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幼保小の会で話しました!

   

横浜市中区の幼保小教育交流事業として行われている「保護者・地域と共に学ぶ子育て講演会」に呼ばれた。

 こういう会に呼ばれることは珍しいことである。参加者は、幼稚園、保育園、小学校の園長、校長、教職員、そして保護者。
 いつもは小学校や中学校の先生たちに話していることが、ここでは話せない。
 幼児教育について話そうとして、付け焼き刃の話をしてもすぐに見透かされる。
 
 テーマは「未来をつくる子どもの育ちと学び」ということ。
 時間は55分。
 困った!
 仕方なく小学校の教師として実践してきた話をする以外にないではないかということになる。
  ★
 「ほとんど参考になりません。ごめんなさい。」と謝って話を進める。
 1 1年生の「正体」を見つける。
 2 しつけの3条件
 3 成功した子供たちへの関わり方
 4 子供の心を動かす「言葉かけ」はどのようなものか?
 以上の順序で話を進める。
 
 予想に反して(笑)、150名ほどの参加者に真剣に耳を傾けてもらえる。
 ★
 1年生の「正体を見つける」では、4回の担任経験から彼らの正体を明らかにする。
 このブログでも書いてきたことである。
 低学年は、「その場、おもしろ、理想主義者」。
 その場主義者、おもしろ主義者、理想主義者。
 この1年生の3つの特徴を心得て、対応すればクラスはうまくいくという話である。
 ★
 しつけの3条件では、森信三先生が明らかにされた「この3つができればあとは何でもできるようになる」というしつけの3つを考えてもらい、それを提出する。
 全国のあらゆる学校や先生たちで実践され、うまくいくとあきらかにされたものである。
 「あいさつができること」
 「返事ができること」
 「椅子、靴をきちんとそろえられること」
 ★
 成功した子供たちへの関わり方では、末期癌の患者の訴え「私はもうだめなのではないでしょうか?」に、医療関係者としてどう答えていくかという話から入る。
 これには鉄則がある。
 精神科医の答えになる。
 
 「もうだめなんだ……とそんな気がするんですね」という答え。
 でも、これは答えではなく、オウム返しにくりかえしているに過ぎない。
 私は、「くりかえし話法」と名付けている。
 このオウム返しによって、患者には「私の気持ちを受け止めてもらった」ということになる。
 これが大切である。
 この「くりかえし話法」で、高学年の女子たちに対応して成功した事例を話す。
 実は、この「くりかえし話法」は、「夫婦長続きする3条件の1つ」だと話し出すと、がぜん聴衆の皆さんは食いついてこられた。
  ★
 最後の「子供の心を動かす『言葉かけ』はどのようなものか」は、岩下修先生の「AさせたいならBと言え」の事例を出す。(『AさせたいならBと言え』岩下修著明治図書)
 これも多くの先生たちが現場で実践されてきたことである。
 私たちは、Aさせたいときには、ほとんどAと言っている。
  散らばった道具類を急いで片付けさせたいときには、「早く片付けなさい」とせきたてる。
 日頃は、どうしてもそうなる。
 でも、これでは子供たちを動かせないことが多々ある。
 そこで肝心なときには、「AさせたいならBと言え」となる。
 その事例を3つだけ説明する。
  ★
 そして、最後に「しあわせになるれんしゅう」を提示する。
 「教師や保護者の皆さんが、ほんとうにしあわせでなければ、子供たちをしあわせに育てていくことはできないのです」と。
 そこで、はせがわみつる先生という方に、本を送ってもらったときに、本に挟み込んであった「しあわせになるれんしゅう」を提示する。
 こそだては(  )れんしゅう
 ふうふは(   )れんしゅう
 じんせいは(   )れんしゅう
 「(  )には何が入るでしょうか。今までの人生を凝縮して答えてください」と。
 これはむずかしかった。
 はせがわ先生の答えは素晴らしかったのである。
 感動もの。
 さて、何であろうか?
 ★
 寒い日であった。
 夜は、幼保小の先生方の懇親会に一緒に参加させてもらい、楽しい会になった。
 
 
 

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