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再び「味噌汁・ご飯」授業(4)~緊急事態なのだ~

   ここ5年間で1000人近くの先生たちの「日常授業」を見てきた。

 
 現役の頃には想像もできないぐらいの状況であった。
 現役の頃は、ほとんど研究授業しか見ていなかったのである。
 
 研究授業と「日常授業」は明らかに違う。
 考えてみれば当たり前のことだが、その違いにびっくりする。

  参観した先生たちの7割から8割は、主として3つの授業をしていた。
 
 授業の8,9割をずっとしゃべり通していく「おしゃべり授業」、インプットの部分に時間をかけて、アウトプット部分がイイカゲンになる「学力定着不足授業」、授業のほとんどを挙手発言で済ませ、傍観者が多数出てくる「挙手発言型授業」。
 
 ほとんど教材研究をしないで、そのまま指導書を斜め読みして行う「ぶっつけ本番」授業になるので、どうしても以上の3つの授業になっていく。

 同情すべきことは多々ある。
 それほどまでに忙しさを抱え込んでいるのである。
 
 学校の仕事の最後に、やっと教室の仕事になる。
 授業のことは最後の最後である。
  ★
 多くの先生たちが崖から転げ落ちている。
 まともな「学級づくり」をしないで、授業もイイカゲンになるなら、それは必然的にそうなる。

 必要なのは、「ごちそう授業」をどのように作っていくかではないはずである。
 そんなことは現実的にできない。

 今できることは、自宅と教室とを往復しながら(限られた時間しかないのである)、それでも何とかして教室を成立させ、子供たちを授業に集中させたいと悪戦苦闘している先生たちに、届くメッセージを提起することではないか。
 私たちは、そのように考え続けている。
  ★
 まず、「学級づくり」ですよ。これが学級の土台に据え付けられれば、学級は何とか軌道に乗っていけますよ。
 そこで「学級づくり3原則」を提起した。
 
 絞りに絞り、もうこれ以上絞れないという形で提起したものである。
 初任者が実践してみて、見事なクラスを作り上げた。
 これでいけると自信をもった。

 授業は「味噌汁・ご飯」授業ですよ。
 短時間で授業準備をし(もう教材研究とは言わない)、子供たちを集中させていく授業を作りましょう。
 
 基礎的な学力もしっかり身に付けましょう。
 そのように考えて、「味噌汁・ご飯」授業の国語編と算数編を提起した。

 緊急事態なのだ。多くの先生たちが崖から転げ落ちているのである。
 
 どのように着地するか、それを共に考えようとすることなのである。

 

 
 

 

 

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