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つれづれなるままに~日野原さんが亡くなった~

●105歳の日野原重明さんが亡くなった。

 朝日新聞にずっと掲載されていたコラムの読者でもあった。「105歳 、私の証 あるがまま行く」。
 
 2002年の91歳から土曜日に掲載される連載である。
 15年続いたことになる。

 そして、2017年7月29日(土)が終わりであった。
 これは5月下旬に口述筆記されたもの。

 この連載の終わりは以下のようになっている。

 ★ ★ ★
 自宅の庭には、妻の遺骨がほんの少しばかりまかれています。亡き妻はここに静かに眠っていると思います。私の名を付けた深紅の薔薇「スカーレットヒノハラ」と、妻の名を付けた淡いクリーム色の「スマイルシズコ」も今頃、長野県中野市の一本木公園で花を咲かせていることでしょう。これからの季節は、紫陽花が美しく咲くと思います。紫陽花は丸く、ボールのような形なので、私はボールフラワーとニックネームを付けました。まだ緑色のつぼみが日に日に膨らんでいくのを眺め、ボールのような花がきれいに色づくのを楽しみにしています。これで、私からのメッセージを終わりにしたいと思います。
 ★ ★ ★
 日野原さんは、もう食べ物が食べられなくなった時期なのだろうか。 
 口述筆記である。

 最後は、大好きだった花の話題で終わり。
 最後は、こんなところへ帰っていくのであろう。

●朝日新聞の「折々のことば」に鷲田清一さんが以下のことを載せていた。

 ★ ★ ★
 潰れない選手、伸びる選手には、共通点がある。……
 それは、孤独な時間をきちんと過ごせることだ。
                    森繁和
 落合博満監督の下でヘッドコーチを務めた中日の現監督は、選手に「こうやれ」ではなく「こういうやり方もあるよ」と言ってきた。野球は自分で考え抜いてやるものだからと。人生で潰れないためには、他人とつるんだり慰めあったりするのではなく、自分にしかと向き合う「孤独」という場を内にもつことが大切。著書「参謀」から。
 ★ ★ ★

●8月1日、練馬の夏期集中講座に行く。
 テーマは「魅力ある学級づくりのポイント」。

 13:00~16:00の3時間。
 なかなかの時間である。

 講座は、30人から40人までを予定していたが、実際に集まった人数は、65人。
 会場はぎっしり。
 マイクを使うほど。

 5つの課題を設けて、グループごとに話し合い、最後に印象に残り、2学期からの実践にしていきたいものを発表してもらう。

 多くは、「2:6:2の法則」や「目標達成法」に注目される。

 「学級づくり」を土台に据えなければやっていけなくなった時代が来ているのである。

●『オックスフォードからの警鐘』(苅谷剛彦著 中公新書ラクレ)を読んだ。

 私は、苅谷さんが日本にいないのは、残念でならない。
 ずっとオックスフォード大学にいる。

 この才能をオックスフォードに取られているのは残念であるという以外にない。
 
 この本を読んで、あらゆるものが結びつく思いになった。
 「アクティブ・ラーニング」という発想は、実は、グローバル人材の育成というイギリス発の戦略に組み込まれていることがよく分かってくる。
 
 ちょっと難しい本であるが、ぜひ読み込んでおく本である。
 
 


 

 

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日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

初めまして。教員として働き始めて4ヶ月が過ぎました、3年生担任の新卒、初任者です。
周りの先生方に助けてもらいながら、ここまで過ごして来ました。しかし夏休み明けの学級経営に不安があるため、ここにコメントさせていただきます。長くなりますが、読んでいただけると幸いです。
不安に思うきっかけは、ある保護者とその児童との関係です。

まず、その児童は学級が始まった時点で、素直さがなく、反抗的な態度が目立っていました。去年の先生からの引き継ぎの際には、仕切りたがりやでどうにか自分の思い通りにしようとする子だから気をつけたほうがいい、ということでした。実際、学力や体力などの力はあるのにはぶてて手を抜き、体力テスト等で力が発揮できない場面があり、どうしたら良いのだろうと感じていました。

夏休み直前に、この保護者の方からクレームの電話があり、電話での叱責、そして次の日が個人懇談でしたので個人懇談でも罵りを受けました。この時の内容はまた詳しくお話できればと思うのですが、指導に関することではなく、私への信頼についてでした。最終的には「うちの子供は先生のことを信頼していませんからね」と言われひどく落ち込みました。このことは管理職や学年主任、保健室の先生、その他の先生方にも相談し、かなり気持ちが軽くなりました。

そして先日の登校日のことです。その児童は「黒板に書く文字の書き順が違う、お母さんが言ってた」と言ったり、わたしのほうを見ながらちょっとした問題行動(全校集会で他の子にちょっかいを出す)などといった行動を取っていました。たった1日の登校日だしな…と思い見て見ぬふりをしようとしたのですが、他の先生方にこれは注意しておくべきだという助言をもらい、注意をしました。その時は改善しましたが、何度もちょっと何かして私の様子を見ている、という様子でした。
この子は夏休み前の授業中も「誰も手を挙げてなーい」とか「そんなん授業聞かんでもわかるわ」という発言を何度かしていたため、これが夏休み明けも続いて酷くなると、周りの子達もそれに乗っかってしまい、学級が崩壊してしまうのではないかと不安に思ってしまいます。このことを思うと気持ちも休まりません。
10月のあゆみ渡しの懇談も恐怖でしかありません。力はあるのに結果が出ていないので良い成績もつけられません。夏休み前の懇談の時にテストを見せながら話したのですが、このテストが成績に関わるなんてありえない、と仰っていました。それでも保護者の方と会うのは参観を除けばあと2回の予定なのでどうにかしようと思うのですが、やはり夏休み明けの児童については悩ましいものがあります。
夏休み明けにしておくべきこと、いや夏休み中に準備できそうなことがあれば教えていただければ幸いです。

投稿: 紫陽花 | 2017年8月 5日 (土) 15時25分

 横レスながら失礼します。
 保護者に関する情報を教えていただきたく思います。

 この子は3年生ですので、過去の情報があります。
 児童については、かなり要警戒の子だなと思えます。
 私がふだんいうところの「発達障害あるいは準する」児童ですね。
(発達障害もどき・・・)

 知りたいのは親です。
 過去の親の様子がどうか、です。
 理解あったのか、既に癖がみえていたのか、です。

 確率的には、(遺伝しますので)父か母のどちらかが、児童の因子をもっています。

 蛇足ですが、(隣のクラスの子ですが)母子とも私は知っております。25年前のVTRを見ているような毎日です・・・・親の対応も基本的には25年前(のその子)と変わっていません・・・

投稿: 某教師 | 2017年8月 6日 (日) 15時44分

紫陽花さんのコメントを読んでいて、自分自身も初任者の頃、やんちゃ君対応で苦しみ、野中先生に相談させていただいた事を思い出しました。

すぐに管理職、学年主任の先生に相談されたのはすばらしいことです。初任者なのですから、できることより、できないことの方が多くて当たり前です。すぐに「ヘルプ」を出すのが大切です。「自分の責任だ」と抱え込まず、みんなで対応するのがベストです(私は、自分で抱え込んでしまい、事態を悪化させてしまいました…)。子どもだけでも大変なのに、保護者も一緒になってくると、どんな先生でも対応に苦慮されるのではないでしょうか。その点、チーム対応は欠かすことができません。
チーム対応は今後も続けられると思いますが、紫陽花さんの不安は、「やんちゃ」な子どもによって教室の空気がかき乱され、学級崩壊につながってしまうのではないか、というとこにもあるようですね。
野中先生は、4月の教室の状態は、大まかに言うと「2・6・2」の状態、つまり「教師の味方」の2割、「やんちゃ」の2割、「どっちつかずの傍観者」の6割とみることができる、とおっしゃっています。この「2・6・2」の中で、安定した学級づくりのために、特に重要な意味を持つのは6割を占める「傍観者」の存在です。この6割の子ども達を教師の味方につけることができれば、学級はほぼ100%安定します。少なくとも崩れることはありません。逆に言えば、この6割を味方につけられないでいると、学級は確実に崩壊路線を突き進んでいくことになります。その点は、肝に銘じておいた方がいいと思います。
そこで、「味方」と「傍観者」の約8割を、教師の味方につける手立てが必要になります。放っておいても、6割の「傍観者」は「味方」にはなりません。しかし、その「傍観者」の子どもたちも、安心・安全で居心地がいい学級を願っているのです。
どんなクラスにも、必ず2~3人のやんちゃな子どもがいます。その中には、発達障害の子どもも含まれていることが多いです。初任者の先生ほど、このやんちゃな子どもの対応に追われやすいと言えます。

 以下、私なりの対応の原則を述べます。

①最初の1ヶ月で、8割の子どもを味方につける。
もう1学期は終わってしまいましたが、夏休み明けの1ヶ月は、学級開きからの1ヶ月と同等以上に重要な時間です。野中先生の『必ずクラスを立て直す教師の回復術!』(学陽書房)が大変参考になります。学級開きからの1ヶ月が「金の時間」なら、夏休み明けの1ヶ月は「銀の時間」です。主に「空気と時間」を担任が統率することがポイントになります。

②「やんちゃ」な子どもを強く叱らない
しょっちゅう叱っていると、「叱る」ことの効果がなくなります。麻薬のようなもので、いつも叱っていると効果がなくなり、さらに大声で強く叱る…の繰り返しになり、いつしか効き目がなくなります。また、「叱る」ということでしかつながれなくなります。それはお互いに辛いことです。心情的につながることが難しくなっていきますから、ポイントを押さえて「ここぞ」という時に叱ってください。それ以外は流したり、声をかける程度でいいでしょう。

③トラブル時も深追いはしない
トラブルがあった時ほど、事実関係を徹底的に追及したくなります。しかし、そこにかける時間は「銀の時間」の学級づくりにかけるようにしましょう。②とも重なりますが、「ここぞ」という時、例えば相手の子どもが大きなケガを負ったり、物が紛失したりした場合などは他の先生とも連携して徹底的に事実確認をすべきですが、流せるところは流して対応するほうがいいと思います。

④自分の手に余ったら、学年主任や管理職に相談
すぐに「ヘルプ」を出すことが、初任者に最も求められる資質です(私はそれがなかなかできずに苦労しました)。教師になりたてで、学級づくりや授業づくりの力をつけている最中なのですから、すべて自分で解決しようと思わずに、すぐに助けを求めることが必要不可欠です。真面目な初任者ほど、自分で何とかしようとし、結果的に状況を悪化させてしまう傾向があります。その時には、もう打つ手がないほど、厳しい状況になっていることもあります。「ちょっと困ったな」と思ったら、すぐに相談することです。実はこれが、初任者にとって最も必要なことかもしれません。既に、先生はなさっていますが。

⑤保護者とともに「子どもを育てていく」スタンスをとる
 保護者の方もクレームを言ってくるということですが、おそらく、その保護者も子どもの対応に困っているのかもしれません。心情的に受け入れがたく、「また何か言われるのではないか」と対応に苦慮されることと思いますが、ぜひ、保護者の声に真摯に耳を傾けてみてください。「聴く」というスタンスが、いずれ、必ず信頼を育みます。もちろん、先生一人で抱え込まずに、チームで対応するのです。そして、何より「この子をぜひ伸ばしたい。一緒に伸ばしたい。」という思いを持ち続けることです。その思いは、必ず行動ににじみ出てきます。先生が担任をなさっている間には芽吹かないかもしれませんが、そうやって関わり続けたという「事実」は、必ずその後の「その子」の変化に結びつきます。日々の対応で大変な状況かと思いますが、その子を信じてみてください。

せっかくの夏休みです。一学期、たくさんのご苦労があったでしょうから、まずはゆっくり休んでください。気分転換をし、余裕が出てきたら、二学期の作戦を立ててみてください。参考になれば幸いです。

投稿: 鈴木玄輝 | 2017年8月 6日 (日) 16時15分

夏休み登校日があるんですね。お疲れ様です。
せっかくの夏休み、先生もこの時期にしっかり休めれば2学期から頑張れるのに、気になる子の生徒指導まであると気が休まらず本当に大変ですね。
さて、その子のことですが、保護者の方も問題とあって、少し遠慮してしまっているのではないかと思います。大人が避けていたり、遠慮してしまうと子どもは敏感に感じますね。もっとみてほしいのではないかと思います。
例えば、お母さんが書き順違うと言っていたと言われたら、「お家で勉強の話してるなんて偉いね。どこが違ったかな?」って聞いてみるとか。よく気づいたね、今度から気づいたときに教えてね。と言ってみるとか。
「授業聞かんでもわかるわ」だったら、おっ、すごいねー、じゃあ次のテストは満点だねー。とか。授業は教科の勉強だけじゃないからね、わかってることでも先生の話を我慢して聞くのも立派な社会勉強だよ。上司の話を失礼な態度で聞いていたら会社でやっていけないからね。我慢する力も大切だよ、と全体に語りかけるとか。
誰も手を挙げてなかったら、誰か当ててしまうとか。
その子が言ったことに対して、怒る以外にの反応の仕方を考えてみると良いかもしれません。
多分、その子に対して、紫陽花先生らしく反応出来ていないのではないかと思います。紫陽花先生という人がわかれば、どんなに合わなかったとしても、諦めて上手に付き合おうとしてくれるものです。
最初は面倒くさいなーっと思われるかもしれませんが、みてほしい、上手くやっていきたいとは思っているはずなので、その子とコミュニケーションを取り続けてみてほしいと思います。また、遠慮せず、指導することも子どもは先生は自分を見ているんだなーと感じるので大事と思います。
それが出来ればクラスも良くなるはずです。そんな気に病むことではないと思いますので、まずは夏休みゆっくりおやすみくださいね。

投稿: スイちゃん | 2017年8月 7日 (月) 11時27分

3人の先生方、コメントありがとうございます。先生方からのお言葉で、荒れていた心が大分落ち着きました。逃げたくなることもありましたが学校の先生方と協力をしながらきちんと向き合って行きたいと思っています。また、より一層他の子どもたちを大切にして関わって行こうと思います。またご相談に乗っていただくこともあるかもしれません。どうぞよろしくお願いします。

投稿: 紫陽花 | 2017年8月21日 (月) 23時18分

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