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再び「味噌汁・ご飯」授業(3)~崖から転げ落ちている~

   現在の学校現場を見舞っている緊急事態を、例えを使って言えば、以下のようになる。

   ★ ★ ★
 多くの教師たちが、崖から転げ落ちていて、どう着地すればいいかと不安と心配に苛まれている。
 そんなときに、相変わらず崖から落ちないようにするにはどういう柵を設ければいいかとか、落ちない予防策はどうすればいいかなどの議論をしている。
   ★ ★ ★
 多くの教師たちは、崖から転げ落ちているのだ。
 だから、態勢を整えて、うまく着地できるようにしなければならない。緊急事態なのである。

 そんなときに、まったくトンチンカンな対応をしている。

●たとえば、初任者指導の先生が初任者を指導している場面。
「もっと教材研究を数多くして授業を作っていくべきだ」
「あなたの授業はつまんない。もっと楽しい授業に変えなければ、子供たちは授業に乗ってこないよ!」
「教科書を教えるような授業ではなくて、もっと教材を工夫しておもしろい授業をつくらなきゃあ!」
 ………
 
 学級で一部のやんちゃな子供に四苦八苦して苦労しているときにこんな指導をする。まともな授業にもなっていないのにである。

●たとえば、その学校の数クラスが学級崩壊に陥って騒乱状態になっているのに、研究授業で「言語活動の充実を目指して」というようなテーマを設けて取り組んでいる。
 
 もちろん、実際は研究授業をやっている場合でないことは、明らかである。だから、研究は空回りする。

 こういうトンチンカンな実例は数限りなくある。 
  ★
 多くの先生たちは、崖から転げ落ちている。
 もう転げ落ちているのに、相変わらず崖から転げ落ちないようにするにはどうするかとか、どのように柵を設ければいいかとか、そんな論議をしている。

 その証拠に、相変わらず「ごちそう授業」の提案をしている。
 
  その「ごちそう授業」の提案が、崖から転げ落ちている数多くの先生たちに届くと思っているのだろうか。

 これから新学習指導要領への対応が各学校で始まる。
 アクティブ・ラーニング(名前はなくなったが)への対応が始まっていく(もうすでに始まっている)。
 
 学級崩壊を起こしている先生たち、かろうじて学級をつないでいる先生たち、…。そんなクラスに、ALの授業が成立するはずはない。
 ますます荒れを増幅するだけである。

 学校現場は大きな転換点を迎えている。
 この認識ができるかどうか。そこにかかっている。

 

 

 

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