。『レベルの低い授業をしている』と自己嫌悪になる。」という記事。

 教科書通り進めることが、レベルの低い授業と考えられている。
 考え違いをしている。
 
 教科書をきちんと教えることができるのは、1000人に1人と言われている。それほどに、教科書で教えることはむずかしいのである。
 
 時間がないはず。
 それならば、子供たち全員が持っている教科書を教えていくことが一番の効率的な指導になる。
 「教科書で教える」のではない。「日常授業」は、「教科書を教える」ことで十分。

●カリフォルニアの三育サンタクララ校(補習校)には、2回行ったことがある。
 現地校に行った子供たちが、4時頃からこの学校へ登校してくる。幼児から中3までの生徒。3時間の授業がある。
  そこの教頭先生から連絡がある。
 ★
 数年前、作文の相談を受けたときに、参考になる本を紹介したことがあった。
 その後、作文のシステムを小学部で作られたということ。
 次のように書かれてあった。
 ★ ★ ★
それは、
週末の宿題プリントで、
例に従って、枠内に自分の体験、考えなどを
書くと、繰り返すうちに、いつのまにか書く力が付く
というのを狙ったものです。
 
プリントは、10-20前後/年間ですが、おかげさまで、確実に力が付いてきたのが、年度末の学校文集を編集していて、わかります。
 
まだ、ブラッシュアップしている段階ですが、
子どもたちの作文に対する苦手意識が低くなり、
楽しんでいる子も出てきていると思います。
 ★ ★ ★
 うれしいこと。
 でも、この作文システムというのは、おもしろい発想。
 こんなシステムをいくつも考えて、授業に組み入れていけば、しっかりと子供たちは力がついてくるはずである。 

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