つれづれなるままに~古稀を迎えました~
8月26日 私の誕生日。70歳になった。古稀を迎えたことになる。
朝、知り合いの方から電話でハッピーバースディの歌のプレゼントをもらう。恐縮する。
教員を退職してからもう10年も経つのである。
あっという間のできごと。
また、1つ峠を越えたことになる。
西行の歌に以下のようなものがある。
★ ★ ★
年たけて また越ゆべしと 思いきや 命なりけり
小夜(さや)の中山
★ ★ ★
西行も人生を長い旅路に重ねている。
「小夜(さや)の中山」というのは、東海道の難所。
この歌を詠んだ時、西行は69歳。
かつて若い頃に越えた難所を、そんな高齢になってまた越えようとしている。
「命なりけり」というのは、そういう自分の人生を振り返っての感慨であろう。
いつか「これが自分の宿命だったのだ」と思う日がくる、それこそ「命なりけり」と思える日がくるかもしれない。そういう「いつか」を頼みにして、ただ歩き続ける。
そんな心境を歌っているのであろう。
★
昨夜は、娘や娘婿たちが誕生祝いをしてくれた。
今日は、いつものように起きて、いつもの「朝の体操」をしている。
両手振り体操や発声練習などを40分ぐらい。
これからの10年 とても思い描くことはできない。
生きているのかもままならない。
まあまあ、「命なりけり」を頼りに目の前の課題に取り組んでいく以外にない。
いつものように、前を向いて歩き続ける。
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