えりも小へ行きました!
●台風一過。羽田へ急ぐ。
台風とぶつかって、飛行機が飛ばないとするとどうしようと心配したが、早々と去って行ってくれた。
北海道の帯広空港へ行く。
ここから襟裳へ行く。車で2時間。
私を呼んでいただき、えりも町学校教育研究会学習講座が開かれる。
近隣の小中高の先生方、えりも町の教育委員の方々が集まってこられる。
ここへ来るようになって4年目である。
2年目までは、札幌から高速バスで来ていた。
しかし、4時間もかかる。
これには懲りた。
ところが、帯広からは、車で2時間ということで、3年目からは帯広空港へ来ることになった。
★
今回もえりも町教育委員会のHさんが迎えにみえている。
襟裳へ急ぐ。
夕方の5:30頃に到着。もう日も暮れている。
いつもの田中旅館に入る。
偶然にも道教委のN政策課長がおられる。
えっ~~~ということで、名刺交換をする。
えりも町に他の仕事でこられたということ。
早速、温泉に行く。
ここの温泉はとても気に入っている。
そして、新鮮な海の幸をいただく。
風が強く、窓に吹き付ける。
その音に馴染めず、なかなか眠れない。
襟裳は風の街なのである。
★
翌日、朝7:50に迎えに見える。
1時間目に3年生のクラスで授業をする。
この時間帯に無理に入れてもらったのである。
担任のS先生と簡単な打ち合わせをして、すぐに3年生のクラスへ行く。
いつものように子供たちを笑わせて、すぐに授業に入る。
また、さまざまな収穫がある。
2時間目から4時間目までは、先生たちの公開授業を見て回る。
15分程度じっくり見ることができる。
4年間、先生たちの授業を見続けているのである。
昨年度から先生たちの授業が大きく変わってくる。
テンポのある授業。
45分で完結する授業。
確実に、先生たちの授業力が上がっている。
特に、4年目のT先生の授業(2年生)は印象的であった。
この先生の授業を初任から4年間見続けてきて、今年は大きく脱皮している様子にちょっと感激する。
①学習規律が整えられていて、ノート指導が徹底されている。
②子供へのフォロー(ほめるなど)が数多くなされている。
③子供への指示が短く、小刻みになされている。
★
その後、90分の講演をする。
テーマは「学力向上を図る『日常授業』の改善を考える」。
多くの先生方、教育委員の方が集まっておられる。
「2年目から遺言ですからと言い続けて毎年来ているわけですが、ほんとに今年は終わりです。今年度をもちまして、学校力向上アドバイザーを卒業することにしました」と話し始めていく。
学校力向上事業のアドバイザーとして6年目を迎える。
もはや、私ができることはやり尽くしている。
潮時である。
夜、教育長、校長、教頭先生たちに田中旅館で懇親会を開いてもらう。
楽しい会であった。
★
翌日、また帯広空港から帰ることになっている。
その前に、襟裳岬を見せてほしいと課長補佐のHさんに頼みこみ、連れて行ってもらう。
襟裳に3回も来ているのに、まだ一度も襟裳岬を見ていないのである。
「冥土のみやげにお願いします」(笑)と。
風速15mの風である。
「このくらいは普通の風です」と。
この上空を北朝鮮のミサイルが飛んでいったのである。
襟裳岬は、想像していたよりもでっかくて、
「これは、これは、………」
とその風景のすごさに驚く。
終わったなあという思いでいっぱいになる。
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