つれづれなるままに~19版になった~
●明治図書から出している『新卒教師時代を生き抜く心得術60』の本が19版になった。
20版までもう少し。
うれしいことである。
2007年に初版を出し、もう10年経っている。
この10年で19版。
売れ続けているというのが良い。
この本を見て、10年経って、また新しい初任者本を出してほしいという出版社があり、これもうれしい話であった。
再来年の2月に出版することが決定。
●算数の「ときかたハカセ」の申し込みが殺到して、あっという間に残部がなくなってしまった。
これには考え込んでしまう。
この「ときかたハカセ」は、当然先生たちが自分で作成できなくてはならない。
しかし、具体的にどう作っていくのかというのは少しの訓練がいる。
そのためには、たたき台がほしいところだ。
先日の「ときかたハカセ」の単元は、10月下旬からのもので、後半のものである。
当然、4月からの単元で1年間の算数「ときかたハカセ」があってもいいと思われる。
東京書籍だけでも、作成していけないものか。
そう思いだしている。
●12月も中旬。3学期制の学校は、通信表の作成が終わりを迎えていることであろう。
私の場合、通信表はだいたい締め切りの1週間前には仕上げていった。
そんな仕事術を持っていた。
その仕事術は、『必ずクラスを立て直す教師の回復術!』(学陽書房)に書いた通り。
だから、最後の勤務校では、ほぼ5:00に帰っていた。
その前の勤務校では、教務主任をしていたので、5:30か6:00には帰っていた。
教務主任がそんな時間に帰る学校は皆無であろう(校長にには「早く帰りますよ。それでも良かったらやりますよ」と伝えていた。それでも校長は嫌な思いであったろう)。
その時期、私が夕食の当番であったので、買い物の必要があり、その時間であった。
それでも6年の担任をやり、初任者指導の担当をやり、またフルマラソンの練習もやっていた時期である。
仕事術なのである。
これから教員は、自分なりの仕事術を持たないとやっていけない時代になる。
学校は、ブラック企業になっているが、教員の仕事はいくらでも工夫次第で簡単にすることができる。
私の工夫を学陽本で参考にしてほしい。
そうそう、12月の終わりには、もうほとんど指導要録も終えていたのである。終業式の前の放課後(空き時間がある)3時間ぐらいかけて一気に書き終える。
資料はある。通信表である。
3月には、もう一度点検して最後のまとめをすればいい。
●現場教師のとき、心がけていたことがある。
何か問題を感じたとき、次のような動きをする。
1 よく見る。
2 それが何かと考える。
3 打つ手を処方する。
4 行動する。
現場教師というのは、これを瞬時に行わなければいけない。
誰でもがやっていることになる。
ただ、漫然と教室へ行き、漫然と子供たちを見ていてはこのような行動は取れない。
そして、問題が大きくなってやっと気づくということになる。
1の「よく見る」は、日頃何を見ておくかだ。
たとえば、私は、朝教室へ行くとき、靴箱を経由していくことを日課にしていた。
それは、靴箱への靴の様子で、その子の生活の乱れが表れるからである。
たとえば、休み時間の教室の様子を見る。
一人で本を読んでいる子供がいる。
要注意。
時々図書室へ行く。
一人で本を読んでいる子供がいる。
要注意。
職員室の前をうろうろしている子供がいる。
要注意。
……
孤立している子供は要注意なのである。特に、グループから離れて一人でいる女の子は、最も危険である。
そして、2,3のことをやり、4の行動に移る。
★
子供たちのどこを見ているか。
これは決めておかなくてはならない。
ピンと来たら、躊躇しないでその子に質問するか、話し合うかをしなくてはならない。
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